ソウテイガイチュウノソウテイガイ
島の中を調査しようと決めたウズラ一行だったが,まずは拠点づくりをするのだった。
ウズラが建築魔法で塀を出し,それをブウラックとサンダが中心となって補強していく。
この作業は今までの開拓作業で何回も行ってきたため,結構早く終わった。
ちなみに,昼ご飯は作業もあったため,おにぎりやサンドイッチで軽く済ませた
作業が終わり夜となってしまったため,島の中心方向への探索は明日にしようと決めたウズラ一行は,風呂に入って土を落としたあと,晩御飯を食べることにした。
晩御飯は昨日今日と作業をしたため,出来合いの海賊定食を食べた。
「領主殿,明日からはダンジョンですかね?」
「ダンジョンで確定ってわけでもないけど,十中八九はダンジョンだろうな」
「ダンジョンなら俺たちの仕事も増えるってもんだ」
「ダンジョンで仕事するですするです」
「お前らダンジョン,ホント好きだよな」
呆れながらブウラックとサンダに突っ込んでいるハチヨウだけど...
「ダンジョンが一番好きなのはお前じゃないか」
「そうですそうです」
「はいはい,ダンジョン一番好きなのは俺だ俺だ。それはともかく明日に備えて俺は寝るぜ」
ブウラックとサンダに言い返されたハチヨウはそれを認め,自室へ入って行った。
食事も終わり特にすることが無いので,ハチヨウに習い他の皆も明日に備えて眠りにつくのだった。
翌朝...
島の中心へふんわりふわふわな空飛ぶ絨毯で向かい始めたウズラ一行。
「ウズラ,なんもなくね~」
「ダンジョンが無いとか終わってるぜ~旦那...」
「終わってる終わってる」
「お前ら...そんなだらけきった格好すんなよ」
ハチヨウ,ブウラック,サンダの三人はダンジョンが無いせいか,はたまたふんわりふわふわな空飛ぶ絨毯のせいか,だらけきった格好になっていた。
「領主殿の言う通りです。みんなきちんとしてください」
「そういうお前も寝っ転がっているんだけどな...」
そんなグダグダはありつつも空飛ぶ絨毯は順調に進んでいく。
「だいたい中心付近までこの絨毯でも二日くらいかかるんだからダンジョンなんてまだまだ先だ。無理して起きてるぐらいなら寝とけ」
そう言ったら全員が絨毯に作った快適な空間に入って行った。
「え...」
ウズラは部下たちの行動に開いた口がふさがらなかったが,島の中心に向かって二日目にさらに予想外のことが起こった。
「対岸に着いちゃったよ...」
この毒沼の中の島は広大であるため,端から端まで空飛ぶ絨毯で五日くらいはかかるんじゃないかなとウズラは思っていた。
なのでこの事態は想定外中の想定外だった。
「しかもダンジョンなんて見当たらなかったし...どういうことだ?」
島の調査が完全に行き詰ったのだった。
【オネガイ】
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【カンシャ】
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これからも毒沼をよろしくお願いします。




