ケイヤクセイリツ
イヨちゃんがまき散らした水でびしょびしょになったウズラたちは着替えをすました。
「お前さ...周りのこと考えろよ」
「ごめんなさい...」ぷるぷる
イヨちゃんが水をまき散らそうとしている。
"パン"
イヨちゃんを叩いた。
「水をまき散らすな!!」
「ところでイヨちゃんって名前はアサリが付けたんだから,アサリと契約したことになってないか?」
「「「「はっ!!!」」」」
「あー!!!小娘と契約しちゃってるーーー!!!!イヨちゃん師匠と契約したい!!!小娘!!契約解除だよ!!!」
水竜をイヨと名付けたのはアサリである。
この時点で契約は成立している。
この契約は互いが同意するか,他方が死ぬかで契約解除となる。
「小娘!!契約解除だ!!いいな!!」
「ひっ!!わ...分かり」
「ちょっと待て,面白いからそのままにしておこうぜ!!」
「ハチヨウ殿!!」「小童!!」
「アサリは戦闘力皆無だから誰かが護衛しなきゃって思ってたけど,イヨちゃん以上の護衛はいないだろ。なぁ,ウズラ」
「竜が護衛か...」
「領主殿!!」「師匠!!」
「旦那,我々の負担も減りますし,俺もいいと思うぜ!!」
「うんうん」
「確かに,サンダとブウラックの負担も減る。いいな!!」
「師匠ーーー!!私は師匠の弟子であって,小娘の御守りはしたくないのだが!!」
「じゃあイヨちゃん,何であの時,俺が言ったポンちゃんじゃなくて,アサリが言ったイヨちゃんを選んだんだ?」
契約成立の直前,イヨちゃんと言ったアサリに対して,俺もポンちゃんという名前を出したのだが,イヨちゃんを選んだのだ。
「ウズラー,ポンちゃんはないだろ」
「ウズラの旦那,ポンちゃんはないだろ」
「ありえないですありえないです」
「ポンちゃんってそんなに嫌かなー?なぁ,ポンちゃん」
"バシャ"
ポn...イヨちゃんに水魔法でビショビショにされた...
またかよ...
「小娘,ありがとう。契約はこのままでいいぞ」
「はっ...はい!!」
こうして,ウズラ一行に水竜のぽn...イヨちゃんが加わったのだった。
【バンガイヘン】
"バシャ"
なんで作者までびしょ濡れにされるんだよ...
最後にちょっとだけポンちゃんって言いかけただけじゃん
ポンちゃんいいと思うけどなぁ
"バシャ"
また水をかけられた...
【オネガイ】
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【カンシャ】
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