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カワノナカカラ

【シャザイ】

投稿遅くなりすみませんでした。

先週末から少し忙しく更新できませんでした。

これからも毎日13時更新を目指して頑張りますが,こういうこともありますのでご了承ください。

 毒沼の中を行くウズラ一行は無事,川を見つけた。


「領主殿,やりましたね」


「一日目で川が見つかったのは良かった。見たところ毒に侵されているわけでもないし...ん?」


 一瞬,川がうごめいたように見えたが気のせいだったか。


「どうされました?領主殿」


「今,川が...上がれ上がれ!!!!」


 空飛ぶ絨毯の高度を上げる。


「きゃーーー!!領主殿,急に何するんですか!!!た...高いところ怖いって言ったじゃないですか!!!」


「何だ!!」


「なんですなんです」


 急に高度を上げたため,高所恐怖症のアサリは縮こまり,寝ていたブウラックとサンダが起きた。


「川の中から水の触手?なんですか!!あれは!!」


「水竜じゃないか?多分」


「り...りゅう......」ガクッ


 アサリが気絶した。

 高所と竜のダブルパンチで耐え切れなくなったようだ。


「竜ってウズラのサーチに引っかかったやつか?」


「たぶんそうだ」


「どうやら川に擬態(ぎたい)して,水を飲みに来た動物を狩るなんてことをしているっぽいな」


「旦那,川に擬態してたのはいいとして,なんか水が集まってませんか」


「巨大です巨大です」


 川に擬態していた水竜が元の姿に戻ろうとしている。


「ちょっと行ってくる」


「ウズラ!!?」「旦那!!?」「!!?!!?」


 元の姿に戻ろうとしている水竜をわざわざ待つ義理もない。

 ウズラは空飛ぶ絨毯から飛び降り水竜に向かっていく。






 水竜が狩りに失敗したのは久しぶりであった。

 そのため,大変,怒りを感じていた。


 本来,相手が川に相手が入ってくるまで水竜は動かない。

 相手が水を飲むそのときまで川になりきるのである。

 そして安心して水を飲み始めたとき,すでに狩りは終了している。

 川の水は水竜の一部であり,それを飲んでしまうと体を内部から破壊されるのだ。

 こうしてあとは捕食するだけとなる。


 久々に美味しそうな魔力を持っている獲物が来たので水竜は興奮していた。

 そのため,普段のように待つことをせず,襲い掛かってしまったのだ。

 水竜はなぜウズラ達が川へ近づくまで待たなかったのかと後悔していた。

 

 しかし,相手は空に逃げたのである。

 空は竜の領域。

 まだ獲物を捕まえることができると嬉しく思った。

 そして,擬態を解き,空へ飛ぼうと思った。


 そのとき,水竜にとって予想外のことが起こった。

 美味しそうな魔力を持つ獲物が自らこちらへ落ちてきたのである。

 ラッキーなこともあるもんだと思い,口を開いて待っていた。

 美味しい食事ができることに水竜は幸せを感じていた。




 そして,気が付くと水竜は地面に叩きつけられていた。


【オネガイ】

よろしければ「ブックマーク」や広告の下にある「評価」をしていただけると幸いです。

また,感想等もお待ちしております。感想を頂けると大変うれしいです。


【カンシャ】

第二十話をお読みいただきありがとうございました。

これからも毒沼をよろしくお願いします。

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