カイゾクオニギリ
朝になり,起きたウズラは他の4人が起きてこないため,次からはベッドのクオリティーを下げようと思った。
「お前ら起きろー」
"カンカンカンカンカン"
ウズラは一斗缶を叩いて,皆を起こす。
「なんですなんです!!」
「敵か!!」
「なにが起こった!!」
戦闘員はこの一斗缶による敵襲の合図で起きてきたが,非戦闘員のアサリだけ目を覚さない。
「よーし,みんな起きたなー!!起きてないアサリ以外で朝ご飯としよう」
そんなことを話してみると
「ちょっと待ってください!!アサリも起きました」
アサリも部屋から出てきた。
「アサリは食い意地がすごいな…」
「そんな言い方はやめてください」
"ドゴン!!"
アサリに思いっきり殴られた…
「朝は海賊おにぎりですねー!!」
「うまいですうまいです♪」
「これで今日も一日頑張れるなー」
「ウズラの旦那,香辛料と同じで海賊おにぎりも残り少ないんじゃないか?」
「王都の名店の海賊さんに毎朝通って買ったからなぁ…まだ余裕はあるけど…まぁ米もそれなりにあるし。でもさっさと拠点を決めて田畑を作りたいな」
「では拠点を早く探しにいくぞー!!」
「「「おー!!」」」
お前ら,元気がいいのは良いけど…そんなこと言うなら,早起きできるようになれ!!と心の中で思ったウズラであった。
朝はおにぎりですね!!
と言いながら私はパンも多いんですけど…
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