メーシ
毎日更新できなくてすみませんでした。
出来るだけ毎日朝9時に更新しようと思いますが,できなくなることもあります。
「お腹がへったぜ。そろそろ飯にしようぜ~」
ハチヨウがそう言うと個人部屋から皆がゾロゾロと出てきた。
「領主殿の作ったベッドが凄すぎて,ご飯のこと忘れてました!!」
「アサリ...お前...どんだけ寝るんだよ......」
「アサリ嬢...わかるぜ,その気持ち」
「右に同意ですです」
「ブウラック,サンダ...お前らまで...」
「ウズラー!!めーし!!めーし!!」
「お前はお前で...」
ここ最近は収納魔法からでき合いの料理を出していたウズラだったが...
「ほらよ」
台所に食材を出した。
「ウズラー。飯を出してくれよ。食材じゃないんだよ。俺ら疲れてるから料理できないし...」
そんな感じにぼやいたハチヨウに対して,ウズラは真顔で収納魔法に食材をしまっていくのであった。
「ウズラ!!ちょっと待て!!!飯抜きはヤメテくれー!!!」
「危うくハチヨウのせいで飯抜きになるところだったな」
「危なかったですです」
「ほんとにハチヨウ殿は...っあ,ハチヨウ殿!!つまみ食いはやめてください」
「味見だってあじ...ウズラ睨むのだけはやめてくれ...怖いぞ」
「いやーみんなの手料理は楽しみだなー。最近は王都の名店「海賊」の料理が多かったからなー」
「領主殿...あの名店を超える味は我々には出せませんよ。それに...」
「カレーですカレーです」
「サンダ殿が調理に加わると必ずカレーになりますし...」
「はいはい。アサリには蜂蜜をだしてやるよ。ほんと辛い物苦手だな」
「ありがとうございます!!領主殿!!」
こうして無事に大量のカレー料理が作られたのだった。
「いただきます」
「「「「いただきます」」」ます」
カレーを目の前にし,アサリ以外は競い合うように食べ始めた。
カレーはみんなの大好物なのだ。
「ごちそうさまでした」
食事を終えたところでウズラは思い出したことをサンダに伝えた。
「ところでサンダ,お前,香辛料使い過ぎだぞ。手持ちの香辛料もほぼ尽きかけてるし,毒沼には商人も来てくれないだろうし...」
「!!!......」
香辛料は南の国の特産品なのだ。
それを商人から高い値段で買っているのだが,サンダは一回の料理でアホほど使うので,香辛料の残りが少なくなってきたのだ。
それを伝えると,サンダは驚いた顔をし,その後,悲しんでいた。
そしてサンダは立ち上がり,ウズラの横へ来るとウズラの腕をつかみ...
グワングワンとウズラを揺らし始めた。
「香辛料を栽培するのです!!するのです!!」
「分かったから揺らすのをやめてくれ...」
「分かってくれたのならいいのですです」
こうして食事を終え,毒沼の一日目が終了をするのであった...
「ところで香辛料ってどうやってそだてるの???」
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