タドリツイタ
ようやくたどり着いた...。
「ついたぞー」
無事に毒沼の中の島にたどり着いたウズラは,天気が良かったのか絨毯の上でお昼寝をしている部下を起こすウズラ。
「ところで,こういうときの見張り係って部下がやるんじゃないの???」
部下が即効で寝始めたため,見張り係をやることになった。
このことにウズラは釈然としなかった。
「お前らはやくおきろー」
「ウズラーこの絨毯最高に気持ちいぞ。お前も寝よーぜ」
「ウズラの旦那,まだ寝たい」
「寝たいですです」
「りょうしゅどのー,まだお昼寝タイムですぅ...」
なんかムカつく。こいつら一体何様なんだ。
「早く起きろーーー!!!」
ウズラは絨毯をひっくり返した。
"ゴロゴロゴロ…ドシーン…"
「ぎゃー」「痛いよ」「急になんですなんです」
「ひどいのはお前らだ!!!普通,領主に見張りやらせるか?特にブウラックとサンダ,お前斥候係だろ」
「だっていちばんつよいですつよいです」
「そうだよなー!!ウズラの傍がこの世で一番安全だもんなー」
「ハチヨウまで...」
「まあまあ,ウズラの旦那。みんな,旦那のことを信頼してるってことだよ」
「まぁそれならって...騙されないぞ。いいように言いやがって!!!ブウラック......そして,いつまで寝てんだーーーーー!!アサリーーー!!!」
"ぺチん"
「...う~ん。痛いですぅ,領主殿」
「お前ら,ここは未知の領域だぞ。少し暗い危機感を持て!!!」
少しウズラはイラついていたが,こうして,無事みんなで毒沼の中にたどり着いたウズラ一行であった。
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