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お月様は見ている  作者: 坂本瞳子
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はは。

カウンター向こうのおねぇさんは、あたしが彼女をしっかり掴んでるのを確認すると、お勝手口を開けてガタガタとこっちへやって来た。

折り畳みの椅子を開いて青いハイヒールの女を座らせると、あたしにも折りたたみ椅子を開いてくれた。


「はは。」

椅子に座るとカウンターはちょうど顎ぐらいのところ。


青いハイヒールの女は両方の肘をやっとカウンターにかけて右と左の腕をクロスさせ、真ん中に顔をうずめてる。


カウンター向こうに戻ったおねぇさんはあたしに合わせるように笑った。

「はは。」

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