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お月様は見ている  作者: 坂本瞳子
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視線

コトン。


カウンター向こうのおねぇさんは二杯目のシンガポール・スリングを青いハイヒールの女の前に置いた。

彼女は慌てずに両手で冷たいグラスを包むようにもって、そっと口元へグラスを運び、ゆっくり、ゆっくりと口を開いた。

呑むかと思った瞬間、あたしの方を向いた。

瞬時にあたしは目を反らした。たまたま、カウンター向こうのおねぇさんを見ちまった。

おねぇさんは少しぎょっとした感じで顎を引き、さりげなく視線を床に向けた。


青いハイヒールの女は何も言わず、また、グラスを口元へゆっくりと持って行った。

下唇が下方向へ向かって下げられ、正にグラスの縁に触れるだろうその瞬間、またもや私の方へ視線を投げた。

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