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お月様は見ている  作者: 坂本瞳子
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向かい側

月明かりの向こう、ビルの8階辺り、フロア全体にまだ灯りがともっている。

人の影は見えない、今のところ。

1階から7階までも、9階から11階までも、真っ暗。

8階だけ、灯りが点いている。人影は見当たらない。

月明かりが差し込まない8階、だって、灯りが点いてるから。


真夜中の零時二八分、ベランダの向こう側、真正面の中くらいのオフィスビルの上の方、8階だけ、電気が点いている。

もう終電もないだろうに、まだ働いているらしい。


彼の人も、ふと窓辺に立ち、束の間、月を眺めただろうか。

足早に流れゆく灰色の雲ならば、見ているだろうか。

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