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初視聴者

さっきまでずっと一人だったカウンターが二人になっていた。誰か見に来てくれた? 実質初の視聴者が来たことにちょっとだけうかれたボクは、思わずカメラに向かってぱたぱたと手を振ってみた。


するとコメント欄にメッセージがポンと表示された。


『えっと……これvtuberの配信でいいのかな?』


なんでよ。


「いや、見ての通りナマモノだよ?」

『いやいや、リアルタイムでAIか何かで表示しているいんでしょ? 何かの新技術?』


なんで頑なにバーチャルだと思うのか。確かに最近の技術の進歩は強くてそういった技術もあるみたいだけどさ。だけどVtuberと思われるのは非常によろしくない。ボクの一番の売りはこの外見なわけで、それがバーチャルのものだと思われると言っちゃ悪いが価値が落ちてしまう。以前お姉ちゃんに言われた通りバーチャルだと外見だけではあまり売りにならないからね。


なのでボクは生身であることを示すために自分の頬をつまんでひっぱった。


「ほらほら、どう見ても生身でしょ? それにボクあまり詳しくないけど、さすがにどっかに映像の乱れとかでるんじゃない?」

『え、マジでリアル外見なの?』

「そうだよー」

『マジかー……ごめんなさい、あまりにも可愛すぎて現実感がなくて』


……まさかのスペック高すぎてバーチャルと思われるとは。確かに今のボクは超美少女だけどさー。


『いやでもさ、そこまで美少女なら配信とかしなくてもスカウトされるでしょ? それとももうモデルとかやってたり?』

「あーボクの住んでいるところ超ド田舎だから。そういうスカウトの人とか絶対いないと思うよ」

『ええ……どんだけ田舎に住んでるの』

「ぶっちゃけていうと山間地の限界集落。どの辺りかは教えられないけどね」

『なんともったいない……いや、そういった環境だからこそこれほどの外見に?』


なんか考察されておる。さすがにその辺は環境関係なくない? てか今のボク肌白いけど、こういった環境だと表で遊ぶだろうからもっと肌は焼けているんじゃ?


『初見』

『サムネにつられて』


そんな事を考えている間にまた視聴者が増えた。追加で3人だ。何の宣伝してなくても人は来てくれるもんなんだねぇ。ありがたい。


『中学生? 小学生? 随分若いね?』


あー、やっぱりその辺聞いてくるよね。これに関しては年齢詐称した方が希少性は高くなりそうだけど、その分行動にいろいろ制限がかかりそうなので、実年齢の方でいく事を決めていた。


「年齢よくそんな感じで取られるんだけどさ……実はこれで成人越えてるんだよね」

『マジで!?』

『その外見で成人済み!?』


まぁそういう反応になるよね。ボクも第三者として見たらそう思っていたと思うし。


「ちょっと証明できるものないけど、お酒も飲める年齢だよー」

『その外見でお酒飲んでる姿は、かなりアカン感じが……』

『補導とかされない? 大丈夫?』

「あはは、住んでるところは概ね皆知り合いだから大丈夫ー」


何せ1桁人数しかいない上に毎日あってるからね!


『究極の合法ロリを見た』

『伝説の始まりを見た気がする』

『チャンネル登録しました。記念すべき1人目じゃないのが残念だけど』


チャンネル登録一人目はお姉ちゃんで確定してたからね。どんだけ早く配信に来ていても無理です。


『ところでボクって呼んでるのってキャラづくり? それとも普段からそう呼んでるの?』

「普段から。ボクって結構がさつでさ。口調とかも男っぽくてさ、この辺りもう少し女の子らしくしていけたらいいなーって」

『それをすてるなんてとんでもない』

『やばい……こんな漫画のヒロインみたいな子が本当にいるとは……ファンになります』

「あはは、ありがと」


そんな感じで質問に答える感じで雑談を続けていくうちに、最終的に配信を終える頃には気が付けば視聴者数は50人くらいになっていた、


結果として自己紹介動画に使えそうな内容もとれたし、初配信としては上々の結果だったのでは。

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― 新着の感想 ―
更新ありがとうございます。^_^ 「それをすてるなんてとんでもない」で笑いました。 合法ロリTS僕っ娘女神配信者。属性が渋滞しておりますな。だが、それがいい。
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