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そうなるわよね、結局

大変申し訳ございません、一話飛ばして投稿しておりました!

この話が15話目で、「神の奇跡の使い方」は16話となります。

……しかし事実ではあっても面と向かっていうのはちょっと恥ずかしい。そう感じたので顔を背けると、姉貴がぎゅっと俺を優しく抱きしめて来た。


「ふふ、嬉しい」


そういや姉貴、俺が小学生くらいまではよくこうやって抱き着いてきたなーと思い出していると、彼女はゆっくりと体を離してから口を開いてきた。


「こういった力は、特定の相手以外には使っちゃいけないのね?」


俺はこくりと頷いた。


「この世界の神の信仰を奪うような事をするわけにはいかないのは当然として。それを抜きにしてもこっそり多少のけがを治すくらいならいいらしいけど、人の生命に関与したり、体を作りなおしたり、本来不可能な回復とかはしちゃいけないらしい。この世界は俺の世界じゃないから、あまり運命とかそういったものに関与したりするのは不味いらしいんだ」

「私に対してはいいの?」

「物語でも神の愛し子とかあるでしょ? あーいう扱いで特定の相手ならいいそうだ」

「あら、じゃあ私は冬樹の愛し子ってことね」


姉貴もそういった物語を読む(というかお互いにお薦め紹介しあったりしてる)ので呑み込みが早いのは助かるが、ニヤニヤした目を向けないでください。


「それと、あくまで俺はこの世界より格の低い世界の新人神になるから、この世界ではそこまで強い力は使えない。例えば天災を防ぐとかは無理だね」

「ちょっとした超能力者程度に考えておくくらいがいいかしらね」

「それでOK」


その程度の使い方なら問題ない事は最高神にもこの世界の神からもOKが出ている。とんでもない無茶振りの仕事を引き受けたんだ、これくらいの利は得させてもらってもいいだろう。まぁちなみにGP溜めて使えるようになってもさっきの越権行為の絡みで使えないけどな。


「病気になったら遠慮なく言ってくれ。大抵の病気なら治せるハズだから」

「心強いわね。……その能力を使えばいくらでも信仰は集められそうだけど、そういうのは駄目なのよね?」

「うん、NG。宗教の教祖とか絶対ダメ」

「となると、やっぱりそういった信仰を一番集められそうなのはアイドルかしらね。今の冬樹の外見なら全然目指せそうだし……幼すぎるところはあるけど」

「アイドルは今から目指すには先が遠すぎるだろ。自称最高神の話を聞いている限りそこまで悠長にやってるわけにもいかない気がするし」

「まぁ、上手い事オーディションを受けて採用されたとしても即デビューできるわけじゃないからねぇ」


姉貴の言葉に、俺は頷きを返す。


今の俺の外見"だけ"見るなら、アイドルになれるしある程度の人気も出るだろう。そう、"外見だけ"見れば。


当然といえば当然だが、今の俺にはそれ以外のアイドル的なパラメータはまるで存在していない。歌唱力も、演技力も。人を沸かせるトーク力もないだろう。だからいくら外見が良かろうが確実にオーディションに受かれるかはわからないし、受かったとしても当面はレッスンをさせられるハズだ。

そんな状態で信仰を集められるとは思えないので、正直ダイレクトでアイドルというか芸能人を目指すルートはないと思っている。


なので日中考えた通り、取れる選択肢は実質一択だ。


「配信者をやるとしかないと思うんだよな」


「……そうなるわよね、結局」


配信者ならぶっちゃけた話WEBカメラとマイクを買って来れば今すぐにでも始められるハズだ。

いきなり万単位とかはさすがに思ってないけど外見パワーだけで数百とかはいけるのではないかと思っている。……ネックは幼さだなぁ、これが高校生か大学生くらいの外見だったらかなりいけたと思うんだけど。胸はほどほどにあるけど……


そう思いつつ自然を自分の胸元に送っていたら、姉貴が眉を顰めて口を開いた。


「配信者をするにしても、迷惑系やえっちな奴はできればやめて欲しいんだけど?」

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