第五話:覇龍は堕龍
ぐだぐだ
「主様儂をもっと虐めて欲しいのじゃ~」
何故こうなった、、遡ること数十分
「てか中々起きないなこの龍」
『起きないですねぇ』
「どうしよう色々聞きたいことあるんだけどなぁ」
その瞬間爆発が起こったかのような煙が出てきた
「なんだこれ?!」
『あ、煙が無くなりそうですよ』
「あ、本当だ」
煙が晴れたが龍が居なくなっていた。その代わり一人の赤髪のワンピースを着ている美少女がそこにはいた。ただし尻尾と角が生えてるが
ん?なんか走ってきてるぞ!?
「主様~!」
「えっと君は誰?....主様?」
「儂はさっきの龍じゃ!」
「え?」
「なんじゃ信じれないのか?『ほれ』」
「本当なんだ、、、、それにしても主様ってなに?」
「儂は一度でも勝負で負けた相手に忠誠を誓うと決めておったんじゃ!」
にわかには信じがたいがまぁ本当なんだろう
「えっと名前はフランで良かったか?」
「そうじゃ!」
『じゃあ私もフランちゃんって呼ぶね!」
お前は聞こえないじゃん
「なんじゃこの声は?」
って聞こえるのかよ!
『私は燐ちゃんの知恵の神ってスキルなんだけど、名前とは違うからメティウスのメティちゃんって呼んでね!」
「"メティウス"かのう、まぁそれは良いんじゃ。主様虐めて欲しいのじゃ!」
は?何言ってんだこいつ
「儂は全然痛みとか感じなかったんじゃがさっきのブリザードは痛かったんじゃよ。初めての痛みで凄く気持ちよくてさっきは気絶しちゃったんじゃ!」
「えっとつまりはドMってこと?」
「自分では自覚出来てなかったんじゃけどそうなのかもしれぬな、ってことで虐めて欲しいのじゃ!」
「メティちゃん行こうか!」
『そ、そうだね」
「はぁはぁ放置プレイも良いもんじゃのう」
ロリっ娘がはぁはぁ言ってるのはダメだろ。絵面的に
「てか主様たちはどこ行くんじゃ?」
「俺たちは街に行こうと思ってるんだけどここから近い街ってどこらへんにあるかわかるか?」
「ここからだとメイルじゃな」
「そこまで案内してくれるか?」
「わかったのじゃ」
ありがたいな、俺たち半迷子で歩いてたからな
「てか主様隠蔽スキルは取らないのか?」
「隠蔽スキルか?」
「うむ、主様はちょっとばかし目立つんじゃよ。隠蔽スキルを取ったらステータスを見られることが無くなるのじゃ。わしも取っておるぞ」
「だけどフランのステータスは見れたぞ?」
「主様の知恵の神ってスキルが性能良いだけじゃよ」
「そうなのか」
じゃあ取ってみるか、メティちゃんも取った方が良いと思う?
『絶対取った方がいいよ、今のままだと目立っちゃう』
じゃあ取るか
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最後まで読んでいただきありがとうございます
多分ようやく次街行きます