クリスマス特別編:異世界のクリスマスの過ごし方
本編のIF的な感じなので緩く見てください
転生してから何度目かのクリスマスになった。
こちらの世界ではクリスマス的な物は有るらしいが宗教とか関係なくそういう文化が根付いているらしい。
内容は宗教が関係しないって言う面以外は地球と同じだ
俺達もクリスマスパーティーのため買い出しに来ている。
「メティは今年もローストビーフとかそういうの作るのか?」
「まぁそうだろうな」
「メティはいつもは料理など全然作らぬがこういうイベントごとの時は絶品の料理を作ってくれるから楽しみじゃ」
フランがこんなに褒めるのにも理由がある、メティちゃんは物凄く料理が上手なのだ。
これは流石創造神パワーってところだろう。地球に居たらすべての料理コンテストで総なめ出来るレベルだ。
「っとこんなもんで良いかな」
「そうじゃな結構買ったし良いとおもうぞ」
俺たちは買い物を切り上げ我が家へと戻る
我が家にはエプロン姿のメティちゃんが立っていた
「メティちゃん買い物終わったよー」
「お疲れ様!何買ってきたの?」
「七面鳥とローストビーフ用の肉と野菜とか他は適当に買ってきたよ」
「オッケー今からじゃあ作るから待っててね」
非常に楽しみだ
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メティちゃん手作りの料理が来た
一呼吸するだけでよだれが垂れそうになる
ちらっと横を見るとそこにはよだれがドバドバ垂れてるフランが居た
「早く食べたいのじゃ」
「じゃあ食べるか」
「「「いただきます!」」」
「この鳥美味しいのじゃ!」
「ちょっとフランちゃん取りすぎ!私の分が無くなっちゃう!」
「ローストビーフも美味しいな。ありがとうメティちゃん」
「そんなことないよ~いつも燐ちゃんが作ってくれてるお礼にって感じだからね!」
メティちゃんは照れながらそう答える
そのあとは他愛のない雑談をしつつご飯を食べ終わった
「そういやケーキも作ったから持ってくるね」
メティちゃんはそう言って台所の方へと向かいケーキを取りに行く
ケーキは俺が一番好きなフルーツタルトだった
「フルーツタルトなのじゃ!」
そういえばフランもフルーツタルトが好きだったな
「飲み物はコーヒーか紅茶が有るけどどっちがいい?」
「うーん俺は紅茶かな」
「儂も紅茶が飲みたいのじゃ」
「わかった、淹れてくるね」
パパっとお湯を沸かし紅茶を淹れる、因みにメティちゃんはコーヒーを飲むっぽい
「淹れてきたよー」
「ありがとう」
「ありがとうなのじゃ」
「飲み物も来たことだしケーキ食べますか!」
「「おー!!」」
酸味と甘さが絶妙にマッチしていて本当に美味しい
そんなことを思っていたら不意に
「おかわりが欲しいのじゃ!」
え?もう食べたの?速すぎだろこいつ
「おかわり有りなの?俺の分全部食べられそうなんだけど」
「一人二回まではおかわりできるようにしてあるから。大丈夫だとは思うよ」
よかった~
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ケーキを食べ終わり。俺たちはお待ちかねのプレゼント交換会を始める
「じゃあ始めよー」
「じゃあ私から行くね」
そういって取り出したのは可愛らしい豚と狐のぬいぐるみだった
「え、可愛い!」
「これは愛でたくなる可愛さじゃな」
「でしょでしょーこれ自分で作ったんだよね。豚の方がリンちゃんで狐がフランちゃんね」
「ありがとうなのじゃ」
「ありがとうな」
俺はベッドに置こうかな今後は
「じゃあ次は儂の番じゃな。儂は指輪じゃ」
そういいフランは水のように濃く透き通ってる青色の宝石をはめている指輪を三つ出した
「儂はそれぞれ違うとかではないんじゃが、その代わりこの三人で同じ指輪を付けたいと思ったのじゃ」
「それいいね!どこの指に着ける?」
「一応サイズはそれぞれの左手の薬指のサイズに合わて作ってもらったぞ。しかも薬指は創造を象徴しているらしいのじゃ、儂たちにピッタリだと思うんじゃ!」
地球の時にそんなことを聞いたことは有ったがこっちの世界にもそういうのは有るんだな
「良いじゃんそれ!しかも左の薬指だから結婚指輪みたいで素敵だね、もっと三人の愛を深めていこう!」
そんな感じで俺たちは左の薬指に指輪を付けた
プレゼント交換も残すは俺だけとなり
「最後は俺だな。俺はネックレスだな」
メティちゃんには白色の宝石がはめ込まれているネックレスを、フランには黄色の宝石がはめ込まれているネックレスを渡す
「フランとちょっと被ったけど俺も装飾品にしたよ」
「嬉しいのじゃ!主様」
「リンちゃんありがとう!」
こんな感じで今年のクリスマスも終わった
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全員の贈り物の意味を調べてみても面白いかもです
今後もイベントが有ったらそれを題材に書いてくつもりです
最後まで読んでいただきありがとうございます