十種ヶ峰
掲載日:2020/11/21
ひとつ ひるから びくついて
ふたつ ぶるぶる ふるえるて
みっつ みんなに みすてられ
よっつ よいどれ よいしぐれ
いつつ いつでも いらついて
むっつ むかつく むねのおく
ななつ なつぞら なきはらし
やっつ やすざけ やまかがし
ここのつ このみち ころげおち
とうで とうとう とくさがみね
■□■□■□意訳■□■□■□
昼間から見えない影に怯えている
自分の手がぶるぶると震えている
とうとう皆に見捨てられてしまった
酒ばかり飲んでいたら宵時雨が降ってきた
くそ、苛つきが止まらない
胸の奥からムカつきが押し寄せてくる
なぜか夏空を見ると涙が止まらない
山棟蛇を漬け込んだ安酒が旨い
ああ、ついに人の道から転げ落ちてしまった
とうとう故郷の十種ヶ峰の幻を見るほどに




