表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
推しが俺の妹に!?  作者: 青獅子
第2章
6/18

第4話

夏休みに入った。父さんの再婚から4ヶ月が経ち、楓さんやさーやんとの暮らしには流石に慣れたかな・・・と思い始める。俺もさーやんとはだいぶ距離が縮まり、今ではかなり仲のいい兄妹になっている。そんな8月のある日の夕食後、俺とさーやんは父さんからあることを言われた。




「今日、プールのチケットを4人分貰ったんだが、父さんも母さんも当分行けそうにないからあげるわ。お前らで誰か誘ってこい」




父さんはそう言い、机にプールのチケット4枚を置いた。




「俺は大丈夫だけど、沙弥香はいつ休めるかどうか・・・」




俺は父さんにそう言い、さーやんにいつ休みなのかを訊ねた。とりあえず尋ねたところ、さーやんは夏休み1日だけ休みの日があった。とりあえずこの日に行こう。


そして余ったチケット2人分で誰を誘うか。まずはアリ姉を誘った。するとアリ姉は「その日なら大丈夫」と言ってくれた。そしてあと1人誰を誘うか。散々悩んだ挙句、明日香を誘うことにした。でもあいつ部活で忙しいからなぁ。そう思いつつ、明日香にLINEを入れる。すると明日香は、「その日なら部活ないよ」という返事があった。




◇ ◇ ◇




俺達4人は電車に揺られながら、目的地のプールに着いた。このプールは関東最大級の室内プールで、夏休み中は屋外施設も開放される。この日は平日とはいえ、夏休み中ということもありオープン前からかなりの客が列を作っていた。




そして朝9時、オープン。俺はまず4人分の荷物(浮き輪とか)を抱えて、プールサイドの6人分の椅子があるテーブルに向かった。荷物を置くと先に更衣室で水着に着替える3人が来るまでそこで待機する。そして30分後、水着に着替た3人が現れた。


3人は義妹・いとこ・幼馴染みで決して恋愛には発展しないと思うのだが、3人とも綺麗だ。テレビで見る芸能人に見劣りしない。特に水着姿の明日香は、3人の中ではずば抜けて豊満なボディで、男が絶対食いついていくようなバストだった。それに引き換えさーやんとアリ姉は・・・2人の名誉のため、何も言わないでおこう。




3人がテーブルの椅子に座ると、俺は更衣室で着替えを済ませた。男の着替えは短時間で済む。そしてシャワーを浴び、3人が待つプテーブルへ向かった。


プールでは3人が「ナンパされたら困る」と僕に言ってきたため、常時4人で行動することになった。俺はせっかくなのでまず、屋外にあるウォータースライダーに誘った。このウォータースライダーは「水のジェットコースター」と言われ、関東最大級の規模だという。




・・・で、そのウォータースライダーには5回乗った。俺とさーやんはさすがにもうこれ以上は乗れないと言ったが、アリ姉や明日香はまだ乗りたいと言う。結局アリ姉と明日香はそのまま引っ放して、俺とさーやんはプールサイドに戻った。アリ姉と明日香がいると余計に疲れる。


プールサイドで休憩を取っている間、俺はトイレに向かう。そしてトイレから出て売店で飲み物と軽食を買うため列に並んでいた時、後ろから肩を叩かれた。俺はすぐ後ろを振り向く。後ろを振り向くと、ルックスの整った女性がいた。綺麗な長い黒髪となぜか似合う水着姿が特徴的だった。どうやら俺はその女性に肩を叩かれたらしい。歳は俺より年上、20歳くらいだと思う。しかしこの女性、どこかで見覚えがあるような・・・




「そこの君、私と遊ばない?」




その女性は俺にそう言ってきた。なんか俺、逆ナンされました。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ