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付与術師の異世界ライフ  作者: 畑の神様
魔人襲来編
85/93

エピローグ

リンに関して少し唐突な設定が飛び出す可能性がありますが、ご容赦ください。

過去に書いたと思っていたのに入っていなかった彼女の背景です。

近いうちにその件で過去の部分にも加筆・修正が入るかもしれないので、その時はまたご連絡いたします。

 


 夜が明けて、今日明日中には復興作業も終了するだろうという目論見が経って来た日のお昼。

 彰は重要な話と、これからの展望を決めるため、パーティーメンバーのリンとノエル、それから第二の家族であるマリナ、エリックを家の中に集めていた。

 いつもならここにエマが加わるところであるが、今回は話の内容が内容の為、他の子どもたちと共に遊びに行かせている。

 もちろん彰としても無理に隠し続けるつもりはなかったが、伝えるのか、伝えないのか。伝えるとしたらいつ伝えるのか。といったところはマリナ達に一任したいという思いが彼にはあった。

 そのため、現在マリナ達一家の家の席には彰、リン、ノエル、エリック、そしてマリナの五人が座っていた。



「それでアキラ、大事な話があるってことだったけど……聞かせてもらえるかしら?」

「ああ、もちろんだ。だけど、もしも、この話を聞いて、何か自分達に不都合があると感じたなら、その時は遠慮なく俺達を切り捨ててくれ。マリナさん達の為になるなら、俺はそれがどんな選択でも受け入れるつもりだから……」



 マリナの問いに神妙な顔つきで彰は答える。

 それはこれから話す話、彰が現在王都において“指名手配”されているという事実が王都近辺のこのタール村で暮らす彼女らに不都合を与える可能性があるかもしれないと理解しているからだ。

 だが、そんな普段とは違った様子を見せる彰に、エリックが笑顔で答えた。



「アキラ君、私達を見くびらないでくれ。君は私達の息子だ。それに君達は私達の危機にいち早く駆けつけて、そして命を救ってくれた恩人でもある。そんな君を見捨てるようであれば、私達はもう人として、いや、親として失格だよ」

「ええ、私も同じ意見よ。例えあなたがどんな事情を背負っていようと、あなたがしてくれたことへの恩は必ず返すし、どんなものでも受け入れる。そう例えば、あなたが“異世界から来た”という話を受け入れた時と同じようにね。きっと村の皆も同じ気持ちよ? だって私達はあなたに……あなた達にそれだけのものをもらったのだもの」

「~~~ッ マリナさん、エリックさん……ありがとう」

「うふふふ。あらあら、アキラにとって私達は家族なのでしょ? だったらもっと違う呼び方をしてもいいのよ?」

「そうだね、アキラ君……いや、アキラ。何と言っても、君はもう私達の“息子”なのだから」

「えっ!? あ、え、えっと……」



 彰は思いもよらぬ優しい言葉の数々に動揺していたが、やがて、二人の言葉の意味を理解すると、ゆっくりと口を開き、たどたどしくも告げた。



「えっと、それじゃあ……父さん、母さん、ありがとう……」

「うふふ、どういたしまして」

「いつでも父さんを頼ってくれていいんだよ? ハハハ」

「ほらあなた、調子に乗らないのっ」

「はは、すまんすまん、なんか嬉しくてつい、な……」



 本題に入っていないのにも関わらず、むず痒いムードに包まれるテーブル。

 それは間違いなく心地のいい空間に違いなかった。

 しかし、とはいえいつまでもそうしているわけにはいかない。

 その光景を優しげに静観していたノエルも流石に本題に入るように彰に促した。



「……アキラ。本題、入らないと……」

「ああ、そうだったな。悪い悪い。ありがとうなノエル」

「……えっへん、このくらい、彰のパートナー、このくらい当然」



 少し誇らしげなノエルの頭を彰は優しく撫でてやった。

 すると、ノエルは小さく『うにゃぁ~』と唸りながら嬉しそうに目を細める。

 その光景をリンが少し羨ましそうに見つめていたが、彰はそれに気づくことなく、再び真剣な表情に戻ると、本題に移った。



「今日二人に集まってもらったのは他でもない。今の俺の王都における現状を説明する為なんだ」

「……王都における現状?」

「それはどういうことなんだいアキラ?」



 彰の言葉に怪訝そうな顔をする二人。

 言わなければならない。

 受け入れると言ってくれた。

 家族だと言ってくれた。

 息子なのだと言ってくれた。

 だが、例えそのことを頭で理解していても、体が告げることを躊躇ってしまう。

 もしも見捨てられたら、もしも突き放されたら、そんなあり得ないはずの事が頭を過ってしまう。

 そんな姿を見かねたのか、リンが心配そうに彰へと声をかける。



「アキラ……」

「……大丈夫だリン。心配してくれてありがとうな。もう、大丈夫だ」


 

 心から自分の事を思って心配してくれたリンのおかげで、決意が固まった。

 そうだ。自分にはリンとノエル、信頼できるパートナーの二人がいてくれる。

 なら、何の心配もいらない。彼女たちが居てくれればきっと自分は大丈夫だ。

 だから……決意を胸に、彰は口を開いた。



「父さん、母さん。俺は今、王都では指名手配されているんだよ」

「指名手配……? アキラ、それはいったい……」

「どういうことかは説明してもらえるのよね?」

「ああ、もちろんだ。そもそもの発端は―――」



 そうして、彰は一連の勇者に関する事件の全てを話した。

 リンとノエルが勇者に目をつけられたこと。

 二人を奴隷にしようと襲ってきた勇者を彰が返り討ちにしたこと。

 召喚された勇者がただの一般人に倒されたとあっては王都の威信にかかわるということで、勇者を倒した彰に詳しい事情を伏せた上での指名手配がかけられたこと。

 二人は最初、それを黙って聞いてくれた。

 そして、



「―――そういうわけで、俺は王都では絶賛指名手配中ってわけなんだ」



 彰は全てを語り終えた。

 この件に関して、彼が二人に隠していることは最早無い。

 二人はどういう気持ちで自分の話を聞いていたのだろうか。

 怒るだろうか。嘆くだろうか。呆れられるだろうか。

 彰は恐る恐る二人の顔を覗き込み……絶句した。

 理由は一つ、二人は予想していたうちのどれでもなく、ただただ目に涙を浮かべていたからだ。



「え、父さん、母さん……どうして泣いて……」

「アキラ、辛かったわね……間違ったことをしていないのに、そんな目にあって……あなたは、あなたは……」

「アキラ、何も恥じることはない。君は立派なことをした。二人を守り通した。それを誇っていいんだ。誇って、いいんだよ……」

「父さん、母さん……ありがとう、俺にはその気持ちだけでも十分すぎるよ……」



 気が付けば、彰の目にも涙が浮かんでいた。

 しばらくの間、涙を流す三人。

 そして、やがて気持ちが落ち着いてきたころ、マリナが再び口を開いた。



「それでアキラ、あなたはまたどこかへ行くのかしら? 今の話を聞く限り、王都に近いこの場所にはそう長くはいられないんじゃない?」

「ああ、今でこそ王都はまだ立てこもりを続けているけど、それも時間の問題だ。

 現れたはずの魔人と、奴が率いていた魔物の軍勢がいなくなったことに気づけば、そう遠くないうちに王都から兵隊たちが調査のためにやってくる。

 そうなれば、彼らがこの村まで来る可能性はそう低くない。

 それでも村の復興が終わるまではと思ってたけど、それも直に終わる。

 なら、俺らは皆に迷惑をかけないためにも、ここから離れる必要があるだろうさ」

「アキラ、行き先は決まっているのかい……?」

「それはまだ―――」

「アキラ、それならボクに案があるんだけど……いいかな?」



 エリックの問いかけに対し、彰が行き先がまだ決まっていないことを伝えようとしたところ、横からリンの声がそれを遮った。

 彰としても案があるなら特別聞かない理由は無い。

 突然の提案に多少驚きながらも、彰はリンに続きを促すように言う。



「うん、ありがとう。ボクからの案っていうのはね、次の行き先をできればボクの故郷にしないかなってことなんだ」

「……リンの故郷、それはつまり……エルフの里?」

「うん、そういうことだよ。ノエルちゃん」



 リンはいつになく真剣な顔でノエルの意見を肯定する。

 確かに、これは元々の彼女の目的でもあったのだから当然なのかもしれない。

 彰は半ば得心しながらも念のためリンに理由を問うことにする。



「なるほど、一応理由を聞いてもいいか?」

「うん、正直一番の理由は早めにボクが無事なことを報告してあげたいってことなんだけど、理由はそれだけじゃない。エルフって種族はね、魔法のエキスパートなんだ。だからもちろん魔法に関する情報も多いんだ。そこならもしかすると―――」

「俺の元の世界に帰る方法、それに関する情報が得られるかもしれないってことか」

「うん、つまりはそういうことだよ。……どう、かな?」



 不安そうに彰達の判断を伺うリン。

 思えば、彼女は元々攫われて奴隷にされかけ、自力で脱走した身だ。

 この願いは当然のものだろう。

 そもそも、彰もいつかは連れてゆくつもりであったのだ。

 ただそれが早いか遅いかというだけの話。

 ならば、早くなったところで問題などないだろう。

 加えて、彰自身の目的にも合致するとなれば、彼に否定する理由など無かった。



「……うん、いいんじゃないか? ノエルはどう思う?」

「……私はアキラについていくだけ。アキラがいいなら、私も異論はない、よ」

「よっしゃ決まりだ。父さん、母さん、そういうわけだ。俺達、次はリンの故郷、エルフの里に行くことにしたよ」

「そう、また行ってしまうのね……」

「もう少しゆっくりしていけば……すまないね、これは君を悩ませてしまうだけか」

「いや、気持ちは凄く嬉しいよ。ありがとうな、父さん、母さん」



 二人の気遣いは素直に嬉しく、彰は思わず笑顔になってしまう。

 彼らの言葉からは確かに自分を思う気持ちが伝わってくる。

 それは、口だけでなく、出来ることなら本当に留まっていてほしいという思いの裏返しなのだろう。

 その気持ちだけでも、彰としては十分すぎるぐらいだった。

 そして、何かを決意したかのように二人はリンとノエルの方へ視線を向ける。



「リンさん、ノエルちゃん、二人とも、アキラの事をよろしくね」

「私からもお願いする。アキラは誰かを助けるためならどんな無茶でも押し通す子だ。それが長所でもあり、そして怖いところでもある。だから、彼が危なくなったら、その時は助けてやってほしい。お願いできるかな?」



 突然投げかけられた言葉に二人は少し動揺しながらも、やがて決意をもって答える。

 


「……わかってる。私はアキラのパートナー。言われなくても、助ける、よ」

「ボクもだよ。ノエルちゃんだけにいい格好させるわけにはいかないからね。なんと言っても、ボクもアキラのパートナーなんだから!!」

「ふふ、それは頼もしいわね」

「ははは、余計なお世話だったようだね。君らなら心配いらなそうだ。アキラの事、頼んだよ」



 自信満々に答える彼女たちの姿に、マリナとエリックはそう告げると安堵の笑みを浮かべる。

 それは彼女達になら任せられると、そう確信したが故の笑顔だった。

 


「……任された。がんばる」

「ボクも頑張ります!!」



 元気よく答える二人。

 彼女達の姿はどこか誇らしげですらある。

 その顔には二人とも出会った頃に存在した人間への不信感は見られない。

 おそらく、タール村の人々の人柄も一因ではあるのだろうが、きっと……いや、確実に、彼女達の内面でもここまでの旅を経て、何か変化があったのだろう。

 それは小さいけれど、大きく、確かな変化。

 その変化こそが成長と言えるのかもしれない。



(そうか……あいつらも成長してるんだな……)



 彰はその後も楽しそうマリナ達と話をする二人を見て、そんなことを思っていた。



◆◇◆◇



 その夜、彰についての話はマリナとエリックの口からエマだけでなく、村の皆へと伝えられた。

 彰が王都では指名手配中であること。

 そうなってしまった経緯。

 そして、近いうちに再びここを出るという事。

 マリナとエリックは全てがを隠すことなく話し伝えた。


 彰は対応に関しては二人に任せると言ったものの、これには流石に批判の声が上がるのを覚悟していたのだが、それは思わぬ形で裏切られる。


 話を聞いた村人の反応は様々だった。

 なんだそれはと憤る者、よくやったと彰を褒めたたえる者、苦労したであろう彰を思って泣き出してしまう者。

 様々な反応の人々がいたが、しかし―――ただの一人も彰の行動を否定するものは居なかった。

 彰達を引き留める者も多かったが、それでも彰はこれ以上の迷惑はかけられないと、出立の意志が固いことを伝え続けた。

 結果、彼らが引き下がるのと引き換えに、復興作業が一段落するであろう明日の夜に彰達を主賓とした壮大な宴が開かれることが決まった。

 それは村の復興が一段落した祝いであり、同時に彰達の旅路を祝う会でもある。

 これは流石の彰も断われず、結果、彰達の出立は明後日の朝となった。



 翌日、タール村での最後のひと時を彰達は子ども達と森で遊んで過ごした。

 あんなことがあった後ではあるが、安全確認は察知能力に長けたノエルと付与術で感覚を強化した彰の二人体制で行ったので心配は無い。


 三人は子ども達と鬼ごっこをしたり、かくれんぼをしたり、水遊びをしたりと目一杯遊んだ。

 森での遊びは鬼ごっこでは巧みに逃げ回るエマ、アリス、クリスの三人に対し、ノエルが信じられない大人気なさを発揮したり、リンがかくれんぼで何も隠れられてなかったり、水遊びで濡れたリンとノエルの姿がいろいろと目のやり場に困る状態になった結果、俺とクリスがそれぞれエマとアリスから批難の目を向けられたりしたものの、皆一様に楽しんでいた。


 また、余談だが、実は彰が村を出発した後、子どもながらにクリスとアリスは恋仲になっていたりする。

 これには彰も驚いたが、クリスの行った行動をよくよく思い出せば、そうなってもおかしくはないのかもしれないな思い、クリスの頑張りが報われた事を嬉しく思っていた。

 当の二人も『こ、これは違うのですぅ、アキラお兄ちゃん! クリスはその……ちょっとかっこよかったから長く一緒にいてあげてもいいかな〜と思っただけで、別に私が好きなわけじゃ……』『……(しゅん)』『ああああ、違うのです。違うのです。ごめんなさいです!! 大好きですからそんなに本気で落ち込まないで下さいですぅ!!』『アリス……』『クリス君……』と、満更でも無さそうだったのでいい事だ。

 まぁ引き換えに周りの男の子達はどこからともなくちょっと尖った木の棒や石ころを持ってくるなどと少し(・・)殺気だっていたのだが、これについては彰はあえて触れないようにする。

 触らぬ神に祟りなし。

 これに関してはクリスには勝ち取った者の代償として頑張ってもらうしかないなと、彰は見てみぬふりをした。



 そしてその夜、予定通り復興作業の一段落祝いと、彰達の見送りを兼ねた宴が行われた。

 宴は夜通し催され、彰もリンもノエルも飲めや騒げやの大宴会。

 それは彰にいつかの日を彷彿とさせるものだ。

 以前、彰がこの村を出発した日あの日。

 あの時も彼らはこうして前日に宴を開いて見送ってくれた。

 そんな思い出に浸りながら、彰は心地よい時間に身を委ねる。

 途中、彰が酔ったリンとノエルに盛大に絡まれ、そこにエマが乱入するという事件も発生したが、他には大きな問題も無く、喧騒の中、一夜が過ぎていった。



―――そしてその翌日。


 彰達一行はタール村の皆に見送られ、村を後にした。


 彼らの新たな行き先はエルフの里。

 魔法に精通した亜人種によって構成された閉ざされた場所だ。

 彼らの行く先に何が待ち受けているかはわからない。

 それでも、彼らはそれぞれの目的を胸に新天地を目指す。

 一人は故郷へ自身の生存を報告するために。

 また一人は自身が元の世界に帰る方法を探るために。

 そしてまた一人は自身を助けてくれた恩人に報いるために。

 三人はお世話になった村人達に手を振りながら、歩みを進めていった。



◆◇◆◇



「行ったか……」

「ええ、行ったわね……」



 三人の背中が見えなくなるまで見送ったマリナとエリックはそう、ぼそりと呟くと、タール村の村人たちを見渡し、アイコンタクトをとる。

 無言で意思疎通を図った彼らは、それぞれ思い思いに動き出し、やがて、鍬やスコップなど、武器となりそうな物を手に、その場へと戻ってきた。



「アキラ、あなたはきっとこの村から離れれば問題ないと、以前もそうだったからと、そう思っているのかもしれないわね。でも……」

「今回とその時では話が少し違う。その時は足取りがまったく掴めなかったのかもしれないが、今回は別だ。今回はこの村に彰の痕跡が残っている。調べれば、君達の行き先もばれてしまうかもしれない。魔人の事もあるから間違いなく調査隊は派遣されてくるだろう。そうなれば、君達に追手が及んで事もあり得る。だから、」



 決意と共に、村人たちは陣を為し、来る王都軍を待ち構える。

 彼らの思いは唯一つ。

 全ては、



「―――受けた恩を今、ここで返すため!! 奴らをここで足止めする!!」

『おおおおおおおおおおお~~~ッ!!』



 ちょうど、遥か彼方から進軍してくる王都軍が見えた。

 あくまで調査隊であろうその編隊はそこまで大群というわけではない。せいぜい一小隊と言ったところだろう。

 だが、村人たちにとっては十分に強敵だ。

 被害が出る可能性もある。

 だが、それでも……命を助けられた恩には変えられない!! 

 タール村の村人達も決意を胸に戦いを挑む。

 調査隊はもう目の前だ。

 故に、



「いくぞみんな!! アキラ君達を守るんだ!!」

『おおおおお~~~ッ!!』



 雄たけびをきっかけに、今ここに戦いの幕が切って落と、



「えっちょっアキラ君を守るためだって!? 待った、ちょっと待った!! もしかして何かを勘違いしてるんじゃないのかな!?

 私は魔人の事を聞きに来ただけで、別にアキラ君を捕まえに来たわけではないよっ!?

 もしかして彼から指名手配の話でも聞いてたのかもしれないけど、そもそもその指名手配は既に解除されてるから心配いらないよ!?

 お願いだ、話を聞いてくれぇ~~あばばば」

「うおおおおぉぉ…………え?」

『………………????』



―――されることはなかった。


 



======【魔人襲来編・完】=======(話は幕間2に続く……)

 


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