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漫画の妥協で小説してるんすか?  作者: 清水さささ


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1/3

①毎日投稿をやってみた。

 漫画ね、描けたら、やってますよ。




 絵を描いたこと? あります。

 漫画を描こうとした事? あります。



 でも漫画を完成させた事は無い、だって大変だから。


 漫画を描く人って凄い。絵を描ける上に物語を魅せるのも上手い。


 それに漫画の方が圧倒的に見て貰えますからね。



 小説サイトに登録してから四カ月間、毎日投稿をやってみて、思ったことは色々ありました。




 小説が好きで、好きで、文章で世界観を魅せるという文化が好き!!



 それで小説を書きたい。


 だから小説を書いているんです!


 そういう人もいると思います。素晴らしいと思います。

 ただ自分は、その始まりでは無いんですよね。



 ただ漫画の構想、プロットってやつを考えています。


 主人公が頑張って、挫けて、成長して。ってやつですよね。そこにギャグとか色気とか挟んで、面白いものにしたい、この物語を見てもらいたい!



 誰かに読んでもらいたい!


 誰かに楽しんで貰いたい!



 そんな発端で漫画の物語を考えるんですけど、ふと疑問が湧くんですよね。





 これ、面白いと思ってるの、自分だけでは?




 漫画にするのって大変だし、大量の時間を使います。漫画の会話の一往復の作画にかかる時間、キャラクターの顔描いて、髪描いて、服かいて、背景描いて、セリフをつける。それだけで数時間とかは平気でかかります。


 どうせ漫画を描くなら、面白さの確証が欲しい。


 体当たりで漫画描いてみたら? 無理無理、気力が持ちません。


 だから思ったんです。


 試しに小説サイトに投稿してみたら良いのでは?



 そう思ってプロットをちょっと小説っぽくしてみて、丸投げ。



 これが2025年7月の出来事です。


 僕は小説界隈の完全なる部外者。




 それまで小説サイトを触った事なんて無いし、読まれる小説とはなにか、面白い小説とはなにか、そんな事はなんにも考えずに、人生やって来た。



 構想が面白ければ、読んでもらえるでしょう。


 面白い作品は、見つけてもらえるでしょう。



 イイネ? 評価システム?

 知らないけど、多分誰かが見てくれるでしょう。


 だって小説サイトに居る人達は、小説を読む人達だろうから……



 そう思って、一回目の投稿を敢行。






 得た成果……PV0




 え、ちょっと待って?



 流石に0って事無いでしょ?


 これって、サイトに反映されてます?



 すぐにログアウトて、自作の存在を確認。



 その結果、初めてPVが1になる。


 存在している。反映されている。



 ってことは、僕が心血注いで考えた構想は、本当に誰の目にも止まっていなかった。



 それでもまだ一回目だ、最初はそんなものだ。


 続けよう。


 続けたらどこかで誰かが見つけて、面白ければ見て貰えるはずだ。



 まずは続けよう。



 結果、半月ほど毎日投稿して、作品PV6。


 6人も読んでくれた!! じゃないんですよね。


 6人が踏んだだけで、きっと始めの10行くらいで、そっ閉じしただけの数字。


 だって半月の毎日投稿で十数話あるのに第一話がPV6ですからね。



 つまり自分の作品、踏む価値も、読む価値も無いって事ですか。


 ふーん、なるほど?



 僕は僕が必死こいて練り上げた話を、面白いと思っているから投稿しているけど、実際の所は誰にも届いてはいなかった。



 ふむふむ、なるほど。



 そして考えた。



 小説サイトにいる人って、何を読む為に小説サイトにいるんだろう。


 少年漫画の読者は、バトルや冒険譚を求めているだろうし、少女漫画の読者は恋愛とかヒューマンドラマを求めているだろう。



 じゃあ、ここにいる人達はなに?


 需要があるから人がいる。それは鉄則。



 僕は小説を読まない。



 漫画は良く読む、好きだから。



 王道タイトルも好きだし、マイナー寄りでも、自分が好きだと思ったら好き。その作品に対してみんなが面白くないと言ってても、社会が酷評してても、自分が面白いと思ってるならそれが好きだ。



 それが面白さの正義だと思ってる。


 漫画の構想は何度も考えた事がある。



 面白い漫画を見て憧れて、自分も漫画を描いて面白いと思ってもらいたい。



 夢憧れなんて単純な話。


 誰かになりたい。あの人と同じ事をしたい。



 目標とする先駆者が必ずいる。

 それ以上でも同じ、目印になる先駆者がいる。



 小説を書いて読んで貰うこと、まずはそれを目指してやってみたけど、そもそもそれは自分の第一目標では無い。



 僕は小説を書く上で、目標とする小説が無い。


 だって小説を読んだことが無いから。




 じゃあ、ここにいる人達はなぜ?



 きっと小説が好きで、読み漁るのが好きで、それで小説サイトに入り浸っている人。そういう人もいると思います。



 ただ、そういう人は、もうここまでは読んでいないと思うんですよね。



 だって、小説読むのが好きなのに、小説を妥協でやってます。なんて愚痴るみたいな内容がずっと続くなんて、読みたくないですから。


 自分が大好きな漫画の悪口を、ずっと言ってる奴の話、聞きたくありませんよね。



 ここまで読んでいるって事は、何か感じる事があって、わざわざスクロールしてまで読んでくれているってことだ。




 つまり、同じだ。

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