第2章:新たな仲間との出会い
第2章:新たな仲間との出会い
カオリ:「ユウタさん、もしかしてまだ冒険者ギルドに登録していないんですか?」
ユウタ:「うん、そうなんだ。まだ登録していないんだよね。」
カオリ:「それじゃあ、一緒に冒険者ギルドに行って登録しましょう!」
二人は冒険者ギルドに向かう途中、お互いの出身地について話し始めました。
カオリ:「ユウタさんはどちらの国から来たんですか?」
ユウタは転生してきたことを言わず、極東の小さな国から来たと簡単に答えました。
ユウタ:「実は、極東の小さな国から来たんだ。ここクリスタリス王国には最近来たばかりで、まだよくわからないことが多いんだよね。」
カオリ:「そうなんですね。じゃあ、私がクリスタリス王国の状況を教えてあげますね。」
カオリはユウタに、クリスタリス王国の現状について詳しく説明し始めました。
カオリ:「クリスタリス王国は、ここ数年で急速に発展した国です。魔法や技術の発展が目覚ましく、人々の暮らしも豊かになっています。ただ、その一方で、魔物たちも同じくらいの速さで力をつけており、治安は良くないんです。王都近辺は比較的安全ですが、田舎の村々は魔物による襲撃が絶えません。」
ユウタ:「そうなんだ…。ここでも魔物が問題なんだね。」
カオリ:「はい。だからこそ、冒険者たちが大活躍しているんです。私たちも力を合わせて、この国を守るために戦いましょう。」
ユウタはカオリの言葉にうなずき、決意を新たにしました。二人は冒険者ギルドに到着し、ユウタは登録手続きをしました。
二人が冒険者ギルドに到着し、カオリは受付の女性にユウタの登録をお願いしました。受付の女性は笑顔で二人を見つめていました。
受付女性:「冒険者の登録ですね。新しい冒険者さん、歓迎します。まずはあなたのステータスを確認させていただきます。」
ユウタはステータスカードを受付女性に渡しました。女性はカードを見て、少し驚いた様子でユウタを見ました。
受付女性:「ええと、あなたのステータスは…一般人と同等レベルですね。これでは弱い魔物相手でも厳しいかもしれません。」
ユウタは顔を赤らめながらうなずきました。
受付女性:「それに、あなたのスキルは「くすぐり」ですか? これは初めて見るスキルですね。どんな効果があるのですか?」
ユウタ:「ええと、実は僕もよくわかっていないんですけど、魔物には全くダメージを与えられないみたいです…」
受付女性は心配そうにカオリに目をやりました。
受付女性:「カオリさん、彼のサポートはしっかりお願いしますね。」
カオリ:「はい、大丈夫です。私がしっかりサポートします!」
受付女性は冒険者ギルドのシステムについて説明し始めました。
受付女性:「それでは、冒険者のランクについてお話ししますね。冒険者のランクは1から5までの5段階あります。」
ユウタは興味津々で聞き入りました。
受付女性:「ランク1の冒険者は、まだ経験が浅く、基本的な魔物討伐や簡単な依頼が中心です。冒険者としてのキャリアを積んでいく初心者向けのランクですね。」
ユウタはカオリに目をやりました。
カオリ:「私はまだランク1の冒険者です。これから一緒に頑張っていきましょうね。」
受付女性は続けて説明しました。
受付女性:「ランク2の冒険者は、ある程度の経験を積み、中級レベルの魔物討伐や依頼をこなせるようになります。信頼できる冒険者としての地位が確立されるランクです。」
受付女性:「ランク3の冒険者は、かなりの実力を持ち、上級レベルの魔物討伐や、難易度の高い依頼をこなすことができます。このランクからは名声も上がり、特別な報酬や情報が得られることもあります。」
受付女性:「ランク4の冒険者は、エリート冒険者と呼ばれ、最強クラスの魔物討伐や、王国を揺るがすような事件の解決なども可能となります。彼らは広く名を知られ、重要な任務を任されることが多いです。」
受付女性:「そして、ランク5の冒険者は、まさに伝説の英雄とも言える存在で、世界を救うような壮大な冒険や、不可能とされる任務もこなすことができます。彼らは冒険者界の最高峰であり、その名は後世に語り継がれることでしょう。」
ユウタは目を輝かせて聞いていました。
ユウタ:「すごいですね。僕もいつかは高いランクの冒険者になりたいです。」
カオリは微笑んでユウタにエールを送りました。
カオリ:「私たち一緒に頑張って、高いランクの冒険者になりましょうね。信じていますよ、ユウタさん。」
ユウタはカオリの言葉に励まされ、自分も頑張らなければと決意を新たにしました。
ユウタ:「ありがとう、カオリ。僕も頑張るよ。一緒に高いランクを目指していこう。」
受付女性は二人のやり取りを微笑ましそうに見つめながら、ユウタの冒険者登録を完了させました。
受付女性:「ユウタさんの登録が完了しました。これであなたも冒険者として、クリスタリス王国で活動できるようになりました。おめでとうございます。」
ユウタは受付女性に礼を言い、カオリと一緒に冒険者ギルドを出ました。これから二人で共に冒険を始めることにワクワクしながら、未来への希望に胸を膨らませました。
ユウタ:「カオリ、これからよろしくね。一緒にたくさんの冒険をして、成長していこう。」
受付女性はユウタに聞こえないようにカオリに耳打ちしました。
受付女性:「かっこいい男の子ね。ボーイフレンド?」
カオリは顔を赤くして恥ずかしそうに答えました。
カオリ:「そんなんじゃないです。ただの仲間ですから。」
ユウタは二人の会話に気づき、何を話しているのか尋ねました。
ユウタ:「えっと、何の話してるんですか?」
カオリは顔を更に赤くして答えました。
カオリ:「何でもないですよ。大丈夫です、、。」
受付女性はユウタの登録を済ませ、新しい冒険者としての道を歩むことになりました。
昼になり、カオリとユウタは町の中心部にある小さなカフェで一息ついていました。カフェの窓からは、賑やかな町の様子が眺められ、冒険者たちが行き交う姿を見ながら、二人は互いに話し込んでいました。
カオリは、今、マオとミナミという仲間がいて、3人でパーティーを組んでいることを話しました。
カオリ:「それでは、マオさんとミナミさんについて少し説明させていただきますね。まずはマオさんから。彼女は16歳で、赤いショートヘアが特徴的な元気で活発な子です。好奇心旺盛で、時には無鉄砲な行動をとることもありますが、彼女のスキルは槍で戦闘においては非常に頼りになります。」
ユウタは興味津々にカオリの話を聞きました。「なるほど、彼女は戦闘の要だね。」
カオリ:「はい、その通りです。そして、もう一人のミナミさんは17歳で、茶色のロングヘアで長身なんです。彼女の性格は穏やかで落ち着いていて、思慮深く策略家です。ミナミさんのスキルは弓術で、彼女の的確な矢が敵を仕留めることが多いです。」
ユウタ:「おお、彼女も強そうだね。」
カオリはニコッと微笑んで言いました。「はい、お二人とも素晴らしい仲間です。ユウタさんもすぐに馴染めると思いますよ。」
カオリ:「ちなみに、マオさんとミナミさんは今日、町の外で経験値稼ぎに出かけているんです。夜には帰ってくる予定ですので、その時にユウタさんにお会いさせることができます。」
ユウタ:「ああ、楽しみだね。彼女たちとも早く顔を合わせたい。」
カオリはユウタに微笑んで言いました。「はい、お二人もきっとユウタさんと仲良くなれると思います。夜の紹介が楽しみですね。」
カオリは表情を少し曇らせ、ユウタに今までのパーティー活動について語り始めました。
「実はですね、私たち3人でパーティーを組んでしばらく経つのですが、なかなかランクが上がらずに悩んでおります。」
ユウタはカオリの言葉に驚き、「そうなんですか…」と呟きました。
カオリは続けて話しました。「冒険者はたくさんいるのですが、何か突出したスキルや才能がないと、なかなか上のランクには上がることができないんです。私たちはどこにでもいる、弱いパーティーの1つなので、ギリギリ食べていけるだけの稼ぎしかないんです。」
彼女の声は少し落ち込んでいましたが、ユウタを見つめる瞳には期待が宿っていました。
「ですが、ユウタさんが加わったことで何かが変わるかもしれませんね。他の誰も持っていない、その“くすぐり”スキルについて期待しております。」
ユウタはカオリの言葉に、自分のスキルが本当にパーティーに何か貢献できるのだろうかと思いながらも、彼女の期待に応えたいという気持ちが芽生えました。
「ありがとうございます、カオリさん。僕のスキルがどんな風に役立つのか、まだ分からないけど、一緒に頑張ってみましょう。そして、僕たちのパーティーを強くして、ランクも上げていきましょう。」
カオリはユウタの言葉に元気を取り戻し、「はい、一緒に頑張りましょう!」と力強く言いました。
カオリはユウタに対し、彼の「くすぐり」スキルについてさらに試してみたいと提案しました。
カオリ:「ユウタさんの「くすぐり」スキル、もう少し試してみたいんです。経験値は普通、魔物を倒した時にしか稼げないものです。先ほどの例で言えば、たった10秒程度でしたが、ユウタさんが私の足の裏をくすぐったことで私に経験値が貯まったのは本当に異例なんです。ましてや、町の外のモンスターが出る場所ではなく、町の中の安全な場所で経験値が貯まることは驚きです。」
カオリは続けて言いました。
カオリ:「ユウタさん、これから私たちの家に来て、私をくすぐってくれませんか?」
ユウタは恥ずかしさと期待が入り混じった気持ちで、カオリの家に行くことに決めました。彼は自分に言い聞かせました。
ユウタ:「決して邪な気持ちじゃない。カオリさんの経験値を増やして、彼女が強くなれるように助けるためだ。」
二人はカオリの家に向かいました。ユウタは彼の「くすぐり」スキルを使ってカオリに経験値を稼がせ、役に立つことができるかどうかを試そうとしていました。カオリはユウタのスキルに大きな期待を寄せていたので、彼女もこの試みに興味津々でした。
ユウタはカオリの家に到着すると、目の前に立っている家をじっくりと観察しました。外見は木造で、手入れが行き届いた小さな庭がある、どこにでもありそうな家でした。ユウタは心の中で家の外観について思いました。
ユウタ:「この家、外見はシンプルだけど、なんだか居心地が良さそうだな。」
ユウタはカオリに案内されて家の中に入りました。家の中は手狭ではあったが、清潔感があり、暖かい雰囲気が漂っていました。リビング・キッチンが一体になったスペースがあり、寝室が1部屋あることがすぐにわかりました。家具もシンプルで機能的なものが選ばれており、部屋全体がうまくまとまっていました。ユウタは家の内装についても心の中で感想を述べました。
ユウタ:「家の中は手狭だけど、清潔で居心地がいいな。リビング・キッチンが一緒になっていて、家族が一緒に過ごしやすそうだし、寝室もちょうどいい広さだ。」
ユウタはカオリたちの家で過ごすことに、ますます期待が膨らんでいきました。
ユウタとカオリは家の中に入り、リビングに移動しました。ユウタは女の子と二人きりで家にいることに少し緊張していました。これから美しいカオリをくすぐろうとしているという事実も、その緊張感を増幅させていました。
カオリはリビングのソファーに座り、靴下を脱いで素足になりました。「ユウタさん、先ほどのように試しにくすぐってください。」とカオリは言いました。ユウタはカオリの前に膝立ちし、片手でカオリの右足首をつかみ、もう一方の手でゆっくりとカオリの右足の裏をくすぐりました。
くすぐりが始まると、カオリはくすぐったくて笑みがこぼれました。すると、わずかにですが、カオリの経験値が増えていきます。ユウタは「大丈夫ですか?」とカオリに確認し、カオリは少し笑いを我慢しながら「続けてください」と言いました。
5分ほど軽くくすぐったら、それなりに経験値が貯まりました。弱い魔物を数匹倒したくらいの経験値が手に入り、カオリは驚きました。「ユウタさんのくすぐりスキル、思ったよりすごいですね。こんなに短時間で経験値が貯まるなんて。」とカオリは感激しながら言いました。
カオリはもう少し強めにくすぐれるかをユウタに聞きました。ユウタは「くすぐりを強くすることはできるが、当たり前だけど、カオリはもっとくすぐったくなっちゃうよ」と言いました。カオリは「大丈夫です。頑張ります」と言いました。
ユウタは、カオリの足の裏を素早いスピードでくすぐりました。するとカオリの表情は次第に変化していきました。最初はくすぐったさに耐えるような顔をしていましたが、やがて顔を歪めて笑い声が漏れ始めました。カオリが声に出して笑い始めたので、ユウタはすぐにくすぐりをストップさせましたが、カオリが「続けてください」とお願いしました。
時折、カオリはくすぐりの強さに耐えかねて、顔を上に向けて大きく息を吸い込むような仕草も見られました。しかし、彼女はくすぐったさを必死に我慢して努力している様子でした。先ほどは笑い声を我慢していたカオリでしたが、声を出して笑っていました。
さらに、ユウタは指を素早く動かして、爪を立ててカリカリとくすぐりました。カオリはくすぐったくてたくさん笑いました。5分ほどくすぐると、先ほどより経験値の量が増えていました。どうやら、くすぐりを強くすると、それに伴って経験値も多く獲得できるみたいです。
ユウタとカオリは、くすぐりが終わった後、リビングのソファーに座って「くすぐり」スキルについて考察し始めました。
カオリは興味津々で言いました。「ユウタさん、さっきのようにくすぐりを強くすると、経験値もそれだけ多く獲得できるみたいですね。どうしてそんなことが起こるんでしょうか?」
ユウタは首を傾げながら考えました。「うーん、僕もよくわからないんだけど、もしかしたらくすぐりが強くなることで、受ける側の感覚がより刺激されるから、経験値の増加もそれに比例しているのかもしれないね。」
カオリはうなずきました。「なるほど。それなら、くすぐりの強さや時間を調節すれば、経験値の獲得量もコントロールできそうですね。ただ、くすぐられるのは大変ですけど……」
ユウタは苦笑いしながら答えました。「確かに、くすぐりは強くなるほどつらいけど、その分、短時間で効率的に経験値が貯まるのかもしれないね。僕のスキルは他の冒険者にはない特徴だから、上手く活用すれば、みんなの成長に役立つかも。」
「つまり、もっとくすぐったいと、大量の経験値が貰えるということですね」とカオリは言った。カオリは勇気を振り絞ってユウタにさらにくすぐりを強化してくすぐって欲しいと言いました。
ユウタは、カオリからもっとくすぐりを強化してみたいと言われ、心の中で葛藤しました。もともと前世で女の子をくすぐってみたいと思っていたので、内心、期待が膨らんでいました。しかし、カオリをくすぐり過ぎるのも少し抵抗を感じていました。
「こんなに純粋で美しいカオリを思いっきりくすぐって良いのだろうか?」と、ユウタは自問自答しました。彼はカオリの笑顔を思い出し、彼女のためになることだとは分かっていたが、それでも心の中で迷いが残りました。
そんなとき、ユウタは目の前のカオリが勇気を振り絞って自分にお願いしていることに気づきました。「彼女は本気で強くなりたいんだ。だから、僕も彼女の期待に応えなくては」とユウタは決意を固めました。
「それじゃ、うつ伏せになって寝てくれるかな」とユウタはカオリにお願いしました。カオリはうつ伏せになって、足の裏を天井に向けました。ユウタはカオリに背を向けた状態でふくらはぎの部分に座り、カオリの足を固定しました。ユウタは両手で動けないカオリの足の裏を思いっきりくすぐりました。
カオリはすぐにくすぐったさに声をあげ、笑いが止まらなくなりました。「ハハハ!ユウタさん、すごくくすぐったいです!」とカオリは言いながら、もがき苦しみました。しかし、経験値のためと思い、耐えることを決意しました。
カオリはうつ伏せになっていたので、ユウタがどのように彼女の足をくすぐっているのか全く見えませんでした。先ほどとは違ってユウタの様子が全く見えないだけで、カオリのくすぐったさは倍増しました。
どのようにくすぐられるか全く予想がつかず、カオリは緊張感と期待感でいっぱいでした。
ユウタは、カオリの足の裏を指の腹で縦横無尽になぞり始めました。カオリはくすぐられるのに耐えかねて、顔を枕に埋めて笑い始めました。「くすぐったい!あははは!」とカオリは笑いながら言いました。その表情は、くすぐりに耐えかねて涙目になり、頬を赤らめていました。
ユウタはさらにくすぐりを強化し、爪を立ててカリカリとカオリの足の裏をくすぐりました。カオリの笑い声はさらに大きくなり、「はははは!やだ、もうダメです~!」と言いながら、身体をくねらせました。
しかし、ユウタはカオリの期待に応えようと必死でした。
ユウタは指をさらに素早く動かし、足の指の間も丹念にくすぐりました。カオリは大きな笑い声をあげながら、「あははは!ユウタさん、もう限界だけど、ありがとう!あははは!」と笑いました。
ユウタがしばらくカオリの足の裏をくすぐっていると、突然彼のスキルツリーに変化が現れました。
「くすぐり部位スペシャリスト[初級:特定の部位に特化したくすぐりの効果が増加]」を獲得しました。
という新しいスキルが追加されたのです。ユウタは驚きのあまり、一旦くすぐりを止めました。
「カオリ!ちょっと信じられないことが起こったんだけど、僕のスキルツリーに「くすぐり部位スペシャリスト[初級:特定の部位に特化したくすぐりの効果が増加]」という新しいスキルが追加されたんだ。」とユウタは興奮気味にカオリに伝えました。
カオリは驚きの表情を浮かべながら、「それはすごいですね、ユウタさん!あなたのくすぐりが私の経験値を上げるだけでなく、あなた自身のスキルも向上しているんですね。」と感嘆しました。
ユウタも、自分の「くすぐり」スキルがこんな形で役に立つとは思っていませんでした。ユウタは少し自信がついた様子で、これからの冒険でカオリたちをサポートできることに期待を寄せました。
カオリは自分の経験値を確認すると、驚くべきことに、丸一日、町を出て経験値稼ぎをしているくらいの経験値が手に入っていました。わずか1時間ほど、家でユウタにくすぐられただけで、それと同等の経験値を獲得できたことに驚きました。さらに、ユウタの「くすぐり」スキルも向上したようで、二人にとってとても有意義な時間を過ごすことができました。
マオとミナミが帰ってきました。
マオとミナミが帰宅すると、すぐにカオリ以外に誰かがいることに気づきました。カオリは彼らに、先ほどユウタに助けてもらったこと、その後、ユウタと仲良くなったこと、そしてユウタが珍しい「くすぐり」スキルを持っていることを話しました。
カオリはマオとミナミにユウタを紹介しました。
カオリ:「マオさん、ミナミさん、こちらが先ほど助けてくれたユウタくん。ユウタくん、こちらが私たちのパーティーメンバーのマオとミナミだよ。」
マオはユウタに向かって元気いっぱいに手を振りながら、にこやかに笑いました。
マオ:「ユウタ!オレの名前はマオだよ!カオリの話で君がすごいくすぐりスキルを持ってるって聞いたんだ。すごく興味深いね!」
ユウタはマオの明るい雰囲気に感染され、笑顔で応えました。
ユウタ:「はじめまして、マオ。そうだね、くすぐりスキルはちょっと変わってるかもしれないけど、結構役に立つんだ。君はどんなスキルを持っているの?」
マオは自慢げに胸を張り、得意げに話し始めました。
マオ:「オレは槍が得意なんだ!短剣や剣よりもリーチが長くて、敵を引きつけながら攻撃できるのがいいんだよね。槍術では、突きや回転を利用した攻撃、そして敵の隙をついて素早く動くのが鍵だと思ってるんだ。」
マオはユウタに意地悪く笑いながら、ちょっとからかうような口調で言いました。
マオ:「ねえユウタ、カオリから聞いたんだけど、1時間もカオリの足の裏をくすぐってたって本当?少しエロいな(笑)」
ユウタは顔が赤くなり、慌てて言い訳を始めました。
ユウタ:「いや、それは、えっと…くすぐりスキルを使って経験値を稼ぐためだったんだ。別にエロいことを考えてやってたわけじゃないよ!」
マオはユウタの照れた様子を見て、大笑いしました。
マオ:「冗談だよ、冗談!そんなに真面目に取らなくてもいいって。ただ、カオリが経験値をたくさん稼げたなら、おかげは君にあるんだね。ありがとう!」
ミナミは穏やかな表情でユウタに近づき、落ち着いた口調で挨拶しました。
ミナミ:「ユウタくん、はじめまして。私はミナミ。カオリから君のことを聞いていたよ。どうやら、カオリを助けてくれたみたいで、感謝してる。ありがとうね」
ユウタ:「あ、いえいえ、僕も彼女に助けられたんだ。それで、お互い助け合ったって感じだよ」
ミナミは微笑んでうなずき、自分のスキルについて話し始めました。
ミナミ:「私は弓術が得意なんだ。弓矢を使って、遠くの敵を攻撃できるから、戦術的にとても便利だと思ってる。特に、チーム戦でカバー範囲が広がるからね」
ユウタはマオとミナミを見て、心の中で彼女たちのことを思いました。
ユウタ(心の中):(マオちゃんは、赤いショートヘアがとても似合っているね。緑の瞳もキラキラしてて、元気そうな印象だ。小柄だけど、軽い革の鎧と緑色のスカート、ブーツを身に着けていて、すごく活発そう。きっと戦闘でもすばしっこいんだろうな。)
一方、ミナミの容姿もユウタは注目しました。
ユウタ(心の中):(ミナミさんは、茶色のロングヘアが美しいな。黒い瞳が凛としていて、長身でスレンダーな体型が引き締まって見える。アーチャー用の革装備と緑の短パン、腰には弓矢を携帯しているから、遠くから敵を狙うのが得意そう。落ち着いた雰囲気とは裏腹に、戦闘では頼りになる存在だろう。)
ユウタは彼女たちがどんな戦闘スタイルを持っているのか興味を持ちました。これから一緒に冒険する中で、彼女たちのスキルを見るのが楽しみで仕方なかったのです。
マオとミナミは興味津々で、ユウタに「くすぐり」スキルの詳細を質問しました。ユウタは恥ずかしそうに自分の「くすぐり」スキルについて説明し、実際にカオリがたった1時間で大量の経験値を得ることができたことを話しました。マオとミナミは、こんな変わったスキルがあることに驚きつつも、その効果に感心しました。
ミナミはユウタの「くすぐり」スキルについて、興味津々で尋ねました。
ミナミ:「ユウタくん、本当にくすぐりで経験値が獲得できるの?正直、ちょっと半信半疑なんだけど...」
ユウタ:「僕も最初は信じられなかったよ。でも、カオリがくすぐられた後、ちゃんと経験値が増えていたんだ。不思議だよね」
ミナミは思慮深く、眉間にしわを寄せながら考えました。
ミナミ:「なるほどね。でも、どうしてくすぐりで経験値が得られるんだろう?何か特別な理由があるのかな?」
ユウタ:「それは僕も分からないんだ。ただ、このスキルは珍しいらしく、他にはあまり聞いたことがないんだよね」
ミナミは納得しつつも、まだ完全には理解できずにいました。
ミナミ:「うーん、確かに珍しいスキルだし、他の冒険者たちが知っているかもしれないけど...まだ、すぐには納得できないな。でも、これから一緒に冒険する仲間だし、実際に経験値が得られるのを見てみたいわ」
カオリはミナミに提案して、その場の空気を和らげようと努めました。
カオリ:「まあまあミナミさん、私がユウタさんのスキルで経験値を得たのは事実ですし。明日にでも、ユウタさんにくすぐってもらって、経験値が獲得できるか試してみてはどうですか?」
ミナミは少し恥ずかしそうに顔を赤らめながら答えました。
ミナミ:「くすぐりか、、。」
その後、彼女は笑顔でうなずきました。
ミナミ:「まあ、明日、試してもいいかもね」
マオも興味津々で、ニコニコしながら会話に加わりました。
マオ:「良かったなユウタ!明日はミナミをくすぐれるってよ!!楽しみだな!」
マオが少しニヤニヤしながら言うと、ユウタは内心で苦笑いを浮かべました。
ユウタ:「うん。そうだね。」
マオは興味津々でユウタに質問しました。
マオ:「女の子をくすぐるのってどんな気持ち?」
ユウタは顔を赤くして、困ったように答えました。
ユウタ:「もう!からかわないでよ。」
ユウタは、マオの言葉に悪意はなく、ただ楽しんでいるなと感じており、心の中では彼女の明るく朗らかな性格を受け止めていました。同様に、マオもユウタの寛容さに好感を持ち、これからの冒険で一緒に過ごす楽しい時間を心待ちにしている様子でした。