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誰でもない自分を生きる  作者: はやはや
4/4

リアリティーを求めすぎた結果

 このエッセイの一番初めに、ネコ耳をつけた女性を見て、ハロウィンか! とつっこんだ話を書いたのだけれど、ハロウィン繋がりで記憶を辿っていくうちに、一つ思い出したことがある。


 せっかくなので、書き留めておこうと思う。


 五年くらい前。ちょうどハロウィンの時期だった。映画を題材にした某テーマパークが、ハロウィン開催中だった。そんな時期の出来事だ。


 電車に乗るため、ホームを歩いていると、前方にあるエレベーターから、一人の若い女性が降りてきた。ナース服(白衣タイプのやつ)を着ていた。

 ちょっとびっくりしたが、某テーマパークに行くんだろうな、と瞬時に悟った。

 私の前を歩いていた年配の女性が、彼女の顔を見るなり、漫画のように飛び上がった。ナース服を見ただけで、大袈裟な……と思いながら、近づいてきた彼女に目をやると、年配女性が飛び上がった意味がわかった。


 女性は、ゾンビのようなメイクをしていたのだ。口元からは、どす黒い血まで流れていた。


 某テーマパークに着くまでに、どこかで通報されるのではないか。どうか彼女が無事辿り着くことができますように……と祈ったのだった。

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