壊れたサラリーマンの男が自分の嫌いな奴らの大事な人を◯しまくるお話

部長編だよ

今日も部長に怒鳴られた。

別にそんな大きなミスをしたわけじゃない、やったのは誰でもするような小さなミス。なのに部長はわざと僕を皆の注目が集まる場所に呼んで、その場で怒声混じりの説教をしてきた。

しかも僕がちょっとでも部長から目を離したら「目を背けるな！こっちを見ろ、このクズ！」なんて言ってくる。

ああ、嫌だなぁ。心なしか見ている皆がクスクス笑ってる声が聞こえるし、部長の説教もいつのまにか「俺が若い頃はこんなだったぞ」話になってるし。知らないよアンタの若い頃なんて。

上司によるほぼ罵倒と若い頃の自分自慢で構成された、無駄に長い説教がようやく終わった後、ふと上司の机を見たら制服を着た可愛らしい女の子の写真が目に入った。

・・・そういえば部長って子供いたなぁ、たまに聞いてもいない娘自慢とか話してきてた気がする。今まで特に興味なかったから忘れてたや。改めて見ると可愛い子だなぁ、わざわさ仕事場の机に娘の写真を置いてるってことは部長は娘さんのこと可愛がってるのかなぁ。

仕事が休みの日、僕はちょうど部長の娘さんが遊びに来てる場所へ行って、娘さんを殺しました。

仕方ないよ、君のお父さんが酷い人だったんだから。君のお父さんが酷い人でなければ僕もこうして君を殺すこともなかったし、君も殺されることがなかった。だから恨むのなら君のお父さんを恨んでおくれ、君がこうなってしまったのは君のお父さんのせいなんだから、僕もまた被害者なんだよ、だから。

だから、僕は悪くない