表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Vampire stories  作者: 無名人
1/20

吸血鬼騒ぎ


 これは、現在(いま)からそう(とお)くない過去(かこ)物語(ものがたり)だ。ヨーロッパにある(いま)はイギリスと()ばれているこの(くに)は、かつてこの()ならざるものが大勢(おおぜい)存在(そんざい)していた。その(なか)には、(ひと)(おそ)うものもあった。


 その(なか)でも(とく)人々(ひとびと)(おそ)れたのが吸血鬼(きゅうけつき)存在(そんざい)だった。(かれ)らは元々(もともと)人間(にんげん)だったが、(なん)らかの原因(げんいん)()に、そして(よみがえ)ったものだ。(かれ)らは(ひと)やその(ほか)動物(どうぶつ)()()(すす)り、()(いた)らしめる。また、吸血鬼(きゅうけつき)(おそ)われたものの(なか)から(あら)たに吸血鬼(きゅうけつき)になるものもあった。それもあって人々(ひとびと)吸血鬼(きゅうけつき)(おそ)れていた。


 そんな吸血鬼(きゅうけつき)から人々(ひとびと)(まも)るべく日々(ひび)夜闇(よやみ)()(めぐ)存在(そんざい)()た。(かれ)らは“退治屋(たいじや)”もしくは『ヴァンパイアハンター』と()ばれていた。(かれ)らは(さわ)ぎを()きつけると、何処(どこ)からともなく(あらわ)れ、吸血鬼(きゅうけつき)()るのだ。



 その(なか)一人(ひとり)今回(こんかい)主人公(しゅじんこう)ルカ・レイラだった。彼女(かのじょ)はれっきとした女性(じょせい)だが、名前(なまえ)風変(ふうが)わりな()()のせいでよく(おとこ)間違(まちが)えられている。

 そのルカの相棒(あいぼう)がリュウ・ルイスだ。リュウはアジア(けい)()をひく青年(せいねん)で、(つね)にルカと(とも)行動(こうどう)していた。


 この二人(ふたり)は、今宵(こよい)(さわ)ぎを()きつけて、ある人物(じんぶつ)()っていた。そこに()たのは、ルークとユーリという男女一組(だんじょひとくみ)だった。二人(ふたり)はどうやら、この山道(やまみち)()けてある(まち)()きたいのだそうだ。ところが、この(やま)には吸血鬼(きゅうけつき)(あらわ)れるという(うわさ)がある。その吸血鬼(きゅうけつき)退治(たいじ)して()しいというのが今回(こんかい)仕事(しごと)だ。



 ユーリもまた女性(じょせい)なのに男性(だんせい)名前(なまえ)()けられたのだそうだ。(はなし)()けば、両親(りょうしん)はずっと(おとこ)勘違(かんちが)いされて(そだ)てられたのだそうだ。両親(りょうしん)は、ずっと(おとこ)()()んだと主張(しゅちょう)するものだから、もしかすると(おや)とは()(つな)がっていないのだとユーリは(おも)っている。自分(じぶん)(おな)じだとルカは(おも)った。ルカはとある事情(じじょう)から()(つな)がりという(はなし)(きら)いだったのだ。



 そんな(はなし)はルカにとってはどうでもよかった。それよりも、この二人(ふたり)(おそ)おうとしている吸血鬼(きゅうけつき)()つけて退治(たいじ)し、二人(ふたり)目的地(もくてきち)(おく)(とど)けるのが責務(せきむ)だ。ルカとリュウは二人(ふたり)()馬車(ばしゃ)()()み、(やま)()ける。



 その()(やま)(ふか)(きり)(おお)われていた。馬車(ばしゃ)はそこを(すす)んでいくが、中々(なかなか)(すす)めない。

 その(とき)だった。(きり)(なか)(ふる)びた(しろ)()つけた。ルカはその(しろ)不審(ふしん)(おも)うが、リュウは(きり)()れるまでその(しろ)()たらどうかと()う。ルカは、仕方(しかた)なくリュウに()いて()き、その古城(こじょう)(はい)っていった。




 

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ