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第一章 わたし、異世界転生しました!
短いですが本編の始まりです
「……、……!」
「……。」
(なんだ?こえがきこえる。だれかしゃべってる。)
なんだかとても不思議な感覚だ。まぶたが重い。それに誰かが喋っているのはわかるが上手く声が聞き取れない。まぶたを開けてもぼんやりとしか景色が見えない。
いったいこれはどういうことなのだろうか?ここは何処なのか、目の前の人達は誰なのか、わたしはいったいどんな状態なのか。もしかしてわたしはひどい病に冒されているのだろうか?
「あー、あー、あーーぅ」
「!……!」
駄目だ、声も上手く出せない。意識も遠のいていく。このまま死んでしまうのか。そんなことを思いながらわたしは眠りについた。