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怪異現象記者水木零  作者: なんだかなぁ
3/61

村の情報収集

できるだけ内容を変えずに読みやすく修正します。

 場所を調べる、持って行く物の準備をして、目的の場所に行くことに出発だ。

 予定として途中近くのホテルによる、その為に夜にバイクで走る事になる。

 

 ホテルによるのは情報収集でもある、客になると色々喋ってくれるからだ。

 ホテルにチェックインした、とにかく情報収集をする。

 色々な人に聞き取りだ、仕入れた情報は事故の話だ。

 

 問題はそれが、事件でなく事故って事だ。

 警察も調べた結果らしい。

 車や死体の状況を見て、事故と判断したわけだ。

 考えられるとしたら、車の中で一人が自分以外の全員の目を潰す。

 その後、自分の目をつぶして、車のアクセルを踏んで、谷底に落ちる。

 それは考えられない。

 それに、どうやって目を陥没したようにつぶすかわからない。

 

 目が無くなっていた話はホテルの人は知っていた。

 こういう話は出回るのが早い。

 呪いって話がだ。

 呪いか? だがいったい何の呪いかわからない。

 

 村の事は教えてもらった、今は日明ひあかり村らしいが、昔はこう呼ばれていたらしい。

 光目ひかりめの村とそう聞いた。

 村自身は普通の村らしく、特に村で問題などがあった話はないそうだ。

 

 次の日、食事を取った後、村に出かける事にした。

 途中だが事故があったので、スピードを落とせって看板があった。

 途中事故の現場を見たが、ここから落ちたら助からないだろう。

 そんな場所だった。

 

 ガードレールはまだなかった。

 さすがに続けて2回も起これば、まだ修理ができないみたいだ。

 そうやって、しばらく行くと村についた。

 

 村に入る所に日明かり村と書かれていた。

 村に入らずにそこから村人を観察する事にした。

 

 みんな暗い目をしてる、これは事実と違うなんて思ったら、今は日明かり村だった。

 ただ、村人は普通と違う所もあった。

 それは、みんな模様の入った眼帯を左目にしていたからだ。

 あの模様はなんだろう、あれを近くでみたい。

 私がこの仕事をしてるのは、例の夢の文字を探してるからだ。


 さてどうするべきか考える。

 あまり刺激をしたくないのだが、とりあえず村の人に喋りかける。

 

 「こんにちは」

 

 声をかけたが、こちらを見たと思ったがスルーですか、あらら、あわてて家に入ってしまった。

 人がいなくなってしまった。

 思っていた通りの反応だ、これから何が起こるのか想像はつく。

 

 すると、どこからか人がやってきた。

 たぶん村の代表者だろう、護衛みたいな若い男も二人いる。

 

 代表者は白髪のがたいのいい老人だった。

 村の代表者、村長さんだろうか? 立派な髭を生やしている。

 それに若い男も結構いい体格だった。

 この人なら護衛より強そうなんだが、そう思ってしまった。

 

 こういう時に女はいい、男なら相手もかなり警戒するが、私は挨拶をした。

 

 「こんにちは」

 

 私は笑顔で言ったが、あまり効果はなかったみたいだ。

 

 「わしは村長の熊山くまやまだ、あんたこの村に何しに来た」

 

 顔は怒ってはいないが、不機嫌な顔だった。

 声にも迫力がある。

 怒ってなくても怖い顔だ。

 

 テンプレートの会話が、お決まりの文句だった。

 

 すぐさまわかった、私は女だが警戒されている。

 私は身長も女では高い方だが、それにしても、これはかなり警戒されてる。

 やはりこの村で何かあったのか?

 

 ここで単なる旅行者と言っても、この場所では不自然すぎる。

 ここで嘘をついてもしかたがない。

 そう思った、だが突然相手から喋り出した。

 

 「あんたもしかして保険関係の人か?」

 

 これはいやーそうなんですよ。

 高齢者が入れるいい保険があるんですがって保険の人。

 保険のセールスレディを言ってるわけではない。

 

 そうではなく、保険の調査員の事を言ってるのだ。

 それにより、死亡した時の保険が出る出ないの話が発生する。

 そんな話をテレビで見た、細かい事は契約にもよるみたいだ。

 

 だが、今回は事件でなく事故だ。

 この村に保険会社の調査員がはたして来るだろうか、だとしたらブラフか?

 ただ、私は保険会社の調査員ではない。

 わからないのが現実だ。

 それに、こういう事はドラマみたいに騙せるものじゃない。

 名刺をくれと言われたら一発だ。

 すでに調査員が来てるかもしれない。

 少なくとも事実を知るためにだ。

  

 私は正直に話す事にした。

 ただの旅行者って言うのも怪しい。

 やはり正直に言うべきだ。

 こんな時でも、これは紙切れ一枚だが、それなりの信用がある。


 「実は私、雑誌の記者をやっている、水木零というものです」

 

 名刺を渡す。

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