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最期のオセロ・ゲーム  作者: 望月笑子
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このメールを送信すると、執筆中小説にこの内容が追加されます。

白石:オヤジは今…オレに、生きろ、と言ってくれたんだ。お前は、死ぬなってさ。


※看護士が微笑みながら、座っている白石に、退院祝いの深紅のブーケをそっと手渡す。


※白石は、涙ながらに受け取る。


白石:なあ、愛子。オレは、本当は、本当はオヤジを尊敬していたんだよ。ここを出たら、まっとうに働くよ。こんなオレでも、許して欲しいんだ…。許してくれ!


愛子:神様はきっと、すべての方がたをお許しになられると思いますわ。

世の中には、正しいことなど一つもない。間違っていることも、一つもない。すべてが正しくて、すべてが間違っている。それが、人間の世界というものですもの。

いずれ、誰もが死にますわ。

どんなに貧しい方も、どんなにお金持ちの方も。死というものに対して、怯えず、覚悟して生きるということは、とても難しいことですもの。

わたくしには、そんなことぐらいしか言えませんが。…どうか、お幸せになって…。


※直後に、舞台が全暗転にて、音楽の中、閉幕する。




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