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最期のオセロ・ゲーム  作者: 望月笑子
3/38

オセロ

このメールを送信すると、執筆中小説にこの内容が追加されます。

『劇開始設定』


テーブルを挟み、今まさに対局しようとしている入院患者の白石と黒石の2人が、洋イスに腰掛けている。

短髪の白石は、夏用タンクトップのラフなスタイルで、白髪の黒石は、くたびれた背広姿のサラリーマン風である。

オセロ・ゲームの盤面が、客席に向けて、舞台中央のスクリーンに、大きく放映されている。

盤上の中央には、スタート前の白と黒の布石が、市松模様のように計4石、すでに置かれている。





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