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最期のオセロ・ゲーム  作者: 望月笑子
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このメールを送信すると、執筆中小説にこの内容が追加されます。

白石:オレは、ここに置きたかったんだ。


黒石:たとえば、私に勝ってどうする?白石…


白石:ふん、たとえ負けた方が正しくても、最終的に生き残ったヤツが、正しいんじゃないのか?


黒石:どういう意味だ?


白石:勝者は、敗者の尊厳を我が物にできる、ということさ。


※進行ナレーションC


白石も同じように、端から2番目に、白を置いた。黒が2個裏返り、その形は、横に倒れたローマ字のYのようにも見える。


黒石:おい、真似するなよ。


白石:真似じゃねえ。これはいわば、戦略だぜ。セオリーってヤツよ。


黒石:なに?気に入らないな。私は、必ずお前に勝つからな。


白石:ふん。不器用なアンタに、それができるのかな?

言っておくが、アンタも社会復帰が嫌で、ここに居るんだろ?

それともリストラが原因か?ご存知の通り、ここを一歩出りゃあ、世知辛い世間が待っている。

なあ、アンタは、こうは思わなかったのか?

自分だけ、いい暮らしがしたいってよ。黒石?




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