ブラコン兄様+αさん
話グダグダっす。
「あ、兄様?忙しいならかけなおすか?」
『え!?だ、ダメ!!!せっかくの神楽月……ねえ、かぐちゃんっていっていい?呼びにくいや。』
「は?いいけど…?」
一気に話が飛んだな!?せっかくの俺がなんなんだよ!!!
『せっかくのかぐちゃんとの時間が無くなっちゃうじゃないか!!!大丈夫。仲間が死んでもクリアできるから。』
それって仲間いらないんじゃ…?
『あいつらがどお~してもって、土下座で頼み込んできたから受けてやったのに…。俺の至福の時間を邪魔しようとか、ホントにおこがましいよ。』
「あ、兄様?」
『ん?なんだい?ああ、伝えたいことがあったんだよね?『ぎゃああああああ』『GAAAAAA』チッッ、うっせーな。ちょっと黙ってろ。ズパンッ!!!……かぐちゃんのいうことは一字一句聞き漏らさないから言っていいよ?』
あ、兄様?本当に大丈夫か?悲鳴とか色々聞こえたぜ?
「あ、えと、忙しいみたいだから手短に済ませるな?」
『え!?そんな……!!!長く話そうよ!!!もっとその天使のような声を聞きたいんだ!!!長~くでいいよ?』
……やっぱり、ブラコンが悪化してる…。そろそろ家にいったん帰るか。
実物の俺に会えばおさまるだろ…たぶん。
「……えっとおr『ちょ!?マジで手伝って!死ぬ!死ぬから!どわあああ!?なんで俺ごと攻撃すんだよ!?』『は?そんなん決まってるだろ?お前ごときが天使の声を遮るからだ。俺の至福の時間を邪魔するな。』…やっぱりかけなおすな。『え!?ちょっと待って!?すぐに終わらせるから!!!……さっさと死ね。ズパンッ!!!……[一閃]ザアア!!!うんクリアしたよ!!!』…すごいな兄様。」
本当に凄い。でも、そんなにすぐ終わるなら最初から手伝ってやれよ…。
「とってもかっこいい。『いや~、それほどでもないよ~!!!『おまっ!?なんつーデレデレした顔をしてんだ!?』うるっせーな。入ってくんじゃねえよ。』………やっぱり会って話すわ。」
ダメだ、会って話さないと話にならない。
『え!?会ってくれるの!?いつ!?何時でもいいよ!!!今すぐでもいいよ!!!』……今どこ?『ん?ああ、知らないのかな?フレンドコールの横の横のボタンにフレンドトリップってあるだろう?』……え~っと……あ、これか。」
なんか眠くなってきた。でも、今寝たら一週間は起きないから、我慢しないとな…。
「あったぜ。ふわぁ~。兄様。『ん?眠いのなら後ででもいいよ?』ん、だいじょぶ…だぜ…?ふわぁ~。『そこを押したらこっちに来れるから。』ん、わかった。」
あれ?でもそんなことが出来たら、新しい町とかにもボスを倒さずに行けるんじゃ……?
「なあ、兄様。『どうしたの?』そんなことが出来たら、新しい町とかにもボスを倒さずに行けるんじゃないか?『トリップのボタンを長押しすると〔呼びますか?〕っていうパネルが出るでしょ?』…………うおっ!出た!『うんうん、それに了承するとトリップできるんだ。攻略組が一生懸命頑張ってボスを倒したのに、楽をするのを許すと思う?』……ないな。」
地味に兄様の『許すと思う?』が怖かった。
「じゃあ、行くな?『うん来ていいよ!!!』あ、待って。『どうしたの?』俺寝たままだから布団入ったままだ。『そうなの!?そのまま来ていいよ!!!こいつに天使の顔を見せたくないから、布団をかぶったままで!!!』お、おう。」
仲間の前でそんなこと言って大丈夫か?兄様。
「『あれ?でも布団なんて売ってたっけ?』あ、俺の専用武器。『え!?どうやって戦うの?』あ、攻撃力ないけど防御力カンストしてるから…。『すごいね!!!流石、俺のかぐちゃん!!!安心して!!!アリ一匹通さないくらい完璧に守ってあげるから!!!』…ありがとう。」
いや、防御力カンストなんだけど……。聞いてないな。
「今いく。『うん!!!『え!?来るの!?マジで!?顔見たいんだけど!?』……〆るからちょっと待ってて、かぐちゃん。』え?『ボカッ!ドカッ!よし、来ていいよ!!!』うん。ポチっと。『ああ!?もうカワイ」シュンッ
うおっ!なんだ!?この感覚!?
「………着いたのか?」
「うわあああ!!!本物だああ!!!かぐちゃああん!!!」
「ぐはっ!?」
え?なに?兄様!?ちょ、待って!!!極まってる!極まってるから!?ちょ!?死ぬ!?
「……っ!?」バンバン!
「おい、いろは!!!死にそうになってる!!!HP減ってる!!!」
う、ヤバっ!?意識が…。
「え!?神楽月!?しっかりして!?」
「っ!?はあーはあー。死ぬかと思った…。」
は?HP半分以上減ってるし……ホントに死にそうだったのか!?
「兄様。今度からハグ禁止な。」
「そんな!?」
また極められたらたまったもんじゃない。
「はあ、で?こいつだれ?紹介しろ。兄様。って、あれ?会長?」
会長にそっくりなんだが……?髪の色と目の色が違って一瞬誰かわかんなかったけど…。
「は?なんで知ってんだ?」
「……あ、…やべっ。しくった…。」
ダメじゃん、バレちゃうじゃん!!!俺のバカ!!!
「そんなドジなかぐちゃんも可愛い!!!」
兄様、暴走すんな。可愛いって言われても嬉しくねえ。
「かぐちゃん?……まさか!?お前…!?神楽か!?暁 神楽か!?」
「人のフルネーム大声で言うなよ、考えのなってねえ会長だな、おい。」
あ、やべ。口が滑った。本音がポロッと出ちまった。
「口が悪いし、本音なのかよ!?」
あれ?もしかして口に出てた?はっず!!!
「いや、現在進行形で口からポロポロ出てるぞ。神楽。」
「あ、マジ?今度から気をつけるわ。でも、会長もなんか雰囲気違くねえ?なんつーかギャグ要員風になったというか、バカっぽくなったというか…。」
なんかいつものピシッとした雰囲気じゃねえのよ。なんか、こう、バカっぽい猪突猛進的な感じの雰囲気になってんのよ。
「……俺は、侮辱されているのか?」
「いやいや、近寄りやすくなったって褒めてんだぜ?感謝しろよ。」
「お前は随分と変わったな!?」
んなこと言ったって、あっちが演技でこっちが素だしな…。
「あっちは演技なの。こんな性格してたらなめられっだろ。」
「そうなのか。ちなみにいうと、風紀も生徒会も全員やってるぞ。しかも全員一緒なギルド。そこのいろはがリーダーのギルドだ。」
全員いんのか。もう、ばらして生徒会室にいるときは素にしよっかな?
「へえ~、兄様ギルド立ち上げたんだカッコイイ。」
「そう!?ふふふ、かぐちゃんも入る?」
んー、どうしようか。ってあれ?俺は、入ってもいいのか?ちょっと聞いてみよう。
「ちょっと待ってGMに聞いてみるから?」
「「は?」」
チリリンチリリンチリ『はーい!どうしたの?』
「なあ、俺ってギルドとかに入ってもいいのか?誘われたんだけど…。」
『ん?ああ、イベントとかの情報を横流ししないならオッケーだよ。あと、話し合いで転生のことも喋っていいことになったから。じゃあね。』
「おう。」
入ってもいいのか。
「入ってもいいって言ってたから入る。」
「「いや、どうしてGMに聞かなきゃいけなかったんだ(の)?」」
あ、俺まだ何にも俺のこと説明してねえじゃねえの……。
すっかりした気になってたや。………テヘペロ(∀`*ゞ)テヘッ
「うっかりなとこも可愛い!!!」
何でも俺を肯定するそれが兄様クオリティー…。
一度兄様を精神科に連れて行った方がいいだろうか…。ネットで調べとこう。
20日までお休みします。ごめんなさい。旅行行きます。
楽しんでくるね~!!!