これな~んだ!!!
え~、先ほどは取り乱して申し訳ございませんでした。
ってか、初の死因が自殺ってなんかな~。デスペナも結構きついし…。
それでもプレイヤーには楽々勝てそうなあたり、やっぱチートだわ。
そしてまた、不名誉な称号がつきました。
【死願者】真っ先に自分で死んだ者に送られる称号。どうしたの?いじめられたの?頭がイッちゃってるの? スキル『反転』を習得(ランダムでスキル習得)
死にたくて死んだんじゃねえよ。くそが。
でも、『反転』がマジチートなんですけど…!?
なんだよ、あらゆるものを反転させるって…(笑)みたいな感じで自分に試したら…。
『怠惰の魔王』から、『勤勉の熾天使』に変わった……。
あ、今は元に戻したぞ?
そして、今までのスキルはそのままで新しいスキルが増えた。
『天使の領域』、『働きアリ』、『一時休憩』、『息抜き』、『大天使の息吹』
で、魔法も増えた。
美徳魔法、LV.7 熾天真法、LV.7 天真法、LV.10 神聖真法、LV.10 淵真法、LV.5
というやつだ。何というか……また人外に近づいたというか…。
もともと人外になってるじゃんとかいうツッコミは無しで。力の話だから、姿の話じゃないから。
え?もう力も人外だって?そんなこと言うなよ!!!こっちも必死で誤魔化してるんだから!!!
あ、真法って何?ってなる人も多いと思うから、教えてしんぜよう。
こっちでは、エルフの使う魔法みたいなものらしい。魔法は、人や魔族が使う。真法はエルフやフェアリーが使うらしい。
ただし、魔法は神の力の真似で作られたもの。真法は天使たちに教わったものってことで、真法の方が強いんだけど、魔族は別。魔族の場合、魔力が馬鹿みたいにあるから、下手な真法よりも強くなるらしい。
以上。要するに、チート乙って感じだ。ハハッ!!!
………俺まともに外歩けねえよ…、バトルできねえよ…、……いや、そもそも外に出れねえじゃん!!!
はあ、疲れた。精神的に疲れた。もう寝よう。おやすみ…。
ZZZZZZZZZ
ZZZ
一週間後
ZZZZZZZZZ
二週間後
ZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZ
「ん~、よく寝た~?もうちょっと寝れる気がするけど…、もう起きよう…。」
はい、皆さんおはよー。
みんなのアイドル、神楽だよ~!!!……やめよう、キモチワリイ。
おえええええええええええええってなる、いや、なった。うぷ。
はあ、一人でいるとテンションおかしくなるな。はあ、誰か話し相手が欲しい。
うざくないやつな。うざいのはいやだ。そんなの家族だけで十分だ。(←何気にひどいwww
ん~、これから何しようか…。
そういえば……この森探索してなかったな。
よし、思い立ったが吉日!!!後は凶日だ!!!探検しに行くか!!!
魔法で自然破壊をしたはずなのに、いつの間にか戻ってるしな。回復早くね?
まあ、不思議な森だしな。何でもアリなんだろう。
よし、心の準備もできた!!!いざ、しゅっぱーつ!!!
………うん、このテンションダリい。無理、キツイ。
はあ、無駄に体力消耗したな。……行くか…。
………ふう~ん、なるほどなるほど…。景色ほとんど変わんねえ。ってことが分かった。
どこまで続いてんだ?この森…。はあ、まあ、歩いてないからいいんだけどさ。
やっぱり飽きるし、疲れるじゃん。
え?どうやって移動しているのかって?羽。悪魔の羽。翼。キャプ○ン翼って、これは違うわ。
飛べって念じたら飛んだ。結構早い。楽しい。でも、飽きた…。
飽きた、飽きた、飽きた、飽きた、あきたこ○ち、は米だったな。
あ、光。
なんてものはぜんっぜん!!!見えてこねえ!!!
引っかかった?引っかかった?や~い!!!………うん、虚しいわ。これ。恥ずかしいし…。
はあ、出口まだかよ。………暇だ。おかしい、暇だから探検してたのにまた暇になってる。
う~ん、探検なんてせずに寝てればよかったか?癒しだし。
あ、や~っと光が見えてきた。1㎜くらいだけど…。
…………………でっかくなんないな…。光。おかしいだろ…、ちょっとずつだろうがもう、少し大きくなってもいいのに…。
出口が遠のいてる?とか?まさか…生き物でもあるまいし…、でもな~、試してみっか。
……「『眠り姫』」
ズボボボッ!!!
このまま全速力で突っ込めえええええええ!!!!!!
キュィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィン!!!
よっし、到着だ。
や~っと抜け出せた。よかった、よかった。
でも、羽の音キュィィィンっておかしくね?俺の羽は機械かよ…。
にしても……こんなとこに城なんかあったんだな~。ボロっちいけど…、ボロボロだけど…。
あれだな、洋風の城だ。ホラー映画で出てきそうだ。それも一流の奴に。
ギギギギギギギギギギギ
う~ん、錆びついてる。
俺が入った瞬間に壊れたりしないよな?この城…。心配なんだけど。
「……邪魔するぜ。」
声が響く。誰もいないみたいだな。うっわ、きったね。何年掃除してねえんだよ。
ボッボッボッ!!!
な!?あ、灯りがついた!?何もしてねえのに!?
こっわ~、う~ん、歩きたくねえな。こんな気持ち悪いとこ。絶対にGがいる。
あ、そうだ。【美しき魔王】の効果、綺麗なお城を作れる。ってやつを使えばいいじゃん!!!
初めてあってよかったって思った。よし、……どうやって使うんだ?
あ~、気合で何とかなるか。綺麗になれ!!!
…………うん、無理だな。あ~?どうやれってんだよ。
ピロリン
『称号【美しき魔王】をセットしますか?Yes/No』
これか!Yes!
『称号【美しき魔王】をセットしました。』
…………綺麗になれ。なってください、お願いします。なってくれなきゃ気絶してやる。
バッ!!!
おお!!!綺麗になった!!!って、ここ、純白だったんだな。シャンデリアまでキラキラ光ってる。
あれ、電気かな?電気だったら電気代バカにならないと思う。
お金は大事に。これ、大切だから覚えとけよ。兄様は新しいゲームが出るとすぐに買うから…。部屋が三つも必要になるんだ。
金と部屋の無駄だ。あれは…。
……ここは謁見の部屋か?どでかい扉だが…。
ガガガガ
重い…。疲れた~。この扉も後で軽くできないか実験しよう。
あ、やっぱり。ここ、謁見の部屋だ。王座?があるし。?がつく理由は王座が寝ころべる、というかソファーみたいなやつなんだよな。
……キンキラキンのとまではいかない美しい金色。うん、俺好みだ。ベットに良さそう…。
あ、王座のとこにあるのって王冠か?綺麗だな。
ごてごてしすぎないのに、目をひく輝き。ほのかに主張する宝石の煌き。
これぞ王だと思わせるオーラ…。オーラ!?お、王冠なのに…!?
ま、まあいい。……かぶってみよう。
ソッ
ピロリン
ん?称号?【認められし王】 王冠に認められた王。カリスマ値アップ。認められて良かったね!!!認められなかったら………だったから!!!
認められなかったらどうなってたんだよ!?そこで止めんなよ!?こええよ!!!
ピロリン酸
今のなんかおかしくなかったか!?って、また称号かよ。
えっと?【孤高の王】?………王であるのにひとりでいる者に送られる称号。ひとりで生き、ひとりで死ぬ。そんな強く、そして寂しき王に送られる。……要するに、ボッチ乙wwww(笑)
「最後で落とすなあああああああ!!!ボッチになりたくてなっとんのとちゃうわああああああ!!!」




