やっぱりソロはやめられないようです。ドンマイ☆彡
「ううう、どうなってんだ?これ?」
シャラランシャラランシャララン
「あ?誰だ?」
『あ、神楽月君?君の種族ね、感情が昂ると普段はしまってる角とか出たり、耳がとがってエルフみたいになるから注意してね。戻したいときは[戻れ]って思ったらオッケーだよ!!!あ、耳と尻尾は感度がすごく高くなってるから気をつけてね。それじゃ。』
シャラン
「…………………おっせえんだよ、このクソ運営がああああああ!!!」
あああああ!!!もう!!!もっと早ければこんな醜態見せなかったのに……。ウルッ
「かぐちゃん。かんわいいいいいいいいいいい!!!きゃーーーーなんでこんなに可愛いの!?もう天使だわーーーーーーー!!!あ!悪魔コスだから小悪魔ちゃんか。かぐちゃんになら魂上げちゃううううううううう!!!やっだあ♡可愛い!!!チョーかわいい!!!涙目もキュートおおおおおおおおお!!!イヤン!!!かんわいいいいいいいいいい!!!」
……兄様、オネエキャラになってるし、めっちゃハイテンションじゃん。
「これが神楽……かゎぃぃ……。ハッ!こいつは男こいつは男こいつは男こいつは男こいつは男!!!」
……会長は大丈夫か?壊れたのか、そうか。
「はあ、もういいや。ギルドに行こうよ。」
もうさっさと寝たい。寝て忘れたい。あ~、寝たい寝たい寝たい寝たい寝たい寝たい寝たい寝たい。
「そうだね。じゃあ行こうか。」
「なあ、ちょっと聞いていいか?」
「ん?どうした?」
どうして、どうして………………、
「こんなに俺は注目されてんだ!?正直うぜえ!?」
「俺らが有名だからだろ。入りたいギルドNO.1は伊達じゃねえよ。」
え?マジで?入りたいギルドNO.1?
「どんなもの好きが集まってんだよ…。このゲーム。こんな奴らのところに入りたいとか…ありえねえ。」
「あ!?何だと?神楽、どういう意味だよ!?」
え!?…………会長…、そんなことも分からんバカになったのか……。可哀想に…(笑)
「なあ、神楽っつーの止めろ、俺は神楽月だっていってんだろ。はあ、これだから脳筋は…。」
「あ!?んだとてめえ!!!どういう意味だコラア!!!」
………うっわ、沸点ひっくいな。短気は損気なのに……この俺を見習えよ。(←どの口が言ってんだ by作者)
「やれやれ、脳筋の意味すら知らないのか?流石は脳筋。仕方ない。脳筋には脳筋の意味を理解できないだろうけど、教えてやるよ脳筋。脳筋は脳みそまで筋肉で出来てるっつー考えなしのバカっつー意味なんだよ。脳筋。お前にピッタリじゃないか脳筋。お前の二つ名脳筋な。分かったか、脳筋。」
「脳筋脳筋いうなああああああ!!!おれば脳筋じゃねええ!!!」
「「「「「いやいや、脳筋だろ。」」」」」
おや、兄様も町のみんなもやっぱりそう思ってたのか。うん、会長は脳筋だよな。
「はいはい、子供じみた喧嘩はやめて、着いたよ。俺のギルド『暁の祭壇』に。」
お、着いたか。疲れたわ~。
「あ~、疲れた~。」
「疲れたって、浮いてただけじゃないか。布団に乗って。」
「寝てないと疲れるんだよ。そんなことも分かんねえのかよ。だから脳筋何だよ。脳筋。」
呼吸すらも疲れるんだから、疲れてるに決まってるだろ?バッカだな~。
「なんだと!?」
「はいはい、ガチャ ただいま~。かぐちゃん連れてきた~。」
「「「「「は?誰だそれ?」」」」」
あ、風紀は委員長と副委員長だけなのか。まあ、平の委員って全員委員長たちの舎弟だもんな~。
「邪魔する。」
「今帰った。」
どうした?そんなわけわからんもん見るような目して。
「かぐちゃん、紹介いる?」
「いらね。知ってる。さて、お前らに問題だ。俺は誰でしょう?」
「「「「「へ?」」」」」
さっさとしろよ、俺の茶目っ気たっぷりのクイズだろ?何を驚くことがある。
「かぐちゃん、普通は驚くからね?」
「あ?また声出てたのか…。ま、いいや。そんだけリラックスしてるっつーことだろ。」
はあ、現実ではそんなことないだけましか。
「誰?」
あ?分かんねえか。じゃあヒントでもやるか。
「ヒント、俺は現実でのお前らを知っている。お前らも俺のことを知っている。」
「「「「「はあ!?」」」」」
「かぐちゃん、それじゃあ謎が増すだけだよ。いつものしゃべり方にしてあげたら?」
…………兄様、たぶんその呼び名が一番のヒントになってるってわかってるか?
「え?もしかして、かぐちん?」
「「「「は?神楽!?」」」」
ほら、兄様の呼び方が引き金じゃん。会長の時も今だって、まあ、クイズなんてどうでもよかったけど…。
「そうだぜぇ?こっちでもよろしくしてやるよ。感謝しな。」
「……うっわー、その性格って素?それともロールプレイング?どっち?」
は?ロールプレイングなわけないだろ?
「素に決まってんだろぉ?なあに、意味の分かんねえことをぬかしてんだよ。生徒会会計[森風 春樹]さんよぉ?」
「いやいや、わけわかんないのはかぐちんの方じゃん!?僕はまだましな方だよ!?他の奴らなんか驚きすぎて固まってんじゃん!!!」
あ、なんか静かだと思ったらそういうことかよ。
「……生徒会書記[東堂 恵真]、生徒会庶務[小鳥遊 蒼穹]、風紀委員長[太刀波 玲音]、風紀副委員長[琴羽 彰]。それでも那狼学園のリーダーたる者か!!!!!!」
「「「「はっ!!!」」」」
あ、よかったよかった、元に戻ったわ。その代わり俺が疲れたけど…。
「は?本当に神楽なのか!?」
「神楽さん…なんでしょうか?別人のようですね。」
「神楽殿だとは思わなんだ。謝罪する。」
「ふわ~、副会長さんってこんな感じなんですね。」
……一度に言われても聞き取れないんだが…?まあ、どうでもいい内容なんだろう。
「ん、俺もこのギルドに入るから。よろしく…、兄様痛い。離れろ。」
何気に抱きしめるな。面倒だと放っておいたからって力込めやがって、あ~、いってえ。
「「「「「兄様!?」」」」」
「じゃ、じゃあ、この人は暁財閥の御曹司!?暁 祝詞さんか!?」
「あ!?そうか!!!神楽の兄ってことはそういうことか!!!」
え!?今まで気付いてなかったのか!?流石だ!!!
「「「「「「「流石、脳筋。」」」」」」」
あ、みんなもそう思ってるんだ。やっぱり俺のネーミングセンスはばっちりだな。
あれ?なんか意味が違うような。
「脳筋じゃねええええええ!!!!!!」
「まあ、そんなどうでもいいことは置いといて。」
「どうでもいい!?」
……可哀想にスルーされてる。まあ、兄様は家族以外に冷たいし、いつものことか。
「これからかぐちゃんも仲間になるから、仲良くしてね!!!主にギャグ要員いじりでwww」
ああ、あいつか。
「え?ギャグ要員って誰?誰?可哀想(笑)」←あいつ
お前だよって、言ってやらないこの優しさ。やっぱり俺は完璧だな。
「おう、じゃあよろしピピピピピピ時間です。ピピピピピピ時間です。ピピピピピピ[眠りの森]へ転送します。」
「「「「「「「「は?」」」」」」」」
シュンッ!!!
……「は?」
シャラランシャララン
『もしもし?君の種族ね、初期地から10㎞離れると1時間で戻るようになってるって伝え忘れてたから。伝えたよ。じゃあ。』
シャラン
「……んな、大事なことは…もっと早く言えやああああああああああああああああ!!!」




