会えるアイドルという職業
今の現代、アイドルに会うことは簡単になった。
一昔までは、抽選で当たった人のみとか出待ちをしてアイドルなどとアイドルと会うことは大変でファンの人たちはとても苦労してたがそれでも自分の大好きなアイドルと会うためにどんな苦労も惜しまず頑張ってきた。
その人たちのおかげか分からないがある人が会えるアイドルという画期的なものを作ってくれた。
シングルのCDを買うだけで数秒だけアイドルと握手をして会話することができるというものだ。
大好きなアイドルに簡単に会えるようになった今、ファンたちはアイドルと会う時間が何よりも幸せな時間だと思う。
現に私の知り合いもアイドルに仕事をして稼いだお金の半分近くを使っている。
それぐらいアイドルと会うことは幸せなことなのだ。
一昔まではアイドルといえば男性がファンになるというイメージがあると思う。
女性のファンもいたかもしれないが極わずかだったと思う。
しかし、現代では男性は勿論のこと女性のファンが急増加している。
それはアイドルが可愛いだけではなくかっこいい歌、感動する歌、共感できる歌などアイドルの魅力が増え
歌声、ダンススキル、演技、芸術、そしてなによりその人なりの努力が女性の心を掴んだのだと思う。
そして何より会えるというファンとしてはなによりも幸せなことで
そのためだけに生きてるといっても過言ではないくらいだと思う。
「馬鹿な」と言う人がいるかもしれないがそんなことはないと思う。
なら、少し前までただの一般人だった人に何千万もかけることができるだろうか。
普通ならできないはずだ、いや普通じゃないと言うと失礼だ。
私からしたら何千万もかけることができることが普通だと思う。
大好きな人をお金と比べることなどできないのだから。
どのようにアイドルがファンの方たちに対応するのか、私も実際にアイドルに会いに握手会にって来た。
その時に思ったことを話そう。
まず、どのようなファンがいるのか、年齢層、性別、容姿、態度を見てみた。
年齢は十代から六十代と幅広い年齢層である。中にはお年寄りもいた。
次に性別はアイドルは女性とあってやはり男性のが多いが割合で言うと7対3だと思う。
昔に比べて明らかに女性のファンは増えていると言える。
容姿は皆さんはアイドルオタクといえばキモイやデブとか色々言ってるのを聞くが
ファンの人の容姿は普通でイケメンの人もいる。皆さんの想像しているようなファンもいる。
推しメン(推してるメンバー)に覚えてもらうためにサンバみたいな格好してくる人もいる。
女性は可愛い人もいるしコスプレしてくる人もいる。
しかし、もう皆さんの想像のオタクはもう古いのかもしれません。
態度は悪い人はいません。
しっかり礼儀をわきまえています。
しかし中には礼儀がない人もいます。
それでも行く前は態度悪て最悪な人が多いと思っていましたがそれは大きな間違えでした。
態度もよく文句も言わずスタッフに迷惑をかける人はいませんでした。
ミニライブというものときに推しメンを叫ぶ人はいますがそれは強い思いがあり迷惑ではないと思います。
それよりも推しメンに覚えてもらうこと自分の思いを伝えることに何より必死だったんだと思います。
嬉しすぎて握手しながらはしゃいでる人、握手し終わってニヤニヤしてる人少し泣いてる人見てるだけで
その人がどれだけ幸せか伝わってきました。
「その数秒に命をかけているのか」と思うぐらいに幸せそうでした。
これがファンを観察してみて思ったことです。
アイドルたちを見て思ったことを書きます。
第一にすごいです。もし自分ならすぐに挫折すると思いました。
自分が知ってる職業の中でも最上級に大変で辛い仕事だと思いました。
何時間もずっと立ちながら終わりまで永遠に握手をしてそれだけでも疲れるのに
数秒しかない時間の中でファンの話を聞いてファンが喜ぶ的確な返答をしなければいけない
そんな大変な中笑顔を一切崩さずやっている。そんなことが我々にできるだろうか
きっとできないだろう私なら一日持つかも怪しいと思う。
それでも彼女たちは辛さは見せず幸せそうにやっている。
きっと彼女たちにとってファンの喜ぶ顔を見ることが自分の支えになっているのだと思う。
だから、弱音を見せず頑張ることができるのだと思う。
そして彼女たちには夢があり目標が皆違うと思うがあると思う。
もうすでに叶えた人もいるかもしれない、アイドルになるという夢を・・・
一人のアーティストとして活躍したい、たくさん人を笑顔にしたい、自分を変えたいなど
向かう先は皆違うと思う。しかし今は同じ道を歩んでいる。
ライバルではあるが時には手を取り合って助け合ってグループ大きいものにしようという気持ちは皆一緒である。全国そして世界に自分たちを知ってもらおうと必死に頑張っている。
でも、彼女たちはそれを心に秘めてまずは目の前のファンと真剣に向かい合っている。
努力の形は人それぞれ違うけど彼女たちなりに頑張っている。
人見知りの人もいればテンションが低い人もいる、それでもファンは笑顔で握手を終わってくる。
それは彼女たちなりのおもてなしをしているからだ。
なぜあれほど頑張ることができるのか
夢があり目指すところがあるとしても途中で挫折をしないのだろうか
アイドルというものは人気が出なければ食べていくことなんて困難になる
人気が出てもアイドルは給料が安いという
何曲もの歌詞を覚えダンスを体に覚えさせ歌声のトレーニングもして
それをほぼ毎日してシングルが出ればイベントでファンと朝から夜まで握手をし続けて
笑顔も崩さずファンのために頑張っている。ファンを少しでも笑顔にするために
ライブをすれば真夏でも真冬でも衣装はそのシングル曲が出た季節のものになってしまう
きっと体調を崩す人もいるだろう。それでも自分の夢に向かって頑張っている。
もしかしたら自分の夢を探しているのかもしれない
やりたいことがわからず、自分探しをしているのかもしれない。
あるアイドルがこう言いました「アイドルになってから自分が大嫌いになりました。今まで自分のことをしっかり見ていませんでした。アイドルになり自分を見るようになりここが嫌いとかここがダメとかマイナスな所ばかり気になってしまい自分のことが嫌いになってしまいました。」と良くなかったことに見えるが逆に良かったのかもしれない。
マイナスな所に気づかずにいたらこの先もダメなままでプラスが増えることもなかった
しかし、マイナスに気づき変わろうとしている、それだけでも人間は成長したと思える。
アイドルという職業はそのことを一番気づかしてくれるのかもしれない。
アイドルというものは小学生から大学生まで幅広い人が行っているものである。
あるアイドルは中学三年生の15歳でアイドルをやっている。
会えるアイドルをしていてそのグループのなかでもトップクラスに人気がある。
なにがそれほどまでファンを魅了し彼女に釘付けにするのか
私なりに考え観察してみた。
初めに目に付いたのが彼女の目つきだった。あの目は一瞬で彼女の虜になる魅力を持っている。
他のアイドルとは違う目をしている。あの目をしているのは彼女だけかもしれない。
残念ながらそれ以外は見つけることができなかったが私も彼女と握手会で握手をしてみた。
容姿は勿論、声、雰囲気、他にも分からないが気づいたら彼女の虜になっていた。
他にもすごい子はいる。
歌声がよくて歌唱力のすごい子、彼女は笑顔とても素敵でその笑顔にすぐに彼女の虜になってしまう。
自分の信念を貫き自分に負けない子、なによりもファンを大事にし神対応と言われる人たちだ。
演技力がありドラマに映画と忙しい子もいる。バラエティ力のある子。
今のアイドルは可愛いだけでは成り立たなくなっているのかもしれない。
あるアイドルの話をしよう。
中学でいじめにあい不登校になり
自分には光など当たらない、ずっと暗い中をさ迷うと思ってる子だった。
自分を変えたくてアイドルになることを決めた。
しかし、自分など受からないと思っていた。
顔も不細工で歌もダンスも下手、そんな人が受かるはずがないと思っていた。
だか、合格した。
プロデューサーが言った。
「ただ、可愛いだけじゃアイドルはやっていけない」と
でも、私は歌もダンスも下手だと思った。
プロデューサーの言葉の意味をわかったのは
数年後のことだった。
芸能界は顔、歌、ダンスだけじゃないという事。
バラエティー能力があることを知った。
その子はバラエティー能力に長けていた。
圧倒的な面白さと時に出る飛び抜けた発言が芸能界に受け
今では、レギュラー番組も持ち、自分のアイドルグループでは
センターを何度も実力で勤めてきた。
その子は自分が一番になること。光があたること。
証明したかった。世間の光が当たらない人たち
自分なんていらないと思ってる人たちに少しでも希望をあげたかった。いじめられて不登校になり暗い人生を送ってた自分が変われたのだから。皆さんも変われると教えたかったのだ。
現に希望をもらった人はきっといると思う。
アイドルという存在は
人の人生の支えになっているのかもしれない
END