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フラグをたてて折る

作者: 環永環

それは数少ない男友達をからかって遊んでいる時の事でした。


「ねぇ、真緒は祐のことが好きなの?」


私が基本男嫌いなのを知っている友達が不思議そうにそう聞いてきたのです。


「うん?好きだよ?」

「ぇ」

「だってからかうと面白いんだもん!」

「え」


だから思ったことを正直に言いました。

何でだか友達が可哀想なモノを見る目だったのがとても印象的でした。

何ででしょう?


「あんたはそのままでいなさい」


キョトンとしていると友達が私の頭を撫でながらそう言ってきたので取り敢えずうんと返事をしておきました。


その後からなのですが、その男友達が急によそよそしくなったんです。

私、何かしちゃったのでしょうか。


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