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「七月三十一日の夜に、君はもう死んでいた」

最新エピソード掲載日:2026/02/12
佐伯悠真は、古い集合住宅「鏡月荘」の404号室に引っ越して三ヶ月が経った。
静かな日常のはずが、毎晩同じ夢に苛まれるようになる。
七月三十一日の夜。
共用廊下の蛍光灯が点滅する中、誰かが叫び、鈍い音が響き、血の匂いが漂う。
倒れる影。そして、昨日ようやくはっきり見えたその顔――倒れていたのは、自分自身だった。
犯人の手は震えていた。細くて、白くて……悠真の手だった。
隣室に住む大学生の彼女も、同じ夢を見ていると言う。
「佐伯さん、死んでましたよ?」
彼女の瞳は怯えていた。
鏡に映る自分の顔が、二重になる。
水道水に鉄の味が混じる。
階段の影が、いつもより長く伸びる。
そして、ドアの前に落ちていた紙切れ。
『鏡を見ないで』
今日が、七月三十一日。
今夜、何が起きるのか。
夢はただの悪夢なのか、それとも――
悠真の記憶は、本当に自分のものなのか。
細かな描写のひとつひとつが、後になって意味を持つ。
鏡の向こうに映るのは、本当に「自分」だけか。
これは、夢か、現実か。
それとも、すべてが仕組まれた「共有された悪夢」なのか。
叙述トリックと心理的な恐怖が交錯する、閉鎖空間ミステリーホラー。
一度読んだだけでは見逃してしまう真実が、そこにあります。
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