ステラとの出会いと女の子の会の開幕
昔々この世界では10大国と呼ばれる国らがあったという。その国たちは3度目の大戦を経ちながら3国まで減った。王国は世界征服の野望を抱いてまた戦争を起こした。技術の飛躍的な発展による壊滅的な被害を与えることができる武器が登場してしまって、まず本国への攻撃は慎んで互いの植民地に対する攻撃のみ行なっている事情だ。だがこれがいつまで続くかの保証はなくいつでも本国への大規模殲滅攻撃を受ける危険性はかなり高い。
–あ、そういうわけで私の接近が敵の本格的な攻勢の前、偵察だと思ったのか
なるほどなるほど
ー私に勝つものはあんまり存在しないが私の姉さんや兄さんが相手なら痛い目に遭うはずだ。
だったら、兄様達が介入しない線をしっかり守ることが大事になる。もし責任を問われてもこれは平和を破壊しようっとするもの達に対抗しただけだと弁解したら済むことなんだ。こう判断した私は加減なく力を発揮するように心構えした。
車に乗って3時間ほど移動した先には巨大な都市があった。確かに核撃されたら想像を超える被害が出るには間違いなかった。シテラが報告を終えていたので問題なく都市の中に入ることができた。摩天楼の中で特に目立つように高い城があった。城に案内された私は皇帝との謁見のために備わった部屋に入った。服装を変える方がいいと聞かれたがめっちゃ億劫の極まりだったので断った…。
中に入ったら中央に聳えている玉座を中心に対称的に座席が配列されていてそこには臣下みたいな人間が座っていた。
「皇帝陛下の前であんな軽薄な服を! 無礼すぎる」などと吠えてくださる虫もあったので気持ちがちょっぴり悪くなった。誰も気づけないようその体の心臓を破壊した。血を吐きながら倒れる弱虫さんを見ないふりをしながら玉座に向かった。
女帝ステラは強者だった。人間を超えた存在、寿命は普通の人間の10倍以上だった。皇室の血族ならみんな特別な能力を持っていた
ステラは一目で自分の前に立っている少女の正体を見極めた。ーこいつは神に匹敵する存在だ ステラは心構えしてから口を開けた。
「あなたの名前は?」 「荒星宵」 「ここに来た理由は何か」
「なんとなく」 ステラは神みたい存在は全部どこか変わっていると思ったがその思いを超える境地を誇る宵である。
「無礼にも程がある!あの小娘を連れ出せ」どこかのバカさんが実力差も分からず喋ってるのをみてステラは冷や汗をかいた。そして即時お馬鹿さんを瞬時に処理した。
抉られた首から血が湧き出す。刀を鞘に入れながらステラは言う。
「宵様、我々はあなたを待ち望んできました。どうか私たちに力を借りてください」
と恐々しく言いながら頭を下げた。皇帝の意外な行動で周りは水を被ったように静かになってから波紋の形でどんどん動揺が広がる。
私は騒いでいる人たちを見ながら可愛げな声で喋った。
「私があなた達を救えてあげるよ〜」「その話は、つまり王国を攻めてくださると言うことですよね」「まあその通りだ、だが私は戦略樹立などはよく知らないから指揮は別の人に頼むことにしなさいよ」「では、君を皇帝親衛隊長に任命する他、皇帝専属部隊の副指揮官にも任命するのでこれからもよろしく」
「オッケー」 周囲からは戸惑いながら叫ぶ悲鳴みたいな何かが蠢いていたが軽く無視した。私はもしこの皇帝と名乗る者なら思念疏通もできると思い、試しに話をかけてみた。「おーい、きこえるかい〜?」「ちゃんと聞いてるわ」「やはり特別な存在だったね 私の目が間違ったのはないみたい そろそろ前提から成立できない命題ではあるけどね」「っていうか、何を言いたいのか?」「あ、別に大したことではなくてね、今夜ステラの部屋に遊びに行ってもいい?」「えっ、っイェええちょっちょっと待ってて」などとすごく戸惑ってくれるステラちゃん 実は皇帝が可愛い女の子であったため私はすごく親しく感じた。可愛いしそれにめっちゃ強い、これを超えるものなどあるわけがない。こうやって思念伝達を終えてステラは私の宿を指定してくれた。位置はステラが使っている部屋の隣にある部屋。護衛だから同然だろう。
私の部屋は豪華すぎなく安楽な環境が造成されていた。神をダメにする椅子が置かれていてそばには仄かに輝く灯り、床は想いを込めて磨かれた木、寝台はアニメの中で少女が寝る場所に当てはまるように可愛らしくふわふわした。趣向を狙撃された和谷氏は満足げな笑みを浮かべる。これ絶対親友になれるんじゃないかっと呟きながら。
もう日は暮れて薄暗くなっていた。夕食は幹部専用食堂でこなしたが老人とか老いた人間が多かったので気まずかった。ステラに外貌と年齢を幹部選抜基準にしようっと提案するのを決めた宵である。夜遅くなって私はステラの部屋に訪れた。隣にあるって言ったけれどずいぶん遠い距離である。「ステラちゃん宵が来たよ〜」「!!!うわっああああ」何かを急に片付ける音がした。そして「あら宵ちゃんこんばんは 中へどうぞどうぞ」などと何気ない顔をしながら迎えてくれた。これはステラが部屋を荒らしてだらだらしてから友達の急な訪問に慌ててゴミを隠すという典型的な展開。
どこか疑わしいところが見えたが少女の心は鋭敏で繊細なのであえてからかって怒られる必要はない。「ステラちゃん女の子会やろうよ〜」「ええ急に何を…。!」
私は異空間に入れていた可愛く白いパジャマを出してステラに渡した。
ステラは最初はちょっと困った顔をしていたが、すぐに顔を赤らみながら服を貰った。
「えっと、宵さん私服脱がなきゃ…」 「うん?なんの問題でも?」 「いやその裸の姿を見せるのはちょっと…」 「何を仰ってるんですか私は皇帝陛下の忠実な親衛隊長じゃないですか」「いやあのうこんな時だけ敬語使うね」「……」 というわけで深夜の女の会は幕を開けたのだ
ちょっと誰でもいいから読んでもらえませんか
泣きます本当に…