宵とモスソラ
私は次元の隙間から生まれた。数多の宇宙と宇宙の間に小さな穴が生じ、異次元と繋がれた途端、違う性質を持つ粒子らが衝突し結合されたのが私という存在だ。最初は何の感覚もなかった。ただ霊魂を蝕むような灼熱するエネルギーに私は抗えなく狂って暴れ始めた。いろんな星が粉々になり重力崩壊を起こし巨大ブラックホールになった。こう暴れてから何日が過ぎた。その時だった。私の姉様だと称する者が現れたらた。私は精一杯抵抗したが全うに争えることなく、悲惨に敗北した。その後、姉様が私を教育してくれた。体も与えてくれた。よくわからないが可憐な美少女の容姿をしていた。髪は白く長く、瞳は瑞々しい青色、肌は白くすこく滑らかだった。年は14歳に見えた。どうやら姉様は得意な趣味の持ち主のようだ。
でも体ももらったしまあいいか。そして力の調節、管理、吸収、放出を教えてくれた。エネルギーを放出することをうまく調整すればいろんな姿を持つ魔法を使えるって言ってくれた。長い時間が流れた。私はもうエネルギーは自由自在に操れるようになった。身体に適応も完全に終えた。私の身体は老いることもないながら近くて超新星爆発が起こっても傷一つないくらいに頑丈だった。可愛い外見でめっちゃ強い外肌。
姉様はそれから名前をつけてくれた。荒星宵という名前だった。宵に星を荒らしてこの名をつけたとかなかったとか。そのあと姉様は去った。行く前におすすめ星界など、面白そうな情報を与えてくれた。
そうして、私の宇宙旅行が始まったのだ。ちなみに種族は神髄族だと言われた。ふむ、神様か。私
[まずこの星界の惑星に面白いことがあるよね]
情報によればこの惑星ではこの惑星の覇権を置いて熾烈な戦争が起きてる最中だという。
リゲル帝国、シリウス連合国、清星王国が各自導いている派閥が覇権を目指し、絶え間なく睨みついているという。 「ううう、ふむう、ああう、まずはてい..こ..くに行こうか!」
そうして私はあの星界に向かって進んだ。