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7冊目 『DRAGON BALL』 鳥山明氏

7冊目です。

アップするシリーズ先を間違えました。(;^ω^)

7冊目 『DRAGON BALL』 鳥山明氏


 私のバイブル、DRAGON BALL。

 スペルを書くのが大変なので以降はドラゴンボールと書きます。

 これはあらすじの必要はないでしょう。国民的有名漫画。

 ドラゴンボールはバトル漫画です。しかし私は極上の癒しの物語でもあると考えます。


 ドラゴンボールは敵キャラが良い人になり仲間になります。ご都合主義と言ってしまえばそれまでです。

 しかし、私はそれを必然だと感じます。


 かつては悪人でありながら味方になった敵役。

 彼らはプライドが高く自分が強いことを誇示します。裏返せば、自分は強くあらねばというコンプレックスに囚われています。


 ピッコロは父の恨みをはらし、悪の根を絶やさない為だけの理由で誕生を望まれました。

 ベジータは父親であるサイヤ人の国王から、お前は王子だから誰よりも強くなければいけない、という価値観を徹底的に刷り込まれています。


 悟空の一番の親友であり、作中きっての良い人の代表のクリリンも最初は卑小な人物でした。

 賄賂(エロ本)を渡して亀仙人に弟子入りし、修行をサボろうとしたり、与えられた課題をクリアするために悟空を騙して手柄を横取りします。


 クリリンも傷を抱えています。作中ではサラっと明るく流されていますが、亀仙人への弟子入り前に修行していた多林寺では、先輩たちからイジメを受けていたと記載されています。自分の身長の倍以上の年上から暴力をふるわれる恐怖は想像を絶すると思います。クリリンの家族のエピソードは作中で一度も登場していないので、おそらく帰れる実家もなかったと思います。当時13歳です。


 そんなクリリンもまっすぐな悟空と行動を共にすることで、小者から素晴らしい人格者でもある武道家へと成長していきます。


 悟空は敵に改心するよう説得することはほぼありません。自分の仲間にならないか誘うこともありません。

 どんな悪人にも自分より強い(優れている)相手にはこう言います。


「おめえ、すげえなあ」


 非道な行いには抗議の声を上げますが、相手がこれまでおこなってきた努力や才能は素直に称賛します。


 息子の孫悟飯が自分より強くなっても羨んだりしません。成長を喜びます。そんな才能に恵まれた息子が闘いでなく学問の道を選んでも、否定したりせず応援します。


「学者さんになりたいんだろ!」


 相手の存在をやこれまでの努力、価値観やこれからの進む道、すべてを肯定してくれる存在が、偉大な主人公である孫悟空です。


 悟空の人柄に癒され、思わず仲間になってしまう元悪人たちの気持ちが痛いほどわかります。


 私も過去にトラウマがあり、傷を癒している最中です。

 これからもドラゴンボールを経典としていこうと思います。





 ちなみに以前のカウンセリングでカウンセラーから頂いたアドバイスです。


「自己受容が大事なんです!過去の自分の頑張りを認めてあげて下さい~!!」


 カウンセラーさん、私も受容の大切さはわかっちゃいるんですよ。実行に移すのが難しいだけで……

※筆者の別シリーズ、『イカの徒然草』の第8話【コント 自己受容】の回で私の担当カウンセラーの嘆きをお楽しみいただけます。

ドラゴンボールの話をしだしたら止まりません。面倒な古参オタクです。推しはクリリンです。


それでは次作でお会いできるのを楽しみにしています。(*^▽^*)

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