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6冊目 『火曜クラブ』 アガサ・クリスティ氏

6冊目です。

6冊目。『火曜クラブ』 アガサ・クリスティ氏


世界で一番売れている推理小説家アガサ・クリスティの人気シリーズの短編集。恒例のあらすじ。


「小説家のレイモンド・ウェスト氏が主催する推理の会。集うは元警視総監、弁護士、画家、牧師。しかし、毎回参加者たちが解けない難問を鮮やかに謎とくのはレイモンド・ウェストの年老いた伯母、ミス・マープル!」


 最初に読んだのは小学校の図書室。子ども向け推理シリーズの一冊でした。


 当時の感想。


「将来はミス・マープルになりたい!」


 シリーズの他の作品の探偵は男性ばかりでした。

 シャーロック・ホームズ、ブラウン神父、エラリー・クイーン警視、明智小五郎、そしてエルキュール・ポアロ。


 しかし、ミス・マープルだけは女性。しかも妖艶な美女でも可愛らしい女探偵でもない老婆。

 彼女は他の探偵が持っているようなイザというときに頼れるものは何一つ持っていません。


 反撃できる格闘術も、犯罪人の懺悔を聞いてきたという特殊なキャリアも、所属している機構も、手伝ってくれる少年部下も、天才だと自称できる確固たる自信(自惚れ)も。


 彼女が持っているものはお喋りな口と観察力のみ。

 これらの武器で得た情報から余計な物を抜き取りパターン化し、対象人物の行動原理を導き出して行きます。


 しかも、はたからみると神がかり的とも言える自分の推論を、他人に理解させることの困難さも熟知してます。わかりやすく自分が住んでいるセント・メアリ・ミード村の住人を例にあげて説明するという親切仕様。


 彼女は常に穏やかです。何も知らない老婆と軽んじられても憤りません。楽しんでいる節すらあります。

 彼女は何があっても慌てず冷静に物事にあたります。姪に殺人の容疑かかけられても、親友の家の書斎で死体が発見されても。


 最初に火曜クラブを読んでから30年以上経ちますが、常に憧れの人です。


 ミス・マープルにリスペクトを込めて、彼女の母語である英語で自己紹介するときは、次のフレーズを使います。


「 I’m not married no kids no need love romance. I’m an eternal old miss.」


 オンライン英会話の先生方、全員大爆笑するんですが何故でしょう!?


アガサ・クリスティ氏、ポアロもパーカーパインも大好きなのでほぼ全部読んでいると思います。

クリスティ談義したいです。(=^・^=)


それでは次作でお会いできるのを楽しみにしています。

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