5冊目 『ウサギカメ』 イソップ氏
5冊目です。
5冊目。『ウサギとカメ』 イソップ氏
童話イソップ物語でも有名なお話です。一応あらすじ。
『むかし、むかし足の早いウサギとノロマなカメがいました。ウサギはいつも走るのが遅いカメを馬鹿にしていました。腹が立ったカメはウサギに勝負を持ちかけました。「かけっこの勝負をしよう。あの山のふもとまで早く着いたほうが勝ちだ」。ウサギは自分が負けるわけは無いと受け入れます。しかし勝負の最中、ウサギは油断して昼寝をしてしまいました。その間にカメはウサギを追い越して先に山のふもとに着き、かけっこに勝ちました』
絵本や書籍によって細部は違いますが、こんなストーリーだったと思います。
これ、普通に考えて変じゃないですか?
まず、走りの勝負を持ちかけたのがカメだということ。いくら馬鹿にされたからといって、ここまで相手に有利な試合に挑まなくても……
私だったら敵に攻撃された時のタフさや川での泳ぎの勝負など、自分が勝てる勝負を提案します。
そしてウサギは何故、カメに足の早さを自慢していたのか!?
どうせ優越感に浸るなら、もう少し実力が拮抗していた相手のほうが楽しいのでは!?
陸上でインターハイに出場していた選手が小学生にイキがっているみたいです。正直情けない……
そんなわけで、理由を考えてみました。
まずはカメは自分が勝つよう事前に工作をしていた。ウサギの食事に睡眠薬を混ぜて昼寝を誘発していたなど。
つぎにカメがウサギに賄賂を渡していた。カメが動作が鈍いことを、他の動物に馬鹿にされていたとします。そのため、俊敏なウサギに頼みわざと負けてもらい、自分の能力をアピールした。
または、村の子ども達に努力の大切さを教えるために自作自演した。この場合、依頼主は子どもの両親達でしょうか?
40代のいい年した大人が何を真剣に悩んでいるのかと言われるかもしれません。自分でも思います。しかし、いっけん何も役に立たなそうな考察が私の創作のネタの源です。
いきなり身内に殺されそうになったのに、森に逃げ込んで住み込みで家政婦になる白雪姫、逞しすぎないか?
この疑問から出来上がったお話
『プロポーズはお姫さまから』
悪いことをするとお化けが出るぞって脅すけど、お化けが大好きな子どももいるんじゃないかという思い付きから
『おばけのくににつれてくぞ』
工業高校生ってバーベルぐらい自分たちで旋盤で作るよねとか。
『田舎の工業高校あるある』
あっこのエピソードは疑問ではなく実体験です(笑)
だから、くだらないことを考えるのも全く無駄な事ではないのかと思っています。
ちなみに『ウサギとカメ』の考察、同居している母(75歳)にも意見を聞いてみました。
「そんなの簡単よ!カメの方が長生きだもの。ずうっと競争していれば先にウサギが力尽きるわよ」
そっそれは思いつかなかった!?さすが、亀の甲より年の劫。そうか……ウサギが眠ったというのは永眠の暗喩だったんですね……
※絶対違う。
私の創作秘話!?です。
秘密にするほどの物ではないですが(;^ω^)
誤字脱字報告ありがたいです。
感想や星もぜひ。
皆様の好きな本も知りたいです。
それでは次作でお会いできるのを楽しみにしています(*^▽^*)