4冊目 『漫画家と異星人 漫画家が婚活で異星人と出会った話』 ことり野デス子氏
4冊目です。体言止めの文章が書きづらいので敬体(です・ます調)に変更しました。試行錯誤中です(;^ω^)
『漫画家と異星人 漫画家が婚活で異星人と出会った話』 ことり野デス子氏
漫画家さんの彼女と数学者さんの彼氏が婚活で出会ってから、結婚に至るまでの実話を元にしたコミックエッセイです。
絵柄もかわいらしいですし、エピソードも初々しくて読んでて微笑ましかったです。私自身は恋愛に全く興味はありませんが、他人の恋バナは大好物です。
恋愛小説や少女漫画も大好きなので、終始ニヤニヤしながら読みました。
しかし、私が一番気になったエピソードはラブと関係ない箇所です。
旅行代金の1人当たりの金額を計算しようとして数学者の彼氏がパソコンの計算ソフトを使おうとします。
漫画家の彼女は驚愕のあまり叫びます。
「初めて会った時に割り勘の計算が出来ないって言うから、冗談か謙遜かと思ってたけど、もしかして本当に出来ないの!?」
そして続きます。
『数学者あるある、割り勘が出来ない』
首がもげそうなほど頷きました。
私も理系職ですが、割り勘を含む暗算が出来ません。
53+24程度の小学生レベルの問題でも筆記用具を必要とします。
電気設備のエンジニアなので、数学は仕事でガンガン使います。
資格の受験時にはベクトルや複素数、平方根や対数も勉強しました。ちなみに合格率は数パーセントです。
文系の方には知られてませんが、理工系の資格試験の多くは計算機が持ち込み使用可です。仕事ではパソコンを使います。暗算や計算能力はそこまで必要としません。求められるのは答えを導き出せる数式を的確に組み立てられる能力です。
しかし、理系というと数字に強いイメージがあるのか、計算が出来ないと言うと驚かれます。
数学や物理が好きなので理系の道を選びましたが、算数は苦手でした。計算ドリルは単調で退屈でしたし、九九を覚えるのもクラスで最下位に近かったです。
テストの点数はパッとしませんでしたが、数字で遊ぶのは好きでした。分度器やコンパスを使って休み時間中、図形をノートに書き込んだり、お小遣いで習ってない分野の参考書を買いパズルのように楽しんでました。
国語の成績は良かったです。高校受験時に工業高校を選んだところ、担任教師をはじめ様々な大人たちから考え直せと言われました。
『子どもの才能を生かすために、得意な事を伸ばしてあげましょう』
巷で流布されている言葉です。
この説だと、私の小学生時の成績では数学の才能は無いと判断されたでしょう。
私が好きな事を仕事に出来たのは、『得意』ではなく『好き』という自分の感情を手放さなかったおかげです。
就職のときに、母に聞かれました。
「あんた、読書が好きなのにどうして文系の道ではなくエンジニアになるの?」
「本をたくさん買いたいから、稼げる仕事を選んだ」
「目的が明確でよろしい」
好きの気持ちは大事ですよね!
コミックエッセイ大好きです。色んなジャンルがあって楽しいですよね。皆様のおススメ本もぜひ知りたいです。
誤字脱字報告ありがたいです。
感想や星もぜひ!
それでは次作でお会いできるのを楽しみにしています(*^▽^*)