2冊目 マンガで分かる心療内科 アランの幸福論編 漫画 ソウ氏 原作 ゆうきゆう氏
2冊目です。よろしくお願いいたします。
『マンガで分かる心療内科 アランの幸福論編』 作画 ソウ氏 原作 ゆうきゆう氏
フランスの哲学者、アラン(1868~1951年)の言葉を解説した漫画。
上記の説明だとアランの伝記か著作のコミカライズ版を想像されると思う。
そんな真面目な本ではない。
もともとこのコミックは漫画でわかる診療内科というシリーズの中の一冊である。
きわどいジョークを吐き続ける看護師姉妹や突っ込疲れしている心理士、IQ測定をぶっちぎる天才幼児というレギュラーメンバー。
それにアランの幽霊?とメイドのコスプレをした元天使が加わり、しっちゃかめっちゃかなストーリが繰り広げられる。
とりあえず、何も考えずにゲラゲラ笑いたいときにおススメしたい。
しかし、作中に書かれているポジティブに生きるための知識は、辛い状況の時に本当にありがたい。
前向きになるための心理学の知識や、さまざまな偉人たちの名言が随所に盛り込まれている。
『悲観主義は気分、しかし楽観主義は意思の力』
紹介されているアラン氏の言葉で私が一番好きなフレーズである。
私は楽観主義とお気楽主義はまったく違うものだと認識している。
お気楽主義は登山中に天候が変わることなど想定しないこと。もしくは頭によぎっても、気が付かなかったふりをすること。
楽観主義は、例え天候が崩れても無事に下山できると自分の力を信じること。
自分を信じるためには相応の努力や準備が必要である。
ただ、時々トラブルが重なると自分を信じる(楽観主義)ことが難しくなる。
先日もひどく落ち込むことがあり、気晴らしになるアドバイスを貰えればと、占いに行ってみた。
「今は困難の時期ですね」
「あっ時期の問題だったんですね!じゃあ、いつかは終わりますね」
「……今までにも他人から理不尽な怒りをぶつけられたり、妨害を受けたりしたことがありましたね」
「なんだあ。過去にあったあれは私が悪かったんじゃないんですね。気が楽になりました」
「…………そして、しばらくはお金や時間を他人に奪われる事が続きます」
「なるほど!修業期間と思えばいいんですね!学校に行くことやセミナー受講に行くことを思えば安いからまあいいや」
最後に占い師さんから総評?を頂いた。
「どうしてそんなに前向きなんですか~!?私が言おうとしたアドバイス、全部先取りしているじゃないですか!!!」
長年の訓練の結果、だいぶ楽観主義(ポジティブ思考)が身についているようである。
落ち込むことが多いので、よくカウンセリングや占いに行きます。慰めて貰うのが目的ですが、たいていは喋っている間に自己完結して、勝手に立ち直ります(笑)
誤字脱字報告や感想ありがたいです。
星もぜひ。
それでは次作でお会いできるのを楽しみにしています。(*^▽^*)