13冊目 『夢をかなえるゾウ』 水野敬也氏
13冊目です。大好きな関西弁で話す神、ガネーシャの本です。(*^▽^*)
13冊目 「夢をかなえるゾウ1」 水野敬也氏
あらすじ
『夢を忘れたうだつの上がらないサラリーマンの元へゾウの頭をした神様がやってくる。ヒンドゥー教の神様であるにもかかわらず、関西弁で喋るガネーシャ。彼が教えてくれるのは成功するために必要なちょっとしたアドバイス』
自己啓発本大好きです!
本当の小説や文学好きの方から見ると邪道かもしれませんが……
小説では善人が幸せになるとは限りません。正しく努力した人が報われるとは限りません。
コメディ小説や子ども向けの童話や絵本でも同様です。
それは物語が人の営みの現実を書いてるからだと思います。
だから私は小説が好きです。
好きなんですけど、たまに現実から逃れたい時もあります。
その点自己啓発本は夢があります。普通の人が工夫や努力するだけで成功できる、優しい世界です。
メンタルが弱っている時の現実逃避にもってこいです。
伏線の回収を気にする必要もないですし鬱展開もありませんから、頭を空っぽにして読めます!
「単純な人だね」
上記を人に話すと、よく言われます。
実は本当に単純なんです。
例えばこの『夢をかなえるゾウ』、ガネーシャの最初の教えは【靴をみがく】。初読の時、第1章を読み終わる前に私は靴を磨き始めました。
2番目の募金はいったん外出しなければ難しかったので、実行を次の日にしました。しかし3つ目の教え【食事を腹八分目におさえる】を読み、夜食に食べようと考えていた、プリンを翌日の朝まで我慢しました。
自己啓発本を読了して、実行に移す人はいると思います。ただ、読み終わる前に出来る事をやってく気の早い人間はさすがに少ないのでは無いかと想像しています。
【今までのはガネーシャ神が出鱈目を言ってただけです】
最後のページでこう書かれていたら、私はどうしてたのでしょうか?
もちろん、この本は最後まで実行しやすい有益な情報がたくさん書かれており、実行しても良い効果しかありませんでした。
しかし、この本は良書でしたが万が一インチキ本でしたら、今頃私の寝室にはガネーシャのご神体が飾られていたはずです。
万事がこの調子で言われたことは真に受けます。
筋トレの本を読めば、最初のページでダンベルを押し入れから出し、人から面白い本をすすめられると、その場でAmazonで購入してしまいます。
あまりにも鵜呑みにしやすいので、家族や友人を始め様々な人たちから心配されています。
業界の人たちからも心配されまくっています。
占い師さんに言われました。
「スピリチュアルなセミナーには行かないでね。高い石や壺を買わされないでね」
FPさんにアドバイスされました。
「美味しい投資話を持ちかけられたら、相談に来てください。一応プロなので信憑性があるか確認させていただきます」
担当カウンセラーさん談です。
「メンタルを治すのに必要なのは地道な治療です。『あなたの苦しみを一瞬で取り除きます』というような広告に気を付けてくださいね」
etc.
ただ、言い訳させてもらえるなら今まで大きく騙された経験はないです。
何しろ、私があまりに危なっかしいので家族や友人、知り合いが常に注意しており事前に忠告してくれるからです。
43歳まで、なんとか生き延びている理由です。
先日、新聞で高齢者を狙ったオレオレ詐欺の記事が掲載されていました。
「怖いね~。お母さんも気を付けてね」
「気を付けるのは私よりあんたでしょ。変な電話がかかってきたら、必ず誰かに相談しなさい!」
私には母の断言に、黙ってうなずくしか出来ませんでした。
「よく今まで生きてこれたね」
何故かよく言われます(;^ω^)
それでは次作でお会いできるのを楽しみにしています。




