11冊目 『メモの魔力』 前田裕二氏
11冊目です。
『メモの魔力』 前田裕二氏
自己啓発本です。テレビで紹介されていて面白そうだったで購入しました。
あらすじ
『起業家である著者が、自信が習慣化しているメモの意義や書き方の重要点を紹介。成功を掴むためのメモのノウハウ(魔力)』
私はメモ魔です。小説やエッセイのアイデアはもちろん、母の日のプレゼント候補やネットで気になった記事、幼少期の思い出など頭に浮かんだことは全部書きます。
ひと月で大学ノート1~2冊は書き終わります。
「メモばかりしてないで、人の話を集中して聞け」
と会社で先輩から怒られてた始末です。
自分でもメモする習慣を持て余していたので、肯定してくれる本書は大変ありがたいです。
メモのテクニック、私も似たような仕方をしていました。
「ノートを見開きで使う。左側に起こったこと(事象)を書く。内容を確認し気づいたことを書く」
※本書ではもっと詳細で具体的な方法が記載されています。
私がノートを見開きで使うアイデアをくれたのは高校時代の恩師です。定期テストの点数を上げるコツとして教わりました。
「まず授業中、先生が喋る内容と黒板に書いたことを出来る限り左ページに書く。俺が喋る渾身のギャグも忘れんなよ!綺麗に書こうとすんな。殴り書きでいけ。テストの前日になったら左ページの落書きを右ページに清書する。教科書で一夜漬けするよりよっぽど点数上がるから」
素直な高校生だった私はさっそく実行しました。効果ありました!教科書だとどれが重要かわからなくても、授業中必死に書いたノートを読むと、先生が強調していた部分を思い出せました。寒いギャグまで書くことに意味があったかはわかりませが……
他の授業でも同様にノートを取りましたが、効率よくテスト勉強できました。
以後、メモを取るときは左ページに出来事。右ページにそれに基づいたアイデアや考察を書く習慣が出来ました。
本書で正しいやり方だとわかり嬉しかったです。
著者の方は、メモで得た気づきとして自分の長所とそれを持つに至った動機も記載されています。
長所
「圧倒的努力を可能にする熱量」
理由
「運命に対する憤り」
8歳でご両親を亡くし、苦学してから起業されたそうで自分よりはるかにお若い方なのに尊敬します。
ちなみに私が書くとしたらこうなります。
「どんな困難な時でも前を向き、出来る事を探すしぶとさ」
理由
「いちいち理不尽を嘆いている暇が無かったから」
具体的な過去のエピソードです。
・進学した工業高校、電車通学だと1時間半以上かかるので10キロ近くを自転車通学。
・男女雇用機会均等法前で、就職したい会社の求人が男子のみだったので進路指導の先生に交渉してもらい入社試験を受けさせてもらった。
・上司のパワハラで片道2時間かかる支店に飛ばされたので、方向音痴を直そうと道路地図を買い会社帰りに毎日違うルートをドライブ。
・父の介護で病院の付き添い多数。待ち時間がもったいないので資格試験の勉強。(国家資格合格)
・会社を退職し、42歳で初めての長期休暇。海外旅行に行ってみたかったがコロナ渦で不可能だったためオンライン英会話開始。
Etc.
担当カウンセラーの提言。
「ちょっとぐらいなら自分の不運を嘆いたり、他人を恨んだりしても良いのでは!?」
私の回答。
「時間がもったいないので、やめときます」
読むし、書くし、喋るし、忙しい人間だと周囲から呆れられております。(;^ω^)
それでは次作でお会いできるのを楽しみにしています。




