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10冊目 『マルチダは小さな大天才』 ロアルド・ダール

10冊目です。

『マルチダは小さな大天才』 ロアルド・ダール氏


恒例のあらすじです。


『三歳になる前に字が読めるようになり、四歳で、有名な文学作品を読みつくす天才少女マルチダ。しかし俗物である両親は彼女の才能に気が付かないで馬鹿にするばかり。小学校に入学したマルチダの才能に担任教師のミス・ハニーは驚き、さっそく彼女の為に特別な教育を用意しようとする。しかし、高圧的な校長はそれを認めず、逆にマルチダを悪ガキだと非難し始める。異端ゆえに疎まれていたマルチダと理解者であるミス・ハニーが困難に立ち向かうストーリー』


 これは小学生から中学生を対象とした児童書です。

 私は大人になってから読みましたが、小学生の時に読みたかったです。


 児童書として画期的なのは、クズの大人が出てくることです。

 両親は最後までマルチダを理解出来ないし、しようともしません。校長は幼い生徒たちに暴力をふるう犯罪者です。


 いまでこそ、様々な児童書があることを知っていますが、私が小学生の頃に読んだ本は下記のようなワンパターンが多かったです。


【天才的な頭脳を持つゆえに孤独な子ども。両親もどう接してよいかわからない。理解してくれる同年代の友達もしくは指導力に優れた教師の介入により、両親とのわだかまりが解け、普通のクラスで同級生たちと楽しく過ごせるようになる】


 小学生だった当時の私は思いました。


「ねえよ!こんな夢物語!」


 どんなにイジメられても大人(教師)達は助けてくれませんでしたから。


 というわけで、小学生の頃は童話や民話、もしくは大人向けの小説ばかり読んでいました。

現実を忘れるためです。


 作者のロアルド・ダール氏は初期の頃は大人向けの小説も書いていますが、かなりのブラックユーモアです。

 児童書でも綺麗ごとを書かないところが大好きです。



 話は変わりますが、マルチダは図書館で有名文学小説をたくさん読みます。


 ディケンズやヘミングウェイ、キップリング。司書のフェルプスさんは4歳のマルチダの読書に驚くも、彼女をを守るために騒がず見守りに徹します。


 ちなみに私が小学生(11~12歳)だった頃、図書館から借りていた本のラインナップです。


 江戸川乱歩、星新一、芥川龍之介、H・G・ウェルズ、アイザック・アシモフ、枕草子、シェイクスピア、アガサ・クリスティー、etc.


騒がなくてもいいから、当時だれか褒めてあげてよ!!!

※本ばかり読んでと怒られていました……


もちろん難しい小説ばかりでなく、りぼんやちゃお、少年ジャンプの漫画など年相応の本も読んでいました。

というか19歳まで毎月りぼん読んでました。年齢が離れた妹から借りて。(;^ω^)

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