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第6話 ―初任務―

 第6話となります、それではお楽しみください!!


 シミニア中央ギルドーー


 ライアンさんを見送りギルドへと戻ってきた


 ギルド内は昼近くということもあり何個かのグループとそのメンバーでいっぱいだった


 その間をぬってレンブラントさんがいる受付場へと進んでいく


 「レンブラントさん! 訓練も無事に終えたので早速任務の受注をお願いします!!」


 「え、もうライアンさんの訓練を終えたのですか!?」


 「はい! これが訓練の修了祝いに買ってもらった剣です。」


 背中を向けて背にかけてある剣をレンブラントさんに見せる


 「ほんとに訓練を終えたんですね。先ほどは失礼しました。おめでとうございます!」


 レンブラントさんが笑顔を見せる


 「それではこちらの掲示板から行いたい任務を選んで教えてください。」


 と隣の掲示板を指し示す


 掲示板の元に近づき、見上げる


 (うーん、例の誘拐事件の依頼はっと...


  お! あったあった。[最近頻発している誘拐事件の被害者の発見。もしくは首謀者の確保(星4任務)]ん? 星4の任務?)


 少し気になりレンブラントさんに問う


 「レンブラントさん。この星の数ってなんですか?」


 「それはその任務の危険度を表しています。最低で星1、最大で星5となり星1の任務は収集系などで全く危なくはないんですが、星4や星5は手慣れた者でも怪我をする可能性の高い危険なものとなります。そして星の数に比例して報酬も豪華になっていきます。」


 「...ってことはこの星4の任務は...」


 レンブラントさんが心配そうにこちらを見る


 「...はい、少なからず危険な任務になります。いくらなんでも初めて受ける任務としては難しすぎますね...」


 「......」 


俺は大人しく隣のある星1の植物採取の任務を受けることにした


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 町から少し離れた森の中ーー


 「おかしいな~ここら辺だよな。」


 今回採取を頼まれた植物の特徴がかかれている本を片手にここ二時間懸命に探していた


 探している道中明らかに怪しい色をしているキノコのような植物だったり、ピンク色のふくろうのような鳥を見つけて探検気分だったのにこうも見つからないと不安になってくるもんだ


 (普通はこのぐらい時間がかかるのかな? だとしたら自分は相当我慢づよくないんだな笑)


 一応自分の目で見て大丈夫だと思ったものは背中に背負っているカバンに詰め込んでいた


 (といっても町で売っていたのを見た果実だったりきれいな花だったりしかないけど。)


 それでも花屋とかに売れば多少はお金になるはずだ

 

 「しっかし本当に見つからないな。」


 今回採取を頼まれた植物は薬草なのだが、その特徴が、今この時期になると濃い緑色の花を咲かせているというもので、ただの草を採取するよりは探しやすいと思っていたのだが...

 

 (一面緑だもんなぁ。)


 そう、森の他の草木の緑色に紛れてとても探しにくくなっているのである


 (ちきしょう、そこのとこもう少し考えて選んでおけばよかった...)


 しかしもう後悔しても遅いのだ、頼まれたのは3本の薬草、でも幸運なことにこの薬草は周囲に4~7本の群れで生える植物なので1本見つけることができれば、辺りをよく見れば1本また1本と次々に見つけることができるという


 カバンから水を取り出して口に含む


 正直剣も携えているのでからだが重い...が


 「もう少し奥まで入っていくか。」


 こうして俺は深い緑のさらに奥へと足を進めていった


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 さらに歩き続けること1時間と少しーー


 「...ん? あれは...」


 周りの背の高い草たちに紛れて緑の花が咲いていた


 期待を込めて足早で花のもとへと進む 


 汗が染み込んでいる手もとの紙とじっくり見比べてみる


 (同じだ...!)


 (これだ! やっと見つけたぞ!)


 目の前の1本をしっかり採取する


 これまでの疲労がなくなるくらいの達成感が押し寄せる、たかが薬草1本と情けないがそれだけ必死に探していたのだ


 (あと2本...)


 薬草の特徴を思い出して周囲をくまなく見て探す


 (あった...)


 もう1本そしてもう1本を見つけてすぐにノルマを達成した


 あと2本咲いている

 

 (残りの2本は俺が持っておくか) 


 カバンに薬草を詰め込む


 合計して5本の薬草を採取できた


 「よしっと...さて長居はいやだから早く抜け出すか。」


 ...そう呟いた瞬間だった


 「ーー!! ーーっー!!」


 奥からよく聞き取れないが声がする


 (何か叫んでいるのか? でも、もう少しで日も落ちてくるし危ないなぁ。夜になればこの森には魔物とかモンスターがさらにたくさん出るっていうのに...)


 ここまでの道中、交戦はしていないが魔物のような足跡を見たりもした


 (その度に剣を持ってきて良かったと思っているけど)


 そこまで考えて不穏な考えがよぎる



 (もしかして魔物に襲われて助けを求めているのか!?)


 可能性はないとは言いきれなかった


 (助けなきゃ!)


 剣を取り出して更に更に奥へと足を進めていった

 明けましておめでとうございます!!

 今年もマイペースで書いていきますので暇な時間にでも読んでください。


 ここまで読んでいただきありがとうございました! 良ければブックマークと評価をお願いします!

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