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第5話 ―訓練修了―

 いやいやたった2話で訓練終わるとかw 

 かなり足早ですがヒロインをそろそろ追加しないと(焦り)


 初訓練から二週間後ーー


 いつもと同じように朝食を済まし訓練場へと足を運ぶ


 ライアンさんはまだ来ていないようだ


 (まだ来ないならひとりでやってようかな。) 


 しばらくひとりで素振りをする


 (だいぶ体も軽くなってきたかな?)


 訓練漬けの体を起こす

 

 (結構いい感じになってるかな。)


 素振りを繰り返し、今までの訓練のことを体に思い出させていく


 (まだまだライアンさんには追い付けないけど...)


 (早く一人前になってやるぞ!)


 素振りをより激しくした


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 しばらくするとライアンさんが顔を出してきた 


 「スマンスマン、急な仕事が入って来てな、遅れてしまった。」


 もしかしてと思い問う


 「もしかして...最近起こっている誘拐事件のことですか?」


 ライアンが悲しそうな顔をして頷く


 「あぁ、昨日また一人拐われたらしくてな、アレスから声がかけられたんだ。聞けばお前さんと同じくらいの歳の女の子だそうだ。」


 (そんな...ライアンさんのところにも声がかかるなんて、そんなにひどくなってるのか。)


 「ぜってぇ許せねぇ。いなくなった全員早く見つけてあげてえよ。」


 ライアンさんが拳を強く握る


 しばらく二人黙っているとライアンさんが口を開いた


 「スマンな、こんな空気にしてしまってな。」


 「いえいえ、全然大丈夫ですよ。」


 両者とも苦笑いを浮かべる 


 「さぁ今日もいくぞ!」


 掛け声と共に大剣を構えるライアンさん


 「はいっ! お願いします!!」

 

 こちらも剣を構えて応える


 「っはぁ!!」


 そしてライアンさんへと向かっていった


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 (っ鋭い!!)


 (確実にこの少年はレベルを上げているっ!)


 初日の時よりも断然鋭くなっている少年の剣さばきに感嘆する


 (もう手加減したらこっちが刺されそうだ!)


 「いいぞ! 成長が早いな! 少年!!」


 「いえ、まだまだですよっ!」


 剣と剣をぶつけながら会話をする


 「ハハハ、そんなに謙遜するなって。よっ! こっちもこう見えてしんどいんだがなぁ。はっ!」

 

 (いや、ホントにしんどいぞ、こちらが追い込まれている!)


 「ここだっ!!」


 少年の剣が自分を捉えている


 (なに!?)


 ライアンが大剣を使い防ごうとするーー


 しかし


 (早いっ!? ダメだ間に合わない!)


 「やぁーー!!」





 (とても早く成長したな...)


 自分の腹に一本入ったのが分かる


 間違いなく少年の剣は自分の腹に届いていた


 「よくやったな! 少年!!」


 目の前の少年が息を荒げながらも少し期待しているようにこちらを見ている


 「これで訓練は修了だ!!」


 少年の目が輝く


 「はぁ、はぁ、あ、ありがとうございました!」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 ギルドから近くの武器屋ーーー


 「ほら、訓練修了のご褒美だ!」


 ライアンさんから剣を受け取った


 「ありがとうございます! でもいいんですか?こんな立派なものをもらっても...」


「おう! 気にすんな! 少し財布が軽くなったがな! ワハハハハ!!」


 少し悲しい顔で財布を見ているライアンさん


 (なんか悪いなぁ。)


 そう思っていると頭の上に手をのせられて


 「なんてな! 冗談だよ!! 将来有望な少年への投資だよ! 気にするな。俺だってこんなに強くなってくれて嬉しいんだからな!! ガハハハハハ!!」


 頭をぐしゃぐしゃと撫でてきた


 「ライアンさん...!」


 なんていい人なんだと思った




 武器屋の外に出る


 「それじゃ俺は任務の続きに行ってくるから、これから元気でやれよ少年。」


 「はい! ライアンさんもお元気で!!」


 ライアンさんは背中を向け手だけをこちらへ向けて振ってくれた


 ライアンさんの背中が見えなくなると


 「...さてとこれからどうするかな?」

 

 (まずはお金だな。やっぱりお金は必要だよな。)

 

 ギルドの方へ顔を向ける


 「よし、初任務を受けるか。」


 そして不安と期待を込めてギルドへと足を進めた

 ここまで読んでいただきありがとうございました!

 良ければブックマークと評価をお願いします!

 次回は次の日曜日予定です

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