考えることは同じなんだと笑う(前編)
関西には浜村淳さんがいる。
御大である。
レジェンドだ。
パーソナリティーを務めるラジオ冠番組は45周年を迎える。
『大阪の朝の顔』である。
関西人にとっては、元は全国区で活躍されてたという方が意外な話で、長く在阪で活躍し、一時期、なぜだか『夕焼けニャンニャン』などの全国区番組に出演されてた印象である。
パーソナリティーであると同時に、映画評論家。
そー言えば、毎週2時間のロードショー番組の司会をされてたような気もする。
このレジェンド、浜村淳さんの映画紹介。
ある意味、絶讚。
ある意味、不評である(笑)
まず前情報として、MBSの開局周年番組でのインタビューで、「ホントは『紙芝居の語り手』になりたかった」と語っておられたというエピソードを紹介しておきたい。
で、映画紹介の不評についてである。
ボクが若い頃によく聞いた不評は、
「浜村淳の映画紹介の方が面白かった」である(笑)
いや、これはマジでよく聞いた(笑)
ボク自身もヒドい目にあった(笑)
一時は朝も深夜も数本のレギュラー番組を持っていたレジェンドは、劇場公開中の映画紹介を、よくなさっていた。
これが、客観的な紹介だけでなく情感たっぷりに演じられたりして、リスナーの心を掴むのだ。
映画好きの間では「作品よりも予告編の方が面白かった」なんて苦い経験をされた方も多いだろうが、昔の関西人には「浜村淳の映画紹介の方が面白かった」という苦い経験をした被害者も数多くいたのだ(笑)
もう1つの不評が、「熱がこもると、しゃべり過ぎる」である(笑)
これが、かなり困る(笑)
ちょっと具体例を思い出せないのだが、わかりやすく説明すると、
『冒険モノで、クライマックスのラスボスとの戦いとの直前まで、語り尽くしてしまう』のだ(爆笑)
「さあ!どうなってしまうのか!?」と紹介を終えられても、そんなもの、主人公が勝つ以外にあるまい(笑)
しかも、公開中の映画でもこれをやる(笑)
そして、ラスト数分まで語り尽くされているという事実を知るのは、劇場でなのだ(笑)
「いや、ここから、もう1つ何か冒険があるのかも」とすがるように期待すると、スタッフや演者の名がクレジットされたエンディングロールを悲しく見つめることになる(笑)
ボクは子ども時代に、このWパンチを喰らったことかある(笑)
心をときめかせ、少ないお小遣いを節約して劇場に向かい、スクリーンの前で頭の中は真っ白に、石像のように燃え尽きてしまった悲しい過去が。
あの頃の青少年たちの心の中に「オトナなんて信用できない」なんて気持ちを持っているコたちがいたとしたら、その内の1名は、レジェンドのせいだ(笑)
あ、イカン!
ホントは語りたいことがあったのだけれど、レジェンドの話で文字数を使い過ぎてしまった(笑)
しかし、これは前情報として大切なことなのだ。
続きは『(後編)』で。
ただし、予告しておくが、『(後編)』は、『(前編)』に比べれば、なんてことのない、フツーの話である。
お付き合いしてくださる優しい方々には、先に謝罪させていただく……。




