『ちょい乗りシート』がわかったのか、わからない
ネット社会へのボクの最大の感謝は、“気軽に調べられること”だ。
もちろん、そこで得られる知識や情報の信頼性は、検討するべきものではあるけれど。
阪神線の車内で、『ちょい乗りシート』というものを見た。
見たと言っても情景は覚えていない。
どんな風な表記だったかも、明らかに他の座席とは違う形状がどのようなものだったかも。
“『ちょい乗りシート』というものを見た”という認識だけが、ボクの中に残っている。
で、調べてみたのだが、わからない。
情報が出て来ないのではない。
モヤモヤするのである。
閲覧したのは阪神線のページらしいので、信頼性はある。
が、モヤモヤする。
「人へのやさしさ、地球へのやさしさ」という方針により搭載した各種設備の第2弾。
わかった。
阪神線は、1キロ毎に駅がある。
なるほど。
だから、各駅停車の普通車両の利用は、短距離間の移動のお客様が多いのが特徴。
これが、わからない。
阪神線側もビジネスなのだから、『短距離利用客が多い』というのは、販売した切符からキチンと統計を取った事実なのだろう。
そう思うが、その理由の推測としての『区間が短いから短距離利用客が多い』が、わからないのだ。
『区間距離が短く、その移動距離毎の料金設定が細かい』なら『短距離利用客が多い』は、わかる。
が、料金設定はフツーに数駅単位。
しかも、ボクの体感では、基本的に阪神線は料金が高い。
ボクの最寄り駅から大阪難波駅までの料金より、南海線なんば駅から目的駅までの距離の方が安い。
しかも、なんば駅から目的駅までの距離の方が断然に遠いように感じる。
ボクが阪神線で普通車両を利用するのは、快速以上の車両が最寄り駅に停まってくれないからだ。
短距離利用の為ではない。
いや、1つの推測はある。
それは、後で述べよう。
とにかく、それでだ、『座席のシートの傾斜などを“立ちやすく”設計したものが『ちょい乗りシート』』なんだそうだ。
なるほど。
これは……わからないこともない。
足腰の弱い人は、少しでも足を休めたい。
しかし、“足腰が弱い”からこそ、1度どっしりと座った態勢から立ち上がるのも重労働だ。
だからこその、『座席のシートの傾斜などを“立ちやすく”設計』。
フムフム。
わかった気がしてきた。
で、先ほどの推測に戻る。
そうか、やはり『高齢者など向けの座席』か、と。
いや、待て。
気持ちはわかった。
でも、ボク的には“割高な路線”だぞ?
気持ちはわかるが、割と贅沢な利用じゃないか?
高齢者にやさしくないぞ?
ああ、そうか!
高齢者向けの割安運賃があるのか!
え?
でも、券売機って、そんな複雑な料金設定ができそうな機械だったっけ?
ボクが見落としているだけか?
自分に関係のないものは、人間、見えていても意識しないものだしね。
で、気になって≪阪神線 高齢者 電車賃≫で検索してみる。
ボクが知りたいと思ってる情報にたどり着きそうなタイトルが出ない。
それっぽいと言えば、『(知的)障害をお持ちのお客様の料金設定がある』らしいタイトルのみ。
いや、無関係に見えるタイトルも、そのどれかをタッチして詳しく見れば、高齢者向けの料金設定の情報があるのかも知れない。
いや、待て待て待て待て。
『高齢者向け』にしろ『障害をお持ちのお客様向け』にしろ、それって『優先座席』ってことじゃねーか!
え?
待て待て待て待て待て待て。
ボクが『ちょい乗り座席』の表示に疑問を持った時、当然、その意味を探ろうと、それ以外の説明的な表示が無いかを探したハズだ。
見逃したのか?
『優先座席』って、割と大切な、周りの乗客に理解も協力もしてほしいお知らせだぞ?
いくらボクがおっちょこちょいのスットコどっこいだからって、見逃すような表示なのか?
……。
ここまでの長い内容に付き合ってくださった方がいたら、ありがとうございます。
あなたの寛容さに感謝し、素晴らしい人生を送られることを祈らせてください。
とにかく、この長い内容が、ボクの考察なのだ。
だから、ボクは『ちょい乗りシート』がわからない。
わかったのかが、わからない。
何がわかって、何がわからないのかもややこしくて、もー何だかわからない。
なんだか、もー、どうでもいい。
でも、今度、『ちょい乗りシート』を見かけてしまったら、ボクは、たぶん座ると思う。
阪神線側に『優先座席』的な意図があるのなら、ホントーに申し訳ない。
でも、座ってみたいのだ。
一応、『優先座席』としての表示があるかどうかを、探してみてからだけど。
だって、座って、立ったり座ったりしてみて、「ほほぉー、なるほどね」と思ってみたいじゃないか……。




