Save90 アンラは何を勘違いしたのかな?
1: ギル
なんかギルドハウスにいつの間にかあったからレスするわ。
もし完走しそうだったら>>980次スレ立ててくれ。
このスレのルールは……そうだなぁ、とりあえず情報共有だ。攻略関係でもいいし雑談でも構わない。名前は自分のキャラネームで頼む。名無しとか匿名は無しな。
2: アルマ
おー冒険者ギルドにあったから使ってみたけどもう使ってる奴いたのか。
3: ギル
>>2 使ってみたくなったからな。
4: ハル
皆さんレベルおいくつですか?
5: アルマ
>>4 まだ38だよ。第一職業はとりま剣士。
6: ギル
>>4 俺は42だな。剣士と剣豪のアタッカーだ。
7: コノエ
よろしく~
>>4 私は39だよ。魔法使いでずっと後衛でいるつもり。
8: ハル
>>5
>>6
>>7
回答ありがとうございます。私も40なので同じくらいですね。良かった~周りに遅れていないか心配だったんですよ~
職は回復師と癒術師の支援型です。
9: テール
俺今三つ目の街なんだけどそれより先に行った奴いる?
10: ギル
>>9 三つ目だと、【ポートタウン】か?
11: テール
>>10 そうだよ。そこから次の街の【オーネスト】までがかなり鬼門らしい。まぁ、あそこから求められる強さの次元が違うらしいし仕方ないかもだけど。
12: ブルー
>>11 今【オーネスト】にいますよ?
13: テール
>>12 え、マジで?本当に?証拠うp
14: ギル
>>12 レベルは?
15: ハル
>>12 どうやって行ったの?
16: コノエ
>>12 職は?
17: アルマ
>>12 何人パーティー?
18: ブルー
えぇ!?多すぎるよ!一個ずつ答えていくね
19: ギル
>>18 頼む
20: ブルー
>>13 写真の撮り方がわかりません。ごめんなさい。
>>14 レベルは64です。
>>15 パーティーを組んでいきました
>>16 職は鍛冶師です
>>17 三人パーティーで来ました。今は七人ですが
こんな感じでいいですか?
21: アルマ
>>20 よく三人で突破できたね
22: ギル
>>20 レベル高すぎないか?
23: ブルー
>>22 そうですか?パーティーメンバーのうち半分はレベル200ですよ?
24: ギル
>>23 嘘はダメだぞ
25: アルマ
>>23 レベル200とかおかしいでしょ、こんな短期間で。どこでレベル上げしたのさ?
26: コノエ
>>23 もう少しましな嘘つきなよ……
27: ハル
>>23 どうやっても無理じゃない?まだ一月だよ?
28: テール
>>23 夢見ることは大事だぞ。夢を見ることはいい事だ。でも現実と履き違えちゃいけない。
29: ブルー
本当なんですけどぉ……あ、NPCも何体かいますよ。私がわかってるだけで20体くらい。
30: アルマ
>>29 まだ嘘つくの?
俺はここまで読んで頭を抱えた。何だよこれ……なに情報公開してんだよ……
「ブルー、お前誰が情報公開していいと言った……」
「「ご、ごめんなさい!?」」
「レッドは謝らなくても……」
「「私たちは二人で一つなので」」
「お、おぅ」
出会ってから今までずっと思ってたけど不思議な姉妹だよなぁ。いくら双子だからってここまでシンクロしないだろ普通。
「で、これどうするつもりなんだ?」
「証拠の写真がアップできれば皆納得すると思いますよ?」
「それができないからキラは『どうするつもりだ』って言ったんじゃない」
「いや、写真は撮れる。ファンタジーな方法で。でも、公開してもいいのか?」
俺が悩んでいるのは、写真を撮る方法じゃない。もし写真をあげて特定でもされたら厄介なことになる。ここに居るメンバーの戦力的に倒されることはないと思うが。
……よし。
「写真をあげてもいいぞ。その代わりブルーとレッド、ついでにアンラは【荒れ果て荒野】まで俺と一緒に行く」
「【荒れ果て荒野】? なんでそんなところに行くの。私なら強いから大丈夫だと思うけど」
「「私達も攻撃を受けないと思いますよ?」」
「アンラは今後の事を見越して誘っただけだ。来なくてもいい。ブルーとレッドはレベルが上がっても恩恵がないのか?」
「「一応扱える鉱石や武器の量が増えます。でも創造神様に貰ったスキルがあります」」
「う~ん。私もそこまでレベル上げしようとは思わないんだよね」
「そうか。もし種族転生をすることになって、条件が最大レベルでも俺は手伝わないからな?」
「「【荒れ果て荒野】行きます!」」
ブルーとレッドは神速の手のひら返しを見せてくれた。多分手の周りには暴風が吹き荒れているだろう。
「種族転生……気になるなぁ。よし、自分でレベル上げてこよう!」
「それは別に構わないが、危険だぞ?」
俺のせいで。俺はあそこに一人で行きたくない。いくら楽勝でも気持ち悪かった。レベル上げには最適だけど。……他のプレイヤーがあそこを通るときまでにはどうにかしておこう。多分、きっと。
「大丈夫だよ! 危険だったら帰ってくるから!」
「こういう時にアンラが嫁だったらなぁ」
「ちょ、ちょっとキ……いやおにぃ! 私達兄妹だよ!?」
「いや、【愛縁】で遠くに行っても連絡が取れるようになるから便利だなってだけで」
おや? アンラは何を勘違いしたのかな? ん? んん? んんん?
因みに遠距離で連絡を取れるって言うのは本当だ。アイコンタクトみたいな。普通のプレイヤーでもある程度の距離はチャットで連絡できるけど、【愛縁】はどこからでも連絡が取れる。
「~~~///」
アンラは顔を真っ赤にさせた。珍しいなぁ、アンラはいつもからかう側だからな。
「それより写真を撮る方法の方が気になるんだけど?」
「カオリには無理だ」
「せめて理由を言って!?」
「写真を撮るためには魔法を使うんだ。ま、【概念〈時空間〉属性魔法】を使うやつだからすぐには使えないだろうけど」
「なんで概念魔法なんて使うのよ?」
「よく考えてみろ。写真を撮るということはその場面を切り取るということだ。だから時空間」
「でもそれじゃあ写真が撮れるようになるのはまだ先?」
「いや? 概念魔法で両方とも覚えたら初級魔法として使えるようになるぞ」
その概念魔法を覚えるまでが大変だけどね。俺だって【賢者】のお陰で使えてるわけだし。取得方法が不明だからいつ使えるようになるのかは分からない。
「キラ! 【荒れ果て荒野】に行くよ!」
「唐突だな。俺から言い出したことだけど」
俺から言い出したので文句は言わない。レベル上げをする気になったのなら別に止める必要はないしな。
「んじゃ早速。ミライ達はどうする?」
「私はキラ君についていきます。ちょっと力試しを」
「……私、も」
「じゃ行ってくるわ。カオリ、後は頼んだ」
「私も行くわよ! 何仲間外れにしようとしてるのよ! 私キラの嫁なんだけど!? もっと嫁は大事にしないと愛想尽かされるわよ!」
「カオリのキラ君への愛はその程度なんですか?」
「……低レベル。……相手、に、ならない」
「──ッ!」
俺が言うのもなんだけど嫁同士は仲良くして欲しいかな。うん。平和が一番。ブルーとレッドが癒しだよな。……ロリコンじゃないで(ry
サクッと【転移】で【荒れ果て荒野】ではなくその少し前に移動してきた。理由は心の準備のためだ。
「いいか、絶対に俺達から離れるなよ。特にブルーとレッド。お前たちは普通のプレイヤーだ。生産職だからプレイヤーからはダメージが無いが魔物からは普通に喰らう。ここの魔物は強い。アンラも注意しろよ」
「わかってるって」
「「わかりました!」」
「よし。ミライ達は離れすぎない程度で遊んでていいぞ」
ミライ達はかなりの強さだからな。多分苦戦することはないと思う。ミライとかは魔法でどうにかなるだろう。
そして、俺達は【荒れ果て荒野】に侵入した。
果たして、そこにはうじゃうじゃと数えるのも面倒臭い程の魔物がいた。ここ、クレアシオンより危険じゃないか?
「じゃ、後で集合な」
「わかりました」
「わかったわ」
「……わかた」
ミライ達と別れ、俺達はさらに進む。




