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チート級スキルを得たゲーマーのやりたいことだけするVRMMO!  作者: しりうす
創造神に会いに行こう!あとついでに龍神も
47/176

Save40 チートじゃない!?

ヒュン


 風切り音がした。——————()()()()()()()()


「え?」


 当然ミライは反応できていない。そもそも、こんな危険な所で呑気に話している方が異常なのだ。いつ何時敵に襲われるかわからない中、悠長に誰かを褒めている場合ではないのだ。俺も【結界】とか貼っておけば良かったが、今更そんなとこを言っても後の祭り。だが———


「【静止(ストップ)】」


 ここには最強のプレイヤー、つまり俺がいるわけで。


「えっ?」

「嘘……」

「……ん!?」


 俺がそれを使ったことによって、ミライ、カオリ、サクラが目を見開いて驚いていた。それもそうだろう。だって、放たれた矢を空中で静止させているのだから。


「【反射(バウンド)】」

 

 その言葉でミライに向いていた鏃が敵の方を向いた。つられてミライたちもそちらを向く。そこには——————十を超えるリザードマンがいて、その全員が俺達に向けて弓を引き絞っていた。その光景に体を強張らせるミライたちを尻目に、俺は絶対に逃がさないように魔法を使った。


「【固定(フィット)】」


 この魔法によって敵を全てその空間に固定した。これが指し示すことはつまり。空間ごと移動しない限り動けないことであり、彼奴等が自分たちが動けないことを悟り驚愕しているが、表情を無る限りそこまで危険視していないようだ。馬鹿だなぁ、と内心思いながら、四つ目の魔法を使う。


「【複製(ミラージュ)】」


 この魔法で一本だけだった矢を一本から二本、そして四本、八本、十六本──と、どんどん増やしていった。

 するとどうだろう。今までなぜか余裕の表情をしていたリザードマンたちが慌てだした。空間ごと固定されてるから逃げれないけど。そしてこの矢、恐ろしいことにまだ動ける。


 どういう事かというと、この矢は停止させてはいるが、運動力?はそのままなのだ。つまり、矢にかけている魔法【静止】を解けば、矢は一気にリザードマンたちに襲い掛かる。

 そして、今まさに矢の数が一千本を超えた矢が、一斉に掃射された。


「【始動(ゴー)】」


 そのたった一言によって。


 瞬間、空間固定から解かれた矢は、一斉に動けないリザードマンたちに襲い掛かった。頭に突き刺さり、爆散。数十本もの矢が体に刺さり、爆散、などなど。矢が発射されてものの数十秒で全てのリザードマンが爆散していた。


 普段の俺ならここまではしていない。精々【水属性中級魔法・水球幕(フルウォーターボール)】くらいしか使わないだろう。

 ならばなぜここまでしたのか? それは──ミライを攻撃したからだ。それ以外に理由はない。


 たまたま【概念属性上級魔法・静止】を使って、『あれ?これかっこよくね?』と思って【概念属性中級魔法・反射】使った後に『逃げられたら困るな』ってことで【概念属性中級魔法・固定】使って『このまま最後まで完璧にやり遂げてれば超かっこよくね?』と思い【概念属性中級魔法・複製】で数増やしてからの【概念属性上級魔法《静止》付属魔法・始動】を使ったわけじゃない。


「き、キラ君、強すぎませんか?」

「あれ、決闘とかで使われたら手も足も出ずに負けるわよね」

「……最強魔法」


 そうでもないんだよなぁこれが。


「そうでもないぞ?【概念属性魔法】には【空間】【時間】【引力】とかあるけど、直接プレイヤーに干渉できるのは【概念属性神級魔法・引力操作(グラビティフォース)】ぐらいなんだよ。他の魔法、例えばさっき使った【概念属性中級魔法・固定】とかはプレイヤーには使えないし、プレイヤーが使ってる武器にも使えないんだ。唯一干渉できるのが矢とNPCだけなんだよ。でも【概念属性中級魔法・複製】は直接干渉しているわけじゃないから使えるけどね」

「それでも強すぎるわよ!」

「でもこの魔法燃費が悪くてすぐMP無くなるぞ?」

「じゃあなんでキラは使えたのよ!」

「そ、それは……」


 どうする!? ステータスばらすか!? もう既にバレている可能性のあるし、ばらすのは良いんだけど。……よし、ばらしてみるか。


「俺のステータスを見てくれ」


 そう言って俺は、ミライたちに俺のステータスを見せた。


「はぁぁぁぁぁぁああああああああ!?」


 俺のステータス見た瞬間、カオリが叫んだ。気持ちは分からんでもないが、うるさい。


「ステータスが、エラー、ですか?」


 ミライも大声こそ出さないものの、凄く驚いていた。


「……最強」


 多分その通りだよ、サクラ。


「で!? この【武神】とか【賢者】って何!?」

「【武神】は、このゲームにある全ての戦闘スキルや武技を総合したやつで、【賢者】は【武神】の魔法版だな」

「チートじゃない!? キラ、チーターだったの!?」

「違うよ。このスキルは———」


 と、こんな感じでミライたちに洗いざらい、隠すことなく全て話した。その結果、


「へぇ~、キラがソロでβテスト攻略ねぇ」

「やっぱり凄いです!」

「……凄い」

「キラ! 今度皆で戦闘訓練しましょう! もし襲われたときに対処できるように」

「別にいいけど」

「じゃあ決まりね!」


 戦闘訓練をすることになった。別にいいけどね?いざという時戦えなかったら大変だもんね。


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