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特別編 ~お正月~

※今回のお話には地の文がなく、全て会話文で構成されています。

※多少のメタ発言が含まれます。

「キラ君キラ君。遂に2018年が終わって2019年になりましたよ」

「そうだな」

「……あけおめ。……ことよろ」

「いやサクラ……省略せずに言えよ」

「なんにも言っていない人には言われたくないと思うけど?」

「そういうカオリだって何も言ってないじゃないか」

「あけましておめでとう! 今年もよろしくね」

「今言っても遅いから」

「あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします」

「ミライはもう少し空気読もうか」

「あ、それはそうとですね……」

「あ、うん」

「これどうぞ」

「なんだこの紙切れは」

「なんかここに来る前に怪しい人からキラ君に渡すように、と言われ貰いました」

「貰うなよ」

「しっかり成敗したので安心してください!」

「ダメだこの子……人の話を全く聞かない」

「それで? そこにはなんて書いてあるのよ?」

「……早く読む」

「え~っと、なになに?」


『Dear キラ

 この手紙を読んでいる時、きっと僕は既にその次元にはいないでしょう。』


「遺書か? 遺書なのか!?」

「いえキラ君。中二病を悪化させたイタい人かもしれませんよ」

「サクラ、これミライにボコされる未来を言ってるんじゃないかしら?」

「……多分、それ」

「それよりも早く続きを読んでください!」

「わかった」


『本当は僕がやった方が良いんだろうけども、キラに任せます。決して面倒だから丸投げしたわけじゃありません』


「丸投げしやがったな」

「丸投げですね」

「丸投げね」

「……丸投げ」


『そしてキラ、君に託す本当は僕がやらなければいけないこと。それは──』


「それは?」

「それは、なんですか?」


『それは──この作品の振り返りです!』


「メタじゃねぇか!」

「登場人物に振り返らせるんですね……」

「この作者ダメダメじゃないかしら?」

「……はりきってこー」

「サクラがノリノリ……」

「もう決まっていることですし、良いんじゃないですか?」

「そうね。仕方のない事だし、我慢してやりましょう」

「……まずは、裏話」

「ここに紹介しろって書かれてあるんだけど、その全てが裏話なんだが」

「……気にしない」

「ア、ハイ。……ゴホン。えーと、じゃあ一つ目は、『何故か増えた登場人物』だそうだ」

「あ、それなら私も知ってますよ。カオリとその他大勢の女子ですよね」

「……ん、そう」

「絶対にそれは違うわよ!?」

「いや、強ち間違ってないらしいぞ? ほら」

「え、表も書いてあるの?」


『・登場させる気のなかったキャラ

  ・カオリ   ・ブルー   ・レッド

  ・モミジ   ・シエル   ・ドーター

  ・サナ    ・世界神   ・戦神 ……etc』


「どういう事よ!?」

「あ~、登場はさせても、ヒロインにするつもりはなかったらしいぞ」

「それならサクラは!?」

「ヒロインにする予定があったってさ」

「なんでよ!?」

「主人公とは違う種族だから?」

「くっ……何故か妙に納得がいくわ……ッ!」


「じゃ次な」

「早くないかしら!?」

「気にすんな。尺がないんだよ」

「ついにキラもメタ発言を……」

「次は『本当はこんなはずじゃなった』だってさ」

「それもカオリがヒロインになった事じゃないですか?」

「だからそれは……間違ってる、わよね?」

「残念だがカオリ……少し合ってる」

「なんで!?」

「本当は、ミライとキラが告白し合ってからカオリとサクラって流れだったのが、カオリ→サクラ→ミライの順になっったんだってさ」

「あ~そういうことね。なら仕方ないかもしれないわ」

「他にも俺をこんなに強くするはずじゃなかった。とかこんなに女子プレイヤーを出すはずじゃなかった……とかいっぱいあるな」

「流石に多いから省略ね」

「次で最後か。『今までで一番の失態』……」

「これはあれしかないですね」

「あれ以外に考えられないわ」

「……もっと詫びるべき」

「お察しの通り、『更新ペースに関する全て』だ」

「作者に代わって今ここで私達が謝罪するわ」


「「「うちの馬鹿作者がご迷惑をかけてしまい、申し訳ございませんでした!」」」

「……ごめん、ね?」


「これですべてかしら」

「あぁ。これで終わりだ」

「あれ? キラ君、裏に何か書いてありませんか?」

「ん? あ、本当だ。四つ折りだったから開いたときに見えなかったのかな」


『やぁ、これを読んでいるということは、無事に僕に代わって謝罪をしてくれたってことかな?』


「ミライ、後でこいつ特定してボコろう」

「キラ、私も行っていいわよね」

「……私、も」

「勿論だ。皆でタコ殴りにしよう」


『それじゃあ、謝罪も済んだところで。下に書いてあることを言ってね』


「今は怒りを鎮めて、早くこの場を終わりにしましょう」

「そうだな。え~っと。あ、これは確かに言うべきだな。てか俺達も言うつもりだったっての」


「「「これからもどうぞ、よろしくお願いします!」」」

「……よろ」


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