C.f.t ショート
僕と彼女との初めての口付けはほろ苦い物だった。
営業で出向いた都市部、初めての出会いは路地裏の人気のない所だ。
彼女は眠そうな瞳の特徴のある娘だ
『僕は人に甘いし、器の小さい奴だよ。』
それでも彼女は僕を信じて、付き合ってくれた。
僕は彼女を愛した、彼女の為と思い、無い頭を全面に押し出して考えた。
考えるよりも先に薄紅の唇が、僕を包んだ。
時間が経ち僕等は別れた。
...僕は彼女の為になれたであろうか、捨てられた僕は結局、取っ替えの聞く代用品であったのだろうか。
否、僕の鋼の心はいつかまた人を温めるんだ。
130円で買える温もり、缶コーヒーは常にそうでありたいと考えた。
《空き缶はリサイクルで生まれ変わります》
一番美味しいのはエメラルドマウンテ◯です。
異論は認めます。